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公開番号2024143673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056457
出願日2023-03-30
発明の名称化粧シート、化粧材および化粧材の補修方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20241003BHJP(積層体)
要約【課題】カールの発生を抑制できる化粧シートを提供する。
【解決手段】化粧シートであって、化粧シートは、剥離紙と、粘着剤層と、基材層としての熱可塑性樹脂シートと、意匠層と、透明性樹脂層と、をこの順に備え、剥離紙は、第1のポリオレフィン層と、紙層と、第2のポリオレフィン層と、をこの順に備え、剥離紙のJIS P8113:2006に準拠して測定される、縦方向(MD)の引張強さが8.0kN/m以上であり、横方向(TD)の引張強さが5.6kN/m以上である、化粧シート。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
化粧シートであって、
前記化粧シートは、剥離紙と、粘着剤層と、基材層としての熱可塑性樹脂シートと、意匠層と、透明性樹脂層と、をこの順に備え、
前記剥離紙は、第1のポリオレフィン層と、紙層と、第2のポリオレフィン層と、をこの順に備え、前記剥離紙のJIS P8113:2006に準拠して測定される、縦方向(MD)の引張強さが8.0kN/m以上であり、横方向(TD)の引張強さが5.6kN/m以上である、
化粧シート。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記剥離紙のJIS K7133:1999に準拠して測定される、40℃で72時間保管した後の縦方向(MD)の加熱収縮率が-0.50%以上であり、横方向(TD)の加熱収縮率が-0.40%以上である、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記剥離紙が、第1のポリエチレン層と、紙層と、第2のポリエチレン層と、をこの順に備える、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂シートが、ポリプロピレンシートである、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項5】
前記粘着剤層が、前記粘着剤層における前記剥離紙に向かう面に、空気抜きパターンを有する、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項6】
前記化粧シートが、表面保護層をさらに備える、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項7】
前記化粧シートが、前記透明性樹脂層と前記表面保護層との間に、プライマー層をさらに備える、請求項6に記載の化粧シート。
【請求項8】
前記化粧シートの坪量が、280g/m
2
以下である、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項9】
化粧材の補修用シートである、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項10】
外装材と、前記外装材の少なくとも一部の表面上に設けられた、請求項1~9のいずれか一項に記載の化粧シートと、を備える化粧材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、化粧シート、化粧材および化粧材の補修方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物などの外装材の表面を装飾または保護するために、化粧シートが用いられている(例えば、特許文献1参照)。化粧シートは、例えば、粘着剤層と、基材層と、意匠層と、をこの順に備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-117905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示者らは、従来の化粧シートについて検討したところ、従来の化粧シートはその保管時にカールが発生しやすいことを見出した。本開示の目的は、カールの発生を抑制できる化粧シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の化粧シートは、剥離紙と、粘着剤層と、基材層としての熱可塑性樹脂シートと、意匠層と、透明性樹脂層と、をこの順に備え、剥離紙は、第1のポリオレフィン層と、紙層と、第2のポリオレフィン層と、をこの順に備え、剥離紙のJIS P8113:2006に準拠して測定される、縦方向(MD)の引張強さが8.0kN/m以上であり、横方向(TD)の引張強さが5.6kN/m以上である。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、カールの発生を抑制できる化粧シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、化粧シートの一実施形態を示す模式断面図である。
図2は、化粧シートの一実施形態を示す模式断面図である。
図3は、補修対象である化粧材の一実施形態を示す模式断面図である。
図4は、補修された化粧材の一実施形態を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、あるパラメータに関して複数の上限値の候補および複数の下限値の候補が挙げられている場合、そのパラメータの数値範囲は、任意の1つの上限値の候補と任意の1つの下限値の候補とを組み合わせることによって構成されてもよい。一例として、「パラメータBは、好ましくはA1以上、より好ましくはA2以上、さらに好ましくはA3以上であり、また、好ましくはA4以下、より好ましくはA5以下、さらに好ましくはA6以下である。」との記載について説明する。この例では、パラメータBの数値範囲は、A1以上A4以下でもよく、A1以上A5以下でもよく、A1以上A6以下でもよく、A2以上A4以下でもよく、A2以上A5以下でもよく、A2以上A6以下でもよく、A3以上A4以下でもよく、A3以上A5以下でもよく、A3以上A6以下でもよい。
【0009】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示は多くの異なる形態で実施することが可能であり、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
フィルムおよびシートは、相対的に厚さの薄いものから順にフィルム、シートと呼称される場合がある。しかしながら、本明細書においては、特に断りのない限り、シートは、フィルムを包含する。本明細書において表面および裏面の言葉を使用する場合があるが、表面および裏面の区別に技術的な意味は無く、シートの一方の面を表面としたときに、他方の面が裏面である。
(【0011】以降は省略されています)

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