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公開番号
2024157291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071572
出願日
2023-04-25
発明の名称
チャージポンプ回路
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
3/07 20060101AFI20241030BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】チャージポンプ回路において必要なスイッチの数を減少させる。
【解決手段】入力部(41)と出力部(42)とを接続する第1経路(L1)に、第1スイッチ(SW1)と第1ダイオード(D1)との直列接続体(X)を備え、入力部と出力部とを接続し且つ第1経路に並列な第2経路(L2)に、接続点(N1)に接続された第2ダイオード(D2)と、第3ダイオード(D3)と、第3ダイオードと出力部との間に接続された第2スイッチ(SW2)とを備える。チャージポンプ回路(10)は、直列接続体の出力部側の端子(Xb)と基準電位(E)との間に接続された第3スイッチ(SW3)と、接続点(N3)と接続点(N4)との間に接続された第1コンデンサ(C1)と、接続点(N5)と基準電位との間に接続された第2コンデンサ(C2)と、第1~第3スイッチを接続状態及び遮断状態に切り替える駆動回路(30)と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力部(41)から入力される入力電圧を上昇させて出力部(42)へ出力するチャージポンプ回路(10、110)であって、
前記入力部と前記出力部とを接続する第1経路(L1)に、第1スイッチ(SW1)と前記入力部側に自身のアノードが接続された第1ダイオード(D1)との直列接続体(X)を備え、
前記入力部と前記出力部とを接続し且つ前記第1経路に並列な第2経路(L2)に、前記入力部と前記直列接続体の前記入力部側の端子(Xa)との接続点(N1)に自身のアノードが接続された第2ダイオード(D2)と、前記第2ダイオードのカソードに自身のアノードが接続された第3ダイオード(D3)と、前記第3ダイオードのカソードと前記出力部との間に接続された第2スイッチ(SW2)とを備え、
前記直列接続体の前記出力部側の端子(Xb)と基準電位(E)との間に接続された第3スイッチ(SW3)と、
前記第2ダイオードのカソードと前記第3ダイオードのアノードとの接続点(N3)と、前記直列接続体の前記出力部側の端子と前記第3スイッチとの接続点(N4)との間に接続された第1コンデンサ(C1)と、
前記第3ダイオードのカソードと前記第2スイッチとの接続点(N5)と、前記基準電位との間に接続された第2コンデンサ(C2)と、
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び前記第3スイッチを接続状態及び遮断状態に切り替える駆動回路(30)と、
を備える、チャージポンプ回路。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び第3スイッチは、前記接続状態及び前記遮断状態を切り替える制御信号が入力される制御端子(SW1c、SW2c、SW3c)を備え、
前記駆動回路と前記第1スイッチの前記制御端子(SW1c)とを接続する第1制御線(Lc1)と、
前記第1制御線から分岐して前記第2スイッチの前記制御端子(SW2c)に接続された第2制御線(Lc2)と、を備える、請求項1に記載のチャージポンプ回路。
【請求項3】
前記駆動回路は、前記入力部からの前記入力電圧により前記第1コンデンサを充電する際に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを前記遮断状態に切り替え且つ前記第3スイッチを接続状態に切り替え、前記入力電圧よりも上昇させた出力電圧を前記出力部へ出力する際に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを接続状態に切り替え且つ前記第3スイッチを遮断状態に切り替える、請求項1又は2に記載のチャージポンプ回路。
【請求項4】
前記第2ダイオード、前記第3ダイオード、前記第1コンデンサ、及び前記第2コンデンサは単位回路(61、62)を構成し、
前記入力部、前記第1スイッチ、前記第1ダイオード、及び前記第3スイッチと、前記第2スイッチ及び前記出力部との間に、互いに直列に接続された複数の前記単位回路を備える、請求項1又は2に記載のチャージポンプ回路。
【請求項5】
前記出力部はパワー半導体の制御端子であり、
前記パワー半導体の前記制御端子に前記基準電位よりも高い所定電圧が印加されることを条件として、前記パワー半導体は遮断状態から接続状態に切り替えられる、請求項1又は2に記載のチャージポンプ回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チャージポンプ回路に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、第1及び第2のコンデンサと第1~第4のスイッチとを有する昇圧回路と、第1~第4のスイッチを駆動する駆動回路と、を備えるチャージポンプ回路がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-216813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のチャージポンプ回路は、一般的にダイオードよりも高価なスイッチを4つ必要としている。そして、特許文献1に記載のチャージポンプ回路は、4つのスイッチを制御する必要があるため、制御が煩雑になるおそれがあり、未だ改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、チャージポンプ回路において必要なスイッチの数を減少させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための第1の手段は、
入力部(41)から入力される入力電圧を上昇させて出力部(42)へ出力するチャージポンプ回路(10、110)であって、
前記入力部と前記出力部とを接続する第1経路(L1)に、第1スイッチ(SW1)と前記入力部側に自身のアノードが接続された第1ダイオード(D1)との直列接続体(X)を備え、
前記入力部と前記出力部とを接続し且つ前記第1経路に並列な第2経路(L2)に、前記入力部と前記直列接続体の前記入力部側の端子(Xa)との接続点(N1)に自身のアノードが接続された第2ダイオード(D2)と、前記第2ダイオードのカソードに自身のアノードが接続された第3ダイオード(D3)と、前記第3ダイオードのカソードと前記出力部との間に接続された第2スイッチ(SW2)とを備え、
前記直列接続体の前記出力部側の端子(Xb)と基準電位(E)との間に接続された第3スイッチ(SW3)と、
前記第2ダイオードのカソードと前記第3ダイオードのアノードとの接続点(N3)と、前記直列接続体の前記出力部側の端子と前記第3スイッチとの接続点(N4)との間に接続された第1コンデンサ(C1)と、
前記第3ダイオードのカソードと前記第2スイッチとの接続点(N5)と、前記基準電位との間に接続された第2コンデンサ(C2)と、
前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び前記第3スイッチを接続状態及び遮断状態に切り替える駆動回路(30)と、
を備える。
【0007】
上記構成によれば、第2コンデンサの第1電極(一方の電極)は第3ダイオード及び第2ダイオードを介して入力部に接続され、第2コンデンサの第2電極(他方の電極)は基準電位に接続されている。このため、駆動回路により、第2スイッチを遮断状態に切り替えることで、入力部からの入力電圧により第2コンデンサを充電することができる。また、第1コンデンサの第1電極(一方の電極)は第2ダイオードを介して入力部に接続され、第1コンデンサの第2電極(他方の電極)は第3スイッチを介して基準電位に接続されている。このため、駆動回路により、第1スイッチ及び第2スイッチを遮断状態に切り替え、第3スイッチを接続状態に切り替えることで、入力部からの入力電圧により第1コンデンサを充電することができる。
【0008】
第1コンデンサの第2電極は直列接続体を介して入力部に接続され、第1コンデンサの第1電極は第3ダイオード及び第2スイッチを介して出力部に接続されている。このため、駆動回路により、第1スイッチ及び第2スイッチを接続状態に切り替え、第3スイッチを遮断状態に切り替えることで、第1コンデンサの第2電極の電位が入力部からの入力電圧まで持ち上げられる。さらに、第1コンデンサの第1電極に蓄積された電荷が第2コンデンサの第1電極へ移動するため、第2コンデンサの第1電極の電位を入力部からの入力電圧よりも上昇させることができる。そして、入力部からの入力電圧よりも上昇した電圧を、第2コンデンサの第1電極から出力部へ出力することができる。したがって、特許文献1に記載のチャージポンプ回路が4つのスイッチを必要とするのに対して、チャージポンプ回路による昇圧電圧の出力を可能としつつ、必要なスイッチの数を3つに減少させることができる。
【0009】
第1コンデンサの充電時において第1スイッチ及び第2スイッチは共に遮断状態に切り替えられ、第2コンデンサからの昇圧電圧の出力時において第1スイッチ及び第2スイッチは共に接続状態に切り替えられる。このため、第1コンデンサの充電時において第1スイッチ及び第2スイッチを遮断状態に切り替える同一の制御信号により制御し、第2コンデンサからの昇圧電圧の出力時において第1スイッチ及び第2スイッチを接続状態に切り替える同一の制御信号により制御することができる。
【0010】
この点、第2の手段では、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び第3スイッチは、前記接続状態及び前記遮断状態を切り替える制御信号が入力される制御端子(SW1c、SW2c、SW3c)を備え、前記駆動回路と前記第1スイッチの前記制御端子(SW1c)とを接続する第1制御線(Lc1)と、前記第1制御線から分岐して前記第2スイッチの前記制御端子(SW2c)に接続された第2制御線(Lc2)と、を備える。こうした構成によれば、第1スイッチ及び第2スイッチをまとめて遮断状態又は接続状態に切り替えることができ、駆動回路による制御を簡素化することができる。さらに、駆動回路に直接接続される制御線の数を削減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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