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公開番号2024159008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074717
出願日2023-04-28
発明の名称流体回路システム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類F16K 11/074 20060101AFI20241031BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】圧力損失を抑制しつつ、複数の接続機器への流体の流れを切り替える流体回路システムを提供すること。
【解決手段】
複数の接続機器WC、CH、HC、LT、PT、BTへ流体を導く流体回路システムは、流体回路FCと、流体の流れを切り替える複数のバルブ装置MV1、MV2、MV3と、を備える。複数のバルブ装置は、流入口P11、P14、P21、P26、P31、P33および流出口P12、P13、P22、P23、P24、P25、P32、P34、P35が形成された筐体と、流入口および流出口を開閉する弁部材と、を有するとともに、流入口および流出口のうちの少なくとも一方を複数有する多方弁構造であって、複数のバルブ装置のうちの所定のバルブ装置の開放状態とされた不要流入口および不要流出口への流体の流れを、複数のバルブ装置のうちの所定のバルブ装置とは異なるバルブ装置の流入口および流出口を閉塞して禁止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の接続機器(WC、CH、HC、LT、PT、BT、EH)へ流体を導く流体回路システムであって、
前記流体が流れる流体回路(FC)と、
前記流体回路を流れる前記流体の流れを切り替える複数のバルブ装置(MV1、MV2、MV3、MV4、MV5、MV6、RV)と、を備え、
前記複数のバルブ装置は、前記流体を導入させる流入口(P11、P12、P13、P14、P21、P23、P24、P25、P26、P31、P33、P35、P41、P44、P52、P54、P55、P61、P63、P64、RP1、RP4、RP8、RP10)および前記流体を前導出させる流出口(P11、P12、P13、P14、P22、P23、P24、P25、P26、P32、P33、P34、P35、P42、P43、P45、P51、P53、P56、P62、P65、RP2、RP3、RP5、RP6、RP7、RP9)が形成された筐体(M10、R10)と、前記筐体の内部に収容され、前記流入口および前記流出口を開閉する弁部材(MD1、MD2、MD3、MD4、MD5、MD6、R40、B)と、を有するとともに、前記流入口および前記流出口のうちの少なくとも一方を複数有する多方弁構造であって、前記弁部材によって前記流体を流すことが必要な前記接続機器へ前記流体を導くとともに、前記流体を流すことが不要な前記接続機器へ前記流体が流れることを禁止することを切り替え可能であって、
前記流入口のうち、前記流体を流すことが不要な前記接続機器に接続される流入口を不要流入口とし、前記流出口のうち、前記流体を流すことが不要な前記接続機器に接続される流出口を不要流出口としたとき、
前記複数のバルブ装置のうちの所定のバルブ装置の開放状態とされた前記不要流入口および前記不要流出口への前記流体の流れを、前記複数のバルブ装置のうちの前記所定のバルブ装置とは異なるバルブ装置の前記流入口および前記流出口を閉塞して禁止する流体回路システム。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記不要流入口および前記不要流出口は、少なくとも1つが前記弁部材によって閉塞することができない常時連通する構造である請求項1に記載の流体回路システム。
【請求項3】
前記複数のバルブ装置は、前記弁部材が、回転可能であって前記流体が流れる孔(MD11、MD12、MD21、MD22、MD31、MD32、MD41、MD42、MD51、MD52、MD61、MD62)が形成された可動ディスク(DM1、DM2、DM3、DM4、DM5、DM6)を有するディスクバルブ装置、前記弁部材が、回転可能であって回転位置に応じて前記流入口および前記流出口を開閉する筒状のバルブ(R40)を有するロータリバルブ装置、前記弁部材が、回転可能であって回転位置に応じて前記流入口および前記流出口を開閉する球状のバルブ(B)を有するボールバルブ装置のうちのいずれか1つまたは複数の組合せである請求項1または2に記載の流体回路システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体回路システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車に用いられ、流体である冷却水の流れを切り替える多方弁を備えた流体回路システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この流体回路システムが備える多方弁は、複数の開口部を有するとともに、複数の開口部を開閉する弁体を有している。そして、流体回路システムは、多方弁の弁体を回転させて複数の開口部を開閉させることによって流体の流れを切り替え、流体回路システムに接続される各種接続機器への流体の流れを制御する。
【0003】
具体的に、特許文献1に記載の流体回路システムは、多方弁の開口部のうち、流体を流入させる接続機器に連通する開口部を開口させるとともに、流体を流入させない接続機器に連通する開口部を閉塞する。これにより、流体回路システムは、流体を流入させる接続機器に流体を導き、流体を流入させない接続機器への流体の導出を禁止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
独特許出願公開第102021109743号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の流体回路システムにおいて、流体回路システムに接続される接続機器の数が増えると、接続機器の増加に応じて多方弁の開口部を増加させたり、開口部を開閉する弁体の構造を複雑化させたりする必要が生じる。しかし、発明者の鋭意検討によれば、多方弁の開口部の増加や、弁体の構造の複雑化は、流体が多方弁を流れる際の圧力損失が増加する要因となる。そして、多方弁で発生する圧力損失の増加は、流体回路システム全体の圧力損失が増加する要因となる。
【0006】
本開示は、圧力損失を抑制しつつ、複数の接続機器への流体の流れを切り替える流体回路システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、 複数の接続機器(WC、CH、HC、LT、PT、BT、EH)へ流体を導く流体回路システムであって、
流体が流れる流体回路(FC)と、
流体回路を流れる流体の流れを切り替える複数のバルブ装置(MV1、MV2、MV3、MV4、MV5、MV6、RV)と、を備え、
複数のバルブ装置は、流体を導入させる流入口(P11、P12、P13、P14、P21、P23、P24、P25、P26、P31、P33、P35、P41、P44、P52、P54、P55、P61、P63、P64、RP1、RP4、RP8、RP10)および流体を前導出させる流出口(P11、P12、P13、P14、P22、P23、P24、P25、P26、P32、P33、P34、P35、P42、P43、P45、P51、P53、P56、P62、P65、RP2、RP3、RP5、RP6、RP7、RP9)が形成された筐体(M10、R10)と、筐体の内部に収容され、流入口および流出口を開閉する弁部材(MD1、MD2、MD3、MD4、MD5、MD6、R40、B)と、を有するとともに、流入口および流出口のうちの少なくとも一方を複数有する多方弁構造であって、弁部材によって流体を流すことが必要な接続機器へ流体を導くとともに、流体を流すことが不要な接続機器へ流体が流れることを禁止することを切り替え可能であって、
流入口のうち、流体を流すことが不要な接続機器に接続される流入口を不要流入口とし、流出口のうち、流体を流すことが不要な接続機器に接続される流出口を不要流出口としたとき、
複数のバルブ装置のうちの所定のバルブ装置の開放状態とされた不要流入口および不要流出口への流体の流れを、複数のバルブ装置のうちの所定のバルブ装置とは異なるバルブ装置の流入口および流出口を閉塞して禁止する。
【0008】
仮に、流体を流すことが不要な接続機器に接続される流入口および流出口を弁部材によって必ず閉塞する構成とする場合、バルブ装置における流入口および流出口の大きさが制限される虞がある。そしてこれにより、流入口および流出口の大きさを必要以上に小さくする場合、これら流入口および流出口を流体が流れる際に圧力損失が増加する虞がある。
【0009】
これに対して、所定のバルブ装置の開放状態とされた不要流入口および不要流出口への流体の流れを、所定のバルブ装置とは異なるバルブ装置の流入口および流出口を閉塞して禁止することで、所定のバルブ装置における流入口および流出口の制限を少なくできる。このため、流入口および流出口を流体が流れる際に発生する圧力損失を抑制しつつ、流体を流すことが必要な接続機器へ流体を流すことができる。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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