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公開番号2024157854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072474
出願日2023-04-26
発明の名称運転行動変容支援装置及び運転行動変容支援プログラム
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類B60W 40/09 20120101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約【課題】ドライバの自律的な運転行動の変容を促すことを可能とする運転行動変容支援装置を提供する。
【解決手段】運転行動変容支援装置としてのHCU1は、少なくとも1つのプロセッサを備え、車両のドライバの運転行動の変容を支援する。少なくとも1つのプロセッサは、ドライバの支援受容性を高めるための事前情報をドライバへ向けて提供することと、事前情報に対するドライバの反応を把握することと、ドライバの反応に応じて、実支援の態様を決定することと、決定された実支援の態様に基づいてドライバを支援することと、を実行するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備え、車両のドライバの運転行動の変容を支援する運転行動変容支援装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ドライバの支援受容性を高めるための事前情報を前記ドライバへ向けて提供することと、
前記事前情報に対する前記ドライバの反応を把握することと、
前記ドライバの反応に応じて、実支援の態様を決定することと、
決定された前記実支援の態様に基づいて前記ドライバを支援することと、を実行するように構成された運転行動変容支援装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記実支援することにおいて、前記ドライバの運転時の実支援と、運転終了時の実支援と、を両方実行する請求項1に記載の運転行動変容支援装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記運転時の実支援に対する前記ドライバの反応を把握することを、さらに実行し、
前記決定することにおいて、前記事前情報に対する前記ドライバの反応に応じて、前記運転時の実支援の態様を決定し、前記運転時の実支援に対する前記ドライバの反応に応じて、前記運転終了時の前記実支援の態様を決定する請求項2に記載の運転行動変容支援装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ドライバの内発的意欲を高めるコーチングの手法を用いた前記実支援の態様と、前記ドライバの外発的意欲を高めるゲーミフィケーションの手法を用いた前記実支援の態様と、を選択的に決定する請求項1に記載の運転行動変容支援装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記決定することにおいて、前記コーチングの手法を用いた前記実支援又は前記ゲーミフィケーションの手法を用いた前記実支援の実行による前記ドライバの行動変容の進行ペースが予め設定された設定ペースよりも遅い場合、前記コーチングの手法を用いた前記実支援又は前記ゲーミフィケーションの手法を用いた前記実支援に代えて、前記ドライバに錯覚を感じさせることで、無意識に前記ドライバの行動変容を促すベクションの手法を用いた前記実支援を採用することを決定する請求項4に記載の運転行動変容支援装置。
【請求項6】
車両のドライバの運転行動の変容を支援する運転行動変容支援プログラムであって、
少なくとも1つのプロセッサに、
前記ドライバの支援受容性を高めるための事前情報を前記ドライバへ向けて提供することと、
前記事前情報に対する前記ドライバの反応を把握することと、
前記ドライバの反応に応じて、実支援の態様を決定することと、
決定された前記実支援の態様に基づいて実支援することと、を実行させるように構成された運転行動変容支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書による開示は、車両においてドライバの運転行動の変容を支援する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ドライバの安全運転を支援する技術が知られている。例えば特許文献1に開示の技術は、安全運転に関するリスクが検出された場合に、リスクが検出されていない場合よりも注意喚起を発しやすくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-156031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、リスクが検出された場合のその場限りの安全運転の実行は支援できるかも知れない。しかしながら、ドライバの自律的な運転行動の変容を促すことこそが真の安全運転につながる。
【0005】
この明細書の開示による目的のひとつは、ドライバの自律的な運転行動の変容を促すことを可能とする運転行動変容支援装置及び運転行動変容支援プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、車両のドライバの運転行動の変容を支援する運転行動変容支援装置であって、
少なくとも1つのプロセッサは、
ドライバの支援受容性を高めるための事前情報をドライバへ向けて提供することと、
事前情報に対するドライバの反応を把握することと、
ドライバの反応に応じて、実支援の態様を決定することと、
決定された実支援の態様に基づいてドライバを支援することと、を実行するように構成される。
【0007】
また、開示されたプログラムは、車両のドライバの運転行動の変容を支援する運転行動変容支援プログラムであって、
少なくとも1つのプロセッサに、
ドライバの支援受容性を高めるための事前情報をドライバへ向けて提供することと、
事前情報に対するドライバの反応を把握することと、
ドライバの反応に応じて、実支援の態様を決定することと、
決定された実支援の態様に基づいて実支援することと、を実行させるように構成される。
【0008】
これらによると、実支援の態様は、ドライバへ提供した事前情報に対する反応に応じて、決定される。この事前情報は、支援受容性を高める情報であり、これに対するドライバの反応を織り込んだ実支援を実行するため、ドライバの自律的な運転行動の変容を効果的に促すことが可能となる。
【0009】
なお、特許請求の範囲等に含まれる括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
HCUの概略的構成を示す構成図。
HCUによる処理の例を示すフローチャート。
各タイミングでの情報提供又は支援の意図を説明する図。
コーチングでの事前情報提供を説明する図。
コーチングでの運転中の支援を説明する図。
コーチングでの運転終了時の支援を説明する図。
ゲーミフィケーションでの事前情報提供を説明する図。
ゲーミフィケーションでの事前情報提供を説明する図。
ゲーミフィケーションでの運転中の支援を説明する図。
ゲーミフィケーションでの運転終了時の支援を説明する図。
ゲーミフィケーションでの運転終了時の支援を説明する図。
ベクションでの運転中の支援を説明する図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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