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公開番号2024144834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023056974
出願日2023-03-31
発明の名称発光素子駆動装置、および発光システム
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02M 3/155 20060101AFI20241004BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数チャンネルの発光素子を駆動する場合に、発光素子の電流精度を向上させることができる発光素子駆動装置を提供する。
【解決手段】発光素子駆動装置(1)において、第1電圧保持部(115A)は、第2発光素子(200)がオフ状態のときに誤差電圧(Vcomp1)と、スロープ電圧(SLP1)の最も低い電圧である第1電圧(ローレベル電圧)との差分を第1差分電圧として保持するように構成され、第2電圧保持部(115B)は、前記第2発光素子がオン状態のときに前記誤差電圧と前記スロープ電圧の前記第1電圧との差分を第2差分電圧として保持するように構成され、補正部(115C)は、前記第2差分電圧と前記第1差分電圧との差分に基づいて前記誤差電圧と前記スロープ電圧の前記第1電圧との間の電圧差を補正するように構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入力電圧に基づいて第1発光素子に第1電源電圧を供給する第1スイッチング電源回路をスイッチング制御するように構成される電源制御部と、
前記入力電圧に基づいて第2電源電圧が供給される第2発光素子のオン状態/オフ状態を制御するように構成されるオンオフ制御部と、
第1電圧保持部と、
第2電圧保持部と、
補正部と、
を備え、
前記電源制御部は、
前記第1発光素子に流れる電流を検出した電流検出信号と基準電圧とが入力されるように構成されるエラーアンプと、
前記エラーアンプから出力される誤差電圧とスロープ電圧とを比較するように構成されるコンパレータと、
を有し、
前記第1電圧保持部は、前記第2発光素子がオフ状態のときに前記誤差電圧と、前記スロープ電圧の最も低い電圧である第1電圧との差分を第1差分電圧として保持するように構成され、
前記第2電圧保持部は、前記第2発光素子がオン状態のときに前記誤差電圧と前記スロープ電圧の前記第1電圧との差分を第2差分電圧として保持するように構成され、
前記補正部は、前記第2差分電圧と前記第1差分電圧との差分に基づいて前記誤差電圧と前記スロープ電圧の前記第1電圧との間の電圧差を補正するように構成される、発光素子駆動装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記補正部は、前記スロープ電圧の前記第1電圧を補正するように構成される、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
【請求項3】
前記第2発光素子は、調光信号のレベルに応じてオンオフ状態が制御され、
前記第1電圧保持部は、前記調光信号がオフレベルからオンレベルに切り替わるタイミングの前の第1所定期間に前記第1差分電圧をサンプリングし、
前記第2電圧保持部は、前記調光信号がオンレベルからオフレベルに切り替わるタイミングの前の第2所定期間に前記第2差分電圧をサンプリングする、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
【請求項4】
前記スロープ電圧の前記第1電圧を生成するように構成される第1電圧生成部と、切替スイッチと、をさらに備え、
前記第1電圧保持部は、第1アンプと、第1コンデンサと、前記第1アンプの出力端と前記第1コンデンサの間に接続される第1スイッチと、を有し、
前記第2電圧保持部は、第2アンプと、第2コンデンサと、前記第2アンプの出力端と前記第2コンデンサの間に接続される第2スイッチと、を有し、
前記補正部は、補正アンプと、前記補正アンプの出力端に接続される第3コンデンサと、を有し、
前記第1アンプは、前記誤差電圧と前記補正アンプの出力とが入力可能に構成され、
前記第2アンプは、前記誤差電圧と固定電圧とが入力可能に構成され、
前記補正アンプは、前記固定電圧、前記第1電圧保持部の出力、前記第2電圧保持部の出力、および前記第3コンデンサの電圧が入力可能に構成され、
前記切替スイッチは、前記補正アンプの出力と前記第1電圧生成部との導通と、前記固定電圧と前記第1電圧生成部との導通とを切り替えるように構成される、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
【請求項5】
前記スロープ電圧の前記第1電圧を生成するように構成される第1電圧生成部をさらに備え、
前記第1電圧保持部は、第1アンプと、第1コンデンサと、前記第1アンプの出力端と前記第1コンデンサの間に接続される第1スイッチと、を有し、
前記第2電圧保持部は、第2アンプと、第2コンデンサと、前記第2アンプの出力端と前記第2コンデンサの間に接続される第2スイッチと、を有し、
前記補正部は、補正アンプと、前記補正アンプの出力端に接続される第3コンデンサと、第3スイッチと、を有し、
前記第1アンプは、前記誤差電圧と前記補正アンプの出力とが入力可能に構成され、
前記第2アンプは、前記誤差電圧と固定電圧とが入力可能に構成され、
前記補正アンプは、第1反転入力端と、第1非反転入力端と、第2反転入力端と、第2非反転入力端と、を有し、
前記第1非反転入力端は、前記第2コンデンサの第1端に接続され、
前記第2非反転入力端は、前記固定電圧の印加端に接続され、
前記第2反転入力端は、前記第3コンデンサの第1端と前記補正アンプの出力端に接続され、
前記補正アンプの出力は、前記第1電圧生成部に入力可能であり、
前記第3スイッチは、前記第1コンデンサの第1端と前記第1反転入力端との導通と、前記第2コンデンサの第1端と前記第1反転入力端との導通と、を切り替える、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
【請求項6】
前記第1電圧生成部は、
第1入力端および第2入力端を含むオペアンプと、
前記オペアンプの出力端に接続される制御端を含むトランジスタと、前記トランジスタの第1端とグランド電位の印加端の間に接続される第1抵抗と、
前記トランジスタの第2端に接続される入力端を含むカレントミラーと、
前記カレントミラーの出力端に接続される第2抵抗と、
を有し、
前記第1入力端には、前記補正アンプの出力が入力可能であり、
前記第2入力端には、前記トランジスタと前記第1抵抗とが接続されるノードが接続される、請求項4または請求項5に記載の発光素子駆動装置。
【請求項7】
前記第1発光素子および前記第2発光素子は、LEDである、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
【請求項8】
請求項1に記載の発光素子駆動装置と、前記第1発光素子および前記第2発光素子と、を備える、発光システム。
【請求項9】
車載用である請求項8に記載の発光システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光素子駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消費電力が小さく寿命の長いLED(発光ダイオード)が様々な用途に用いられる。LEDは、発光素子の一例である。LEDを駆動するLED駆動装置には、複数チャンネルのLEDを駆動可能な構成のものが存在する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-10810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、複数チャンネルのLEDを駆動する場合に、LEDを流れるLED電流の精度低下を抑制することが要望されている。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、複数チャンネルの発光素子を駆動する場合に、発光素子の電流精度を向上させることができる発光素子駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的な発光素子駆動装置は、
入力電圧に基づいて第1発光素子に第1電源電圧を供給する第1スイッチング電源回路をスイッチング制御するように構成される電源制御部と、
前記入力電圧に基づいて第2電源電圧が供給される第2発光素子のオン状態/オフ状態を制御するように構成されるオンオフ制御部と、
第1電圧保持部と、
第2電圧保持部と、
補正部と、
を備え、
前記電源制御部は、
前記第1発光素子に流れる電流を検出した電流検出信号と基準電圧とが入力されるように構成されるエラーアンプと、
前記エラーアンプから出力される誤差電圧とスロープ電圧とを比較するように構成されるコンパレータと、
を有し、
前記第1電圧保持部は、前記第2発光素子がオフ状態のときに前記誤差電圧と、前記スロープ電圧の最も低い電圧である第1電圧との差分を第1差分電圧として保持するように構成され、
前記第2電圧保持部は、前記第2発光素子がオン状態のときに前記誤差電圧と前記スロープ電圧の前記第1電圧との差分を第2差分電圧として保持するように構成され、
前記補正部は、前記第2差分電圧と前記第1差分電圧との差分に基づいて前記誤差電圧と前記スロープ電圧の前記第1電圧との間の電圧差を補正するように構成される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の例示的な発光素子駆動装置によると、複数チャンネルの発光素子を駆動する場合に、発光素子の電流精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、発光システムの構成例を示す図である。
図2は、LED駆動装置の内部構成例を示す図である。
図3は、比較例に係る動作例を示すタイミングチャートである。
図4は、第1実施形態に係るスロープ電圧生成部の構成を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る動作例を示すタイミングチャートである。
図6は、第2実施形態に係るスロープ電圧生成部の構成を示す図である。
図7は、第2実施形態に係る動作例を示すタイミングチャートである。
図8は、バックライト装置の構成例を示す図である。
図9は、車載ディスプレイの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<比較例>
ここでは、まず本開示の実施形態との対比をするための比較例について説明する。比較例について述べることで、課題がより明らかになる。
【0010】
図1は、発光システムの構成例を示す図である。図1に示す発光システム50は、LED駆動装置(発光素子駆動装置)1と、LEDアレイ100と、スイッチング電源回路CH1と、LEDアレイ200と、スイッチング電源回路CH2と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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