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公開番号2024145942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058560
出願日2023-03-31
発明の名称X線検査装置
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類G01N 23/04 20180101AFI20241004BHJP(測定;試験)
要約【課題】被検査物の搬送速度を減速することなく、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができるX線検査装置を提供すること。
【解決手段】順次搬送される被検査物WにX線を照射するX線発生器10と、被検査物Wを透過したX線を検出するX線検出器11とを備え、被検査物Wが通過する搬送路を挟んで対向するようにX線発生器10とX線検出器11とが配置されたX線検査装置であって、X線発生器10は、被検査物Wの撮像時、所定角度θの範囲内で回転可能に構成されており、X線検出器11は、X線発生器10の回転に連動して被検査物Wの搬送方向Bと平行な方向に往復移動可能に構成されており、X線発生器10とX線検出器11とは、被検査物Wが撮像開始位置Pw1から撮像終了位置Pw2まで移動する間、被検査物Wに追従するようにX線発生器10が回転するとともにX線検出器11が搬送方向Bに移動しつつ、被検査物Wの撮像を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
順次搬送される被検査物(W)にX線を照射するX線発生器(10)と、
前記被検査物を透過した前記X線を検出するX線検出器(11)と、を備え、
前記被検査物が通過する搬送路(3)を挟んで対向するように、前記X線発生器と前記X線検出器とが配置されたX線検査装置であって、
前記X線発生器は、前記被検査物の撮像時、所定角度範囲内で回転可能に構成されており、
前記X線検出器は、前記X線発生器の回転に連動して前記被検査物の搬送方向と平行な方向に往復移動可能に構成されており、
前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記被検査物が撮像開始位置(Pw1)から撮像終了位置(Pw2)まで移動する間、前記被検査物に追従するように前記X線発生器が回転するとともに前記X線検出器が前記搬送方向に移動しつつ、前記被検査物の撮像を行うX線検査装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、先の被検査物が前記撮像終了位置まで移動した後、次に搬送される被検査物が前記撮像開始位置に到達する前に、前記撮像開始位置に位置する被検査物を撮像可能な位置に戻るよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記X線検出器がエリアセンサによって構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、連結ブラケット(31)を介して連結されてユニット化されており、前記X線発生器の回転に連動して前記X線検出器が前記搬送方向と平行な方向に往復移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、連結ブラケット(31)を介して連結されてユニット化されており、前記X線発生器の回転に連動して前記X線検出器が前記搬送方向と平行な方向に往復移動することを特徴とする請求項3に記載のX線検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、搬送路の途中の検査空間の上方に所定高さ離隔して配置され、順次搬送される被検査物に対して当該検査空間においてX線を照射するX線発生器と、搬送部内にX線発生器と対向して配置され、被検査物を透過したX線を検出するX線ラインセンサと、を備えたX線異物検査装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7060446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のX線異物検査装置において、被検査物に対する露光時間が短いと、得られる透過画像がノイズの多い画像となってしまう。また、例えば比較的厚さのある被検査物を検査する場合、露光時間が短いと、得られる透過画像が不鮮明な画像となってしまう。このため、被検査物に対する露光時間が短いと、検査精度を向上させることができない。
【0005】
これに対し、露光時間を長くすると、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができるが、露光時間を長くする分、被検査物の搬送速度を遅くしたり、場合によっては一時停止させたりする必要があり、効率的な検査を行うことができない。
【0006】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、被検査物の搬送速度を減速することなく、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができるX線検査装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るX線検査装置は、順次搬送される被検査物にX線を照射するX線発生器と、前記被検査物を透過した前記X線を検出するX線検出器と、を備え、前記被検査物が通過する搬送路を挟んで対向するように、前記X線発生器と前記X線検出器とが配置されたX線検査装置であって、前記X線発生器は、前記被検査物の撮像時、所定角度範囲内で回転可能に構成されており、前記X線検出器は、前記X線発生器の回転に連動して前記被検査物の搬送方向と平行な方向に往復移動可能に構成されており、前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記被検査物が撮像開始位置から撮像終了位置まで移動する間、前記被検査物に追従するように前記X線発生器が回転するとともに前記X線検出器が前記搬送方向に移動しつつ、前記被検査物の撮像を行うよう構成されている。
【0008】
この構成により、本発明に係るX線検査装置は、X線発生器とX線検出器とが、被検査物が撮像開始位置から撮像終了位置まで移動する間、被検査物に追従するようにX線発生器が回転するとともにX線検出器が搬送方向に移動しつつ被検査物の撮像を行うので、X線発生器とX線検出器とを固定して撮像する構成と比較して、被検査物の搬送速度を減速することなく露光時間を長くすることができる。このため、本発明に係るX線検査装置は、被検査物の搬送速度を減速することなく、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができる。
【0009】
本発明に係るX線検査装置において、前記X線発生器と前記X線検出器とは、先の被検査物が前記撮像終了位置まで移動した後、次に搬送される被検査物が前記撮像開始位置に到達する前に、前記撮像開始位置に位置する被検査物を撮像可能な位置に戻るよう構成されていることが好ましい。
【0010】
この構成により、本発明に係るX線検査装置は、X線発生器と前記X線検出器とが、先の被検査物が撮像終了位置まで移動した後、次に搬送される被検査物が撮像開始位置に到達する前に、撮像開始位置に位置する被検査物を撮像可能な位置に戻るので、順次搬送される被検査物間の隙間時間を利用してX線発生器とX線検出器とを次の被検査物の撮像に備えて撮像開始位置に位置する被検査物を撮像可能な位置に戻すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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