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公開番号2024164345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023079756
出願日2023-05-15
発明の名称土壌含水量測定装置及び土壌含水量の測定方法
出願人株式会社ダイクレ
代理人個人,個人
主分類E02D 1/00 20060101AFI20241120BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】土壌の含水量を簡単に測定可能な土壌含水量測定装置を安価に提供する。
【解決手段】土壌含水量測定装置1は、法面工法において法面に圧着された状態の受圧板8に接続され、被測定土壌9に少なくとも一部領域が埋設されたアンカー材7と、該アンカー材7に接続され、当該アンカー材7を介してラジオ信号又はテレビ信号を検出するコイル部3と、該コイル部3に接続され、当該コイル部3で検出するラジオ信号又はテレビ信号と予め記憶した被測定土壌9の含水量の基準信号とを比較演算して被測定土壌9の含水量を算出する含水量算出部4とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
法面工法を利用した土壌の含水量を測定する土壌含水量測定装置であって、
法面工法において法面に圧着された状態の受圧板に接続され、被測定土壌に少なくとも一部領域が埋設されたアンカー材と、
該アンカー材に接続され、当該アンカー材を介してラジオ信号又はテレビ信号を検出する信号検出部と、
該信号検出部に接続され、当該信号検出部で検出するラジオ信号又はテレビ信号と予め記憶した前記被測定土壌の含水量の基準信号とを比較演算して前記被測定土壌の含水量を算出する含水量算出部とを備えることを特徴とする土壌含水量測定装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1に記載の土壌含水量測定装置において、
前記受圧板は、繊維強化プラスチック材からなることを特徴とする土壌含水量測定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の土壌含水量測定装置において、
前記受圧板は、導電体からなることを特徴とする土壌含水量測定装置。
【請求項4】
法面工法において法面に圧着された状態の受圧板に接続され、被測定土壌に少なくとも一部領域が埋設されたアンカー材を介してラジオ信号又はテレビ信号を検出した後、当該ラジオ信号又はテレビ信号と予め記憶した前記被測定土壌の含水量の基準信号とを比較演算して前記被測定土壌の含水量を算出することを特徴とする土壌含水量の測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、土砂災害を予測するために土壌の含水量を測定する土壌含水量測定装置及び土壌含水量の測定方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、土砂災害は、その土砂災害の発生した土壌における含水量が深く関係することが一般的に知られており、近年では、土壌の含水量を測定することにより、土砂災害の発生を事前に且つ正確に予測する試みがなされている。この土壌の含水量の測定は、例えば、特許文献1に開示されている測定方法により行うことが考えられる。この特許文献1では、金属製の円筒状電極とその内側に配設された金属製の棒状電極との間に被測定土壌を詰め込んだ後、円筒状電極と棒状電極とに接続された容量計により周波数が20~60MHzの高周波を用いて静電容量を測定し、その測定した静電容量を用いて比誘電率を計算することにより、土壌の含水量を推定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭51-16994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1では、被測定土壌の含水量を調べるために高周波を発生させる容量計と2つの電極とが必要であるため、装置が高額になって測定コストが嵩んでしまう。特に、土砂災害が発生しそうな多くの場所において含水量の変化を常時監視しようとする場合、測定装置が測定場所毎に必要になるので測定装置の設置コストが著しく嵩んでしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、土壌の含水量を簡単に測定可能な土壌含水量測定装置を安価に提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、ラジオ信号又はテレビ信号を利用して土壌の含水量を測定するようにしたことを特徴とする。
【0007】
具体的には、法面工法を利用した土壌の含水量を測定する土壌含水量測定装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0008】
すなわち、第1の発明では、法面工法において法面に圧着された状態の受圧板に接続され、被測定土壌に少なくとも一部領域が埋設されたアンカー材と、該アンカー材に接続され、当該アンカー材を介してラジオ信号又はテレビ信号を検出する信号検出部と、該信号検出部に接続され、当該信号検出部で検出するラジオ信号又はテレビ信号と予め記憶した前記被測定土壌の含水量の基準信号とを比較演算して前記被測定土壌の含水量を算出する含水量算出部とを備えることを特徴とする。
【0009】
第2の発明では、第1の発明において、前記受圧板は、繊維強化プラスチック材からなることを特徴とする。
【0010】
第3の発明では、第1の発明において、前記受圧板は、導電体からなることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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