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公開番号2024148447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061577
出願日2023-04-05
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 23/65 20230101AFI20241010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】消費電力を大きく増加させることなく、違和感のない合成映像を表示することができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の情報処理装置は、現実空間映像を取得する取得手段と、仮想空間映像を生成する生成手段と、前記現実空間映像に前記仮想空間映像を重畳した合成映像を表示するように制御する制御手段とを有し、前記合成映像を表示せずに前記現実空間映像を表示する場合には、第1の画質の現実空間映像が表示され、前記合成映像を表示する場合に、前記取得手段は、前記第1の画質よりも高い第2の画質の現実空間映像を一時的に取得し、前記制御手段は、前記第2の画質の現実空間映像に基づいて前記仮想空間映像の重畳位置を決定することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
現実空間映像を取得する取得手段と、
仮想空間映像を生成する生成手段と、
前記現実空間映像に前記仮想空間映像を重畳した合成映像を表示するように制御する制御手段と
を有し、
前記合成映像を表示せずに前記現実空間映像を表示する場合には、第1の画質の現実空間映像が表示され、
前記合成映像を表示する場合に、前記取得手段は、前記第1の画質よりも高い第2の画質の現実空間映像を一時的に取得し、
前記制御手段は、前記第2の画質の現実空間映像に基づいて前記仮想空間映像の重畳位置を決定する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記合成映像は、前記第1の画質の現実空間映像に前記仮想空間映像を重畳した映像である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記合成映像を表示する前記場合は、ユーザーが被写体に注目している場合と、前記現実空間映像に所定の被写体が写っている場合との少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ユーザーが被写体に注目している前記場合は、前記ユーザーの視線が所定の時間以上変化していない場合を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記現実空間映像は、現実空間における、前記ユーザーの顔が向けられた方向に対応する部分の映像であり、
前記ユーザーが被写体に注目している前記場合は、前記ユーザーの顔が向けられた方向が所定の時間以上変化していない場合を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1の画質の現実空間映像は、第1の解像度の現実空間映像であり、
前記第2の画質の現実空間映像は、前記第1の解像度よりも高い第2の解像度の現実空間映像である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1の画質の現実空間映像は、第1の読み出し方式で撮像素子から読み出した現実空間映像であり、
前記第2の画質の現実空間映像は、第2の読み出し方式で撮像素子から読み出した現実空間映像である
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第1の画質の現実空間映像は、所定の画像処理が施されていない現実空間映像であり、
前記第2の画質の現実空間映像は、前記所定の画像処理が施された現実空間映像であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記所定の画像処理は、光学補正処理とエッジ強調処理の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記所定の画像処理は、学習済みモデルを用いた画像処理を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および記憶媒体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
現実空間と仮想空間との繋ぎ目のない結合を目的とした複合現実感(MR:Mixed
Reality)に関する技術の1つとして、ビデオシースルー方式のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いるMRシステムが知られている。これは、ビデオカメラなどの撮像装置が撮像した現実空間映像上に、撮像装置の位置姿勢に応じて生成したコンピュータグラフィックス(CG)の映像を重畳表示し、それをHMDのディスプレイなどの表示装置を通して観察するものである。
【0003】
例えば、博物館や美術館などでMRシステムを使用すれば、美術品などの展示物に対してCG映像を重畳することによって、より分かり易い解説を観覧者に提供することができる。また、MRシステムを用いて各種シミュレーションを行うこともできる。例えば、ユーザーの各種パーツ(例えば顔)のCG映像のデータをHMDなどのMRデバイスに予め格納しておけば、ユーザーは、ウィンドウショッピング時にマネキン人形に自身のパーツのCG映像を重畳することによって、疑似的な試着を行うことができる。各種インテリア(例えば絵画や家具)のCG映像のデータをMRデバイスに予め格納しておけば、ユーザーは、部屋にCG映像を重畳(配置)することによって、部屋のレイアウトを疑似的に確認することができる。
【0004】
MRシステムにおいて、CG映像を重畳すべき位置と実際にCG映像が重畳された位置との間にずれがあると、違和感のある合成映像(現実空間映像にCG映像を重畳した合成映像)が表示されることがある。違和感のない合成映像を表示するためには、CG映像を重畳すべき位置を高精度に検出する必要がある。現実空間映像として高解像度の映像を用いれば、CG映像を重畳すべき位置を高精度に検出することができる。
【0005】
特許文献1には、低解像度画像と内容が同じ高解像度画像を生成する技術が開示されている。特許文献1に開示の技術では、高解像度画像と低解像度画像が任意のタイミングで取得され、高解像度画像の特徴点に対応する低解像度画像の対応点が検出される。そして、特徴点と対応点に基づいて高解像度画像を変形することによって、低解像度画像と内容が同じ高解像度画像が生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-147730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、高解像度の現実空間映像を得ようとすると、処理負荷が増し、消費電力も増す。HMDなどのMRデバイスには携帯性が要求されることもあり、バッテリーで駆動できる程度に低い消費電力が要求されることもある。
【0008】
本発明は、消費電力を大きく増加させることなく、違和感のない合成映像を表示することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様は、現実空間映像を取得する取得手段と、仮想空間映像を生成する生成手段と、前記現実空間映像に前記仮想空間映像を重畳した合成映像を表示するように制御する制御手段とを有し、前記合成映像を表示せずに前記現実空間映像を表示する場合には、第1の画質の現実空間映像が表示され、前記合成映像を表示する場合に、前記取得手段は、前記第1の画質よりも高い第2の画質の現実空間映像を一時的に取得し、前記制御手段は、前記第2の画質の現実空間映像に基づいて前記仮想空間映像の重畳位置を決定することを特徴とする情報処理装置である。
【0010】
本発明の第2の態様は、現実空間映像を取得する取得ステップと、仮想空間映像を生成する生成ステップと、前記現実空間映像に前記仮想空間映像を重畳した合成映像を表示するように制御する制御ステップとを有し、前記合成映像を表示せずに前記現実空間映像を表示する場合には、第1の画質の現実空間映像が表示され、前記合成映像を表示する場合に、前記取得ステップでは、前記第1の画質よりも高い第2の画質の現実空間映像を一時的に取得し、前記制御ステップでは、前記第2の画質の現実空間映像に基づいて前記仮想空間映像の重畳位置を決定することを特徴とする情報処理方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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