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公開番号
2024157330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071629
出願日
2023-04-25
発明の名称
電子制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
G06F
15/78 20060101AFI20241030BHJP(計算;計数)
要約
【課題】体格の大型化を抑制する電子制御装置を提供する。
【解決手段】ECU10は、対象に対して処理を行うSoC30と、所定の通信規格を用いて通信装置9と通信することによりSoC30を起動させる信号Sw_comを取得するとき、SoC30を起動させる信号Smを出力する通信ドライバ20と、外部ECU7からのSoC30を起動させる信号Sw_trおよび通信ドライバ20からのSoC30を起動させる信号Smのどちらかを取得するとき、電源電圧Vbに応じた電圧をSoC30に印加することにより、SoC30を起動させる第1変換部41と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象に対して処理を行う処理部(30)と、
所定の通信規格を用いて通信装置(9)と通信することにより前記処理部を起動させる信号(Sw_com)を取得するとき、前記処理部を起動させる信号(Sm)を出力する通信部(20)と、
外部装置(7)からの前記処理部を起動させる信号(Sw_tr)および前記通信部からの前記処理部を起動させる信号(Sm)のどちらかを取得するとき、電源電圧(Vb)に応じた電圧を前記処理部に印加することにより、前記処理部を起動させる電圧制御部(41)と、
を備える電子制御装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記処理部は、前記外部装置からの前記処理部を起動させる信号(Sw_tr)により起動するとき、前記電源電圧に応じた電圧を前記処理部に印加させる信号(Sm)を、前記通信部から前記電圧制御部に出力させる請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記電源電圧に応じた電圧を前記処理部に印加させる信号(Sm)が前記通信部から前記電圧制御部に出力されているとき、前記外部装置からの前記処理部を起動させる信号(Sw_tr)の出力を停止させる請求項2に記載の電子制御装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記電源電圧に応じた電圧を前記処理部に印加させる信号(Sm)の出力を停止させることにより、停止する請求項3に記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記処理部は、
前記通信装置から前記通信部を介して前記処理部に関するアップデート情報を取得し、取得した前記アップデート情報に基づいて、前記処理部のアップデートを行い、
前記処理部のアップデートが完了した後、停止する請求項4に記載の電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、通信ドライバと、通信起動検出回路と、ラッチ回路と、ORゲートと、レギュレータと、マイコンと、電源ICの半導体基板と、を備える電子制御装置が知られている。通信ドライバは、CANを用いて、通信バス線を介して信号を受信すると、受信データをマイコンに送信する。また、マイコンが送信データを通信ドライバに出力すると、通信ドライバは、CANを用いて、送信データに応じたドミナント信号を通信バス線に出力する。通信起動検出回路は、通信バス線にドミナント信号が出力されたことを検出すると、通信開始信号をラッチ回路、ORゲートを介すことで電源立上げ許可信号としてレギュレータに出力する。レギュレータは、ORゲートを介して与えられる信号がハイレベルの場合に動作して、マイコンに電源の電圧を供給する。また、電源ICの半導体基板上には、レギュレータ、通信ドライバ、通信起動検出回路、ラッチ回路が搭載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5195943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者等の検討によれば、特許文献1に記載された構成では、通信ドライバ、通信起動検出回路、ラッチ回路等がそれぞれ別体となっていることから、電源ICの半導体基板の体格が比較的大きくなる。このため、電子制御装置の体格が大型化する。
【0005】
本開示は、体格の大型化を抑制する電子制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、対象に対して処理を行う処理部(30)と、所定の通信規格を用いて通信装置(9)と通信することにより処理部を起動させる信号(Sw_com)を取得するとき、処理部を起動させる信号(Sm)を出力する通信部(20)と、外部装置(7)からの処理部を起動させる信号(Sw_tr)および通信部からの処理部を起動させる信号(Sm)のどちらかを取得するとき、電源電圧(Vb)に応じた電圧を処理部に印加することにより、処理部を起動させる電圧制御部(41)と、を備える電子制御装置である。
【0007】
これにより、通信部は、通信装置と通信する機能および処理部を起動させる信号を出力する機能の両方を有する。このため、通信機能および起動信号出力機能を有するものが、別体となっていないで、一体となっている。したがって、電子制御装置の体格の大型化が抑制される。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の電子制御装置が用いられるシステムの構成図。
通常の場合におけるシステムの外部ECUにより電子制御装置のSoCが起動した後の処理を示すフローチャート。
通常の場合における外部ECUによるSoCの停止を示すフローチャート
OTAリプログラミングを行うため外部ECUによりSoCが起動した後の処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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