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公開番号2024164352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023079765
出願日2023-05-15
発明の名称ノイズ特定支援装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G01R 31/00 20060101AFI20241120BHJP(測定;試験)
要約【課題】ノイズ源を特定することを支援することができるノイズ特定支援装置を提供する。
【解決手段】ノイズ特定支援装置1は、モデル生成部41と、係数特定部42とを備える。モデル生成部41は、複数の電子部品を含む電気回路に生じるノイズを表す値を目的変数とし、電気回路を複数のブロックに分割して構成した複数の回路ブロックにおいてそれぞれの回路ブロックの動作状態を表す値を説明変数として回帰分析を行うことで、目的変数を、各回路ブロックにそれぞれ対応する説明変数、及び、説明変数ごとに求められる係数で表した重回帰式で示されるモデルを生成する。係数特定部42は、モデル生成部41により生成されたモデルの係数を特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電子部品を含む電気回路に生じるノイズを表す値を目的変数とし、前記電気回路を複数のブロックに分割して構成した複数の回路ブロックにおいてそれぞれの前記回路ブロックの動作状態を表す値を説明変数として回帰分析を行うことで、前記目的変数を、各前記回路ブロックにそれぞれ対応する前記説明変数、及び、前記説明変数ごとに求められる係数で表したモデルを生成するモデル生成部と、
前記モデル生成部により生成された前記モデルの前記係数を特定する係数特定部と、を備えることを特徴とするノイズ特定支援装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記説明変数は、前記回路ブロックの動作状態を表す値として、前記回路ブロックに流れる電流値、前記電子部品としてのスイッチング素子を駆動する周波数、及び、前記回路ブロックで通信される信号パターンを表す値の少なくとも1つの値を含み、
前記モデル生成部は、前記複数の回路ブロックにおいてそれぞれの前記回路ブロックの前記少なくとも1つの値を前記説明変数として回帰分析を行うことで、前記目的変数を、それぞれの前記回路ブロックの前記少なくとも1つの値ごとに対応する前記説明変数、及び、前記説明変数ごとに求められる前記係数で表した前記モデルを生成する請求項1に記載のノイズ特定支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノイズ特定支援装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1には、ノイズ等に基づく異常値の影響を抑えることを可能とする機械学習装置が記載されている。この機械学習装置は、製造機械の内的データ及び外的データの少なくとも一方を含む入力データを取得する状態観測部と、入力データにおける異常を検出し、安全な入力データを出力する入力安全回路と、安全な入力データに基づいて学習モデルを用いた推論を実行し、推論結果としての推論データを出力する機械学習部と、推論データにおける異常を検出し、安全な推論データを出力する出力安全回路と、安全な推論データに基づく出力データを出力する出力部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-086928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に記載の機械学習装置は、ノイズ等に基づく異常値の影響を抑えるものである。ところで、従来、作業者は、電気回路に生じるノイズ源を特定する作業を行うことがある。この場合、作業者は、電気回路には複数の機能が含まれおり、また、電気回路を動作させる様々なデータパターンがあるため、膨大な量を検証する必要があり、作業工数の増加が問題となっている。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ノイズ源を特定することを支援することができるノイズ特定支援装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るノイズ特定支援装置は、 複数の電子部品を含む電気回路に生じるノイズを表す値を目的変数とし、前記電気回路を複数のブロックに分割して構成した複数の回路ブロックにおいてそれぞれの前記回路ブロックの動作状態を表す値を説明変数として回帰分析を行うことで、前記目的変数を、各前記回路ブロックにそれぞれ対応する前記説明変数、及び、前記説明変数ごとに求められる係数で表したモデルを生成するモデル生成部と、前記モデル生成部により生成された前記モデルの前記係数を特定する係数特定部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るノイズ特定支援装置は、係数特定部により特定された係数に基づいて、電気回路で生じるノイズに影響を及ぼしていると推定される回路ブロックを特定することができ、特定した回路ブロックに基づいて電気回路のノイズ源を特定することを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るノイズ特定支援装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る説明変数としての複数の回路ブロックを示す図である。
図3は、実施形態に係るノイズ特定支援装置の動作例を示すフローチャートである。
図4は、実施形態に係る信号パターンを示す図である。
図5は、実施形態の変形例に係るノイズ特定支援装置の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図面を参照しながら実施形態に係るノイズ特定支援装置1について説明する。ノイズ特定支援装置1は、例えば、車載機器の電気回路ECに生じるノイズの発生源を特定することを支援するものである。ノイズ特定支援装置1は、例えば、車載機器を出荷する前のテスト環境下で使用される。ノイズ特定支援装置1は、図1に示すように、入力部10と、出力部20と、記憶部30と、回帰分析部40とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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