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公開番号
2024159084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074845
出願日
2023-04-28
発明の名称
プログラム、移動体の制御方法および移動体の制御装置
出願人
株式会社セック
代理人
個人
,
個人
主分類
G05D
1/43 20240101AFI20241031BHJP(制御;調整)
要約
【課題】移動体の種類に関わらず、当該移動体が円滑に移動可能な大域経路を探索することができるプログラム、移動体の制御方法および移動体の制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】プログラムは、移動体10を現在の第1地点Aから、目標到達点となる第2地点Bまで移動させる制御を制御装置3に実行させるプログラムである。このプログラムは、第1地点Aでの移動体10の進行方向を規制する第1規制部1と、第2地点Bに対する移動体10の進入方向を規制する第2規制部2とを仮想的に設定する設定工程と、第1地点Aおよび第2地点Bを含む地図に関する地図情報332と、第1規制部1と、第2規制部2とに基づいて、第1地点Aから第2地点Bまで移動体10が移動する大域経路GRを探索する探索工程と、制御装置3に実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自律移動する移動体を現在の第1地点から、目標到達点となる第2地点まで移動させる制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1地点での前記移動体の進行方向を規制する第1規制部と、前記第2地点に対する前記移動体の進入方向を規制する第2規制部とを仮想的に設定する設定工程と、
前記第1地点および前記第2地点を含む地図に関する地図情報と、前記第1規制部と、前記第2規制部とに基づいて、前記第1地点から前記第2地点まで前記移動体が移動する大域経路を探索する探索工程と、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記移動体が前記第2地点に到達するまで、前記第1地点が変化するごとに、または、所定時間が経過するごとに、前記設定工程と前記探索工程とを繰り返して前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記設定工程では、前記第1規制部として、前記移動体を囲み、該移動体の正面方向に向かってに開口する第1開口部を有する第1壁部を設定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第1壁部の形状および大きさのうちの少なくとも一方を変更可能とすることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第1開口部の大きさを変更可能とすることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項6】
前記設定工程では、前記第2規制部として、前記第2地点を囲み、該第2地点に対する前記移動体の進入が可能な方向と反対方向に向かって開口した第2開口部を有する第2壁部を設定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記第2壁部の形状および大きさのうちの少なくとも一方を変更可能とすることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記第2開口部の大きさを変更可能とすることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項9】
前記移動体が前記大域経路を移動するときの前記移動体の速度を演算する演算工程を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記移動体は、障害物を検出する検出部を備えるものであり、
前記探索工程では、前記検出部での検出結果と、前記地図情報と、前記第1規制部と、前記第2規制部とに基づいて、前記大域経路を探索することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、移動体の制御方法および移動体の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ダイクストラ法やA*アルゴリズム等のアルゴリズムは、与えられた環境地図において、移動経路を求めるアルゴリズムであり、自律走行ロボットの移動制御に用いられる。このアルゴリズムにより、自律走行ロボットを、例えば現在位置から、障害物等を回避して、ゴールとなる任意の目標位置に到達可能な経路を探索することができる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-123357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、経路探索では、例えば、自律走行ロボットの現在の姿勢角や、目標位置での自律走行ロボットの姿勢角を考慮していない場合、下記のような問題が生じる。例えば自律走行ロボットの後方に目標位置が設定された場合には、自律走行ロボットの現在位置から目標位置に向かって、例えば最短距離となる大域経路が探索される。その際、自律走行ロボットは、超信地旋回可能であれば、現在位置で超信地旋回を行って、目標位置に向かう姿勢角を維持しつつ、走行する。これにより、自律走行ロボットは、大域経路に沿って走行して、目標位置に到達することができる。これに対し、自律走行ロボットが超信地旋回不可の場合は、自律走行ロボットの後方に伸びる大域経路に沿って自律走行ロボットを走行させたり、その走行時の走行速度を求めたりすることが困難であった。また、目標位置での姿勢角が、現在位置から見て手前側を向かせるような目標姿勢角である場合、自律走行ロボットは、超信地旋回可能であれば、大域経路に沿って走行して目標位置に到達した後に、超信地旋回を行うことにより、目標姿勢角に合わせることができる。これに対し、自律走行ロボットが超信地旋回不可の場合は、目標位置に到達したとしても、その後、目標姿勢角に合わせることが困難であった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、移動体の種類に関わらず、当該移動体が円滑に移動可能な大域経路を探索することができるプログラム、移動体の制御方法および移動体の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、自律移動する移動体を現在の第1地点から、目標到達点となる第2地点まで移動させる制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記第1地点での前記移動体の進行方向を規制する第1規制部と、前記第2地点に対する前記移動体の進入方向を規制する第2規制部とを仮想的に設定する設定工程と、前記第1地点および前記第2地点を含む地図に関する地図情報と、前記第1規制部と、前記第2規制部とに基づいて、前記第1地点から前記第2地点まで前記移動体が移動する大域経路を探索する探索工程と、前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、移動体の種類に関わらず、当該移動体が円滑に移動可能な大域経路を探索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
移動体の移動状態を示す平面図である。
図1に示す移動体のブロック図である。
移動体を移動させる制御プログラムを示すフローチャートである。
第1規制部の第1変形例を示す図である。
第1規制部の第2変形例を示す図である。
第2規制部の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態や変形例について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態や変形例に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態や変形例に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、実施形態や変形例のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
【0010】
<第1実施形態>
以下、図1~図3を参照して、第1実施形態について説明する。図1は、移動体の移動状態を示す平面図である。図2は、図1に示す移動体のブロック図である。図1に示すように、移動体10は、XY平面上で、現在の第1地点Aから、目標到達点となる第2地点Bまで自律移動(自律走行)可能な移動体である。この移動体10は、例えば、AGV(Automated Guided Vehicle)であり、物流倉庫の搬送台車として用いられる。なお、図1では、移動体10が第2地点Bに到達するまで、移動体10に移動に伴って第1地点Aが経時的に変化している。そして、任意の時間での現在の第1地点Aが第1地点A1、第1地点A2、第1地点A3、第1地点A4、第1地点A5の順に図示されている。また、第1地点A1~第1地点A5での移動体10の姿勢も図示されている。第1地点A1~第1地点A5では、一例として、移動体10の任意の中心を決定して、当該中心と各第1地点Aとが重なった状態となっている。
(【0011】以降は省略されています)
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