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公開番号
2024161572
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-19
出願番号
2024140012,2023552753
出願日
2024-08-21,2022-09-05
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241112BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】インダクタンスを低減できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】複数の半導体モジュール(30)は、上アームモジュール(30H)と、上アームモジュールと積層方向に並んで配置された下アームモジュール(30L)を含む。冷却器(40)の熱交換部(41)は、積層方向において上アームモジュールおよび下アームモジュールのそれぞれを両面側から冷却するように多段に配置され、半導体モジュールとともに積層体(45)をなしている。コンデンサモジュール(50)は、積層方向において積層体の一端側に配置されている。コンデンサモジュールと半導体モジュールとを電気的に接続する電源バスバー(61)は、熱交換部の少なくともひとつを跨ぐように積層方向に延びている。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
上下アーム回路(10)の上アーム(10H)を構成する上アームモジュール(30H)と、前記上下アーム回路の下アーム(10L)を構成し、前記上アームモジュールと積層方向に並んで配置された下アームモジュール(30L)と、を含む複数の半導体モジュール(30)と、
前記積層方向において前記上アームモジュールおよび前記下アームモジュールのそれぞれを両面側から冷却するように多段に配置され、複数の前記半導体モジュールとともに積層体(45)をなす複数の熱交換部(41)を有する冷却器(40)と、
前記積層方向において前記積層体の一端側に配置されたコンデンサ(50)と、
前記コンデンサと前記半導体モジュールとを電気的に接続し、前記熱交換部の少なくともひとつを跨ぐように前記積層方向に延びた電源バスバー(61)を含む複数のバスバー(60)と、を備え、
前記電源バスバーは、前記コンデンサの正極と前記上アームモジュールとを電気的に接続する正極バスバー(61P)と、前記コンデンサの負極と前記下アームモジュールとを電気的に接続する負極バスバー(61N)と、を含み、
複数の前記バスバーは、前記上アームモジュールと前記下アームモジュールとを電気的に接続し、前記積層方向において前記コンデンサから遠ざかる側に延びる出力バスバー(62)を含む、電力変換装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記上アームモジュールおよび前記下アームモジュールの一方である第1半導体モジュールは、他方である第2半導体モジュールよりも、前記積層方向において前記コンデンサから離れており、
前記第1半導体モジュールに接続された前記電源バスバーである第1電源バスバーと、前記第2半導体モジュールに接続された前記電源バスバーである第2電源バスバーおよび前記出力バスバーの少なくとも一方とは、互いに板面が対向して前記積層方向に延びている、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
複数の前記半導体モジュールは、半導体素子(32)と、前記半導体素子を封止する封止体(31)と、前記半導体素子に電気的に接続され、前記封止体から外部に突出して対応する前記バスバーに接続された複数の主端子(35)と、をそれぞれ有し、
複数の前記主端子は、前記積層方向において前記半導体素子の表面に接続された第1主端子(35E)と、前記半導体素子の裏面に接続された第2主端子(35C)と、を含み、
共通の前記半導体モジュールにおいて、前記第1主端子の突出部分と前記第2主端子の突出部分とは、前記積層方向に直交する一方向に並んでいる、請求項2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
複数の前記半導体モジュールは、多相の前記上下アーム回路を構成する複数の前記上アームモジュールおよび複数の前記下アームモジュールを含み、
複数の前記上アームモジュールおよび複数の前記下アームモジュールのそれぞれは、前記一方向に並んで配置されている、請求項3に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記下アームモジュールは、前記上アームモジュールに対して前記半導体素子の表裏面が反転するように配置され、前記第1主端子と前記第2主端子との並びが前記上アームモジュールとは逆である、請求項3または請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項6】
複数の前記主端子の突出部分は、屈曲部(351)をそれぞれ有し、
前記屈曲部よりも突出先端側の部分の板面が、対応する前記バスバーの板面と対向している、請求項3または請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項7】
各主端子の突出部分において、前記封止体側の端部から前記屈曲部までの長さが、前記屈曲部から突出先端までの長さよりも短い、請求項6に記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記第1電源バスバーは、前記コンデンサに接続された基部(66)と、前記基部に接続され、前記積層方向に延びる部分を含む延設部(67)と、を有し、
前記第1電源バスバーの延設部は、前記主端子の突出部分、前記第2電源バスバーにおける前記積層方向の延設部分の少なくとも一部、および前記出力バスバーにおける前記積層方向の延設部分の少なくとも一部を覆うように配置されている、請求項3または請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記第1電源バスバーの延設部は、前記積層方向において前記上アームモジュールと前記下アームモジュールとの間に設けられたスリット(671)と、前記一方向において前記スリットに隣接し、前記出力バスバーにおける前記積層方向の延設部分と並走する並走部(672)と、前記積層方向において前記コンデンサ側で前記スリットに隣接し、前記並走部から前記一方向に延びて前記第2電源バスバーと対向する対向部(673)と、前記積層方向において前記対向部とは反対側で前記スリットに隣接し、前記並走部から前記一方向に延びて対応する前記主端子に接続された接続部(674)と、を有する、請求項8に記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【関連出願の相互参照】
【0001】
この出願は、2021年10月6日に日本に出願された特許出願第2021-165000号を基礎としており、基礎の出願の内容を、全体的に、参照により援用している。
続きを表示(約 2,400 文字)
【技術分野】
【0002】
この明細書における開示は、電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0003】
特許文献1は、電力変換装置を開示している。この電力変換装置は、複数の半導体モジュールと、冷却器と、コンデンサと、複数のバスバーを備えている。冷却器は、半導体モジュールのそれぞれを両面側から挟むように多段に配置された複数の熱交換部を有している。複数のバスバーは、コンデンサと半導体モジュールとを電気的に接続する電源バスバーを含んでいる。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-295997号公報
【発明の概要】
【0005】
特許文献1では、半導体モジュールのそれぞれが、一相分の上下アーム回路を構成している。このような半導体モジュールは、内部に上アームを構成する半導体素子と下アームを構成する半導体素子を有しており、これら半導体素子は積層方向に直交する一方向に並んで配置されている。このため、半導体モジュール内においてPN電流ループが大きくなる。また、コンデンサが、半導体モジュールと熱交換部との積層体に対して、積層方向に直交する一方向に配置されている。半導体モジュールとコンデンサとの間には、熱交換部に対して冷媒を導入または排出するパイプが配置されている。このため、冷却器のパイプを跨いで電源バスバーを配策しなければならず、電源バスバーが長くなる。上記した観点において、または言及されていない他の観点において、電力変換装置にはさらなる改良が求められている。
【0006】
開示されるひとつの目的は、インダクタンスを低減できる電力変換装置を提供することにある。
【0007】
ここに開示された電力変換装置は、
上下アーム回路の上アームを構成する上アームモジュールと、上下アーム回路の下アームを構成し、上アームモジュールと積層方向に並んで配置された下アームモジュールと、を含む複数の半導体モジュールと、
積層方向において上アームモジュールおよび下アームモジュールのそれぞれを両面側から冷却するように多段に配置され、複数の半導体モジュールとともに積層体をなす複数の熱交換部を有する冷却器と、
積層方向において積層体の一端側に配置されたコンデンサと、
コンデンサと半導体モジュールとを電気的に接続し、熱交換部の少なくともひとつを跨ぐように積層方向に延びた電源バスバーを含む複数のバスバーと、を備え、
電源バスバーは、コンデンサの正極と上アームモジュールとを電気的に接続する正極バスバーと、コンデンサの負極と下アームモジュールとを電気的に接続する負極バスバーと、を含み、
複数のバスバーは、上アームモジュールと下アームモジュールとを電気的に接続し、積層方向においてコンデンサから遠ざかる側に延びる出力バスバーを含む。
【0008】
開示された電力変換装置によれば、複数の半導体モジュールを上アームモジュールと下アームモジュールとに分けるとともに、上アームモジュールと下アームモジュールとを積層方向に並ぶ配置としている。これにより、PN電流ループを小さくすることができる。また、コンデンサを積層体に対して積層方向に配置し、電源バスバーを熱交換部の少なくともひとつを跨ぐように積層方向に延設している。これにより、電源バスバー長、つまり電流経路を短くすることができる。この結果、インダクタンスを低減できる電力変換装置を提供することができる。
【0009】
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る電力変換装置の回路構成および駆動システムを示す図である。
電力変換装置を示す斜視図である。
反対側から見た斜視図である。
分解斜視図である。
ケース内の構造を示す斜視図である。
半導体モジュールを示す斜視図である。
半導体素子、基板の表面金属体、および主端子の配置を示す平面図である。
積層体を示す平面図である。
半導体モジュール、冷却器、およびコンデンサの配置を示す平面図である。
図9のX-X線に沿う断面図である。
積層体とバスバーの配置を示す平面図である。
負極バスバーの延設部を接続する前の状態を示す斜視図である。
負極バスバーの延設部を接続した後の状態を示す斜視図である。
PN電流ループを示す図である。
電源バスバー長の短縮を示す図である。
電流経路を示す図である。
電流経路を示す図である。
第2実施形態に係る電力変換装置の回路構成を示す図である。
半導体モジュールを示す斜視図である。
第3実施形態に係る電力変換装置において、積層体とバスバーの配置を示す平面図である。
負極バスバーの延設部を接続する前の状態を示す斜視図である。
負極バスバーの延設部を接続した後の状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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