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公開番号2024140529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051704
出願日2023-03-28
発明の名称移動体、電池筐体および電池ユニット
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H01M 10/6566 20140101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡易な構造であり、かつコストもかからない構成で電池を冷却できる冷却機構を有する移動体を提供すること。
【解決手段】ボディと、前記ボディに配置された、電池セルおよび前記電池セルが配置された電池筐体を有する電池ユニットと、を有し、前記電池筐体は、前記電池セルが配置された電池室と、冷却風が流通する通気路と、前記電池室で前記電池セルに接し、前記通気路で前記流通する冷却風に接する伝熱部材と、を有し、前記通気路は、シャッターの開閉により前記冷却風の流通を制御される、移動体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボディと、前記ボディに配置された、電池セルおよび前記電池セルが配置された電池筐体を有する電池ユニットと、を有し、
前記電池筐体は、
前記電池セルが配置された電池室と、
冷却風が流通する通気路と、
前記電池室で前記電池セルに接し、前記通気路で前記流通する冷却風に接する伝熱部材と、を有し、
前記通気路は、シャッターの開閉により前記冷却風の流通を制御される、
移動体。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記伝熱部材は、前記通気路の内部に突出した通気突出部を有し、
前記通気突出部は、前記流通する冷却風に接する、
請求項1に記載の移動体。
【請求項3】
前記伝熱部材は、前記電池室の内部に突出した電池突出部を有し、
前記電池突出部は、複数の前記電池セルに接する、
請求項1に記載の移動体。
【請求項4】
前記電池室および前記通気路は樹脂製部材により構成され、
前記伝熱部材は、前記樹脂製部材と一体的に成形されている、
請求項1に記載の移動体。
【請求項5】
前記シャッターは、前記電池筐体に配置された、
請求項1に記載の移動体。
【請求項6】
前記ボディは、前記通気路への前記冷却風を導入する開口を、前記ボディの下面に有する、
請求項1に記載の移動体。
【請求項7】
前記ボディは、前記通気路への前記冷却風を導入する開口を、前記ボディの前面に有する、
請求項1に記載の移動体。
【請求項8】
電池セルが配置される電池室と、
冷却風が流通する通気路と、
前記電池室で前記電池セルに接し、前記通気路で前記流通する冷却風に接する伝熱部材と、
開閉により前記通気路への前記冷却風の流通を制御するシャッターと、
を有する、電池筐体。
【請求項9】
請求項8に記載の電池筐体と、
前記電池室に配置された電池セルと、を有する、
電池ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体、電池筐体および電池ユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッドカー(HEV)やプラグインハイブリッドカー(PHEV)や電池自動車(EV)などの電池により駆動される移動体には、車体(ボディ)に搭載される電池を冷却するための冷却機構が設けられることがある。この冷却機構として、従来は冷却水などの冷媒により電池を冷却する構成が用いられている。
【0003】
特許文献1には、車両(移動体)の駆動用バッテリとラジエータとの間で冷却水を循環させて駆動用バッテリを冷却する冷却機構において、シャッターの開閉によりラジエータに走行風を導入してラジエータを冷却する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-115901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1などに記載のように、従来の移動体の冷却機構は、冷却水などの冷媒を用いて電池を冷却する。しかし、このような冷却機構は、冷媒の流通路と、冷媒を冷却するラジエータと、が必要となり、構造が複雑となりやすい。
【0006】
これに対し、ブロアなどにより電池に風を送り込んで風冷する構成とすれば、冷媒が不要となり構成が単純になるとも考えられる。しかし、ブロアにより風冷する構成は、ブロアの駆動コストがかかったり、ブロアそのものが高価であったりする。
【0007】
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造であり、かつコストもかからない構成で電池を冷却できる冷却機構を有する移動体、ならびに当該冷却機構を構成できる電池筐体および電池ユニットを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明の一実施形態は、下記[1]~[7]の移動体に関する。
[1]ボディと、前記ボディに配置された、電池セルおよび前記電池セルが配置された電池筐体を有する電池ユニットと、を有し、
前記電池筐体は、
前記電池セルが配置された電池室と、
冷却風が流通する通気路と、
前記電池室で前記電池セルに接し、前記通気路で前記流通する冷却風に接する伝熱部材と、を有し、
前記通気路は、シャッターの開閉により前記冷却風の流通を制御される、
移動体。
[2]前記伝熱部材は、前記通気路の内部に突出した通気突出部を有し、
前記通気突出部は、前記流通する冷却風に接する、
[1]に記載の移動体。
[3]前記伝熱部材は、前記電池室の内部に突出した電池突出部を有し、
前記電池突出部は、複数の前記電池セルに接する、
[1]または[2]に記載の移動体。
[4]前記電池室および前記通気路は樹脂製部材により構成され、
前記伝熱部材は、前記樹脂製部材と一体的に成形されている、
[1]~[3]のいずれかに記載の移動体。
[5]前記シャッターは、前記電池筐体に配置された、
[1]~[4]のいずれかに記載の移動体。
[6]前記ボディは、前記通気路への前記冷却風を導入する開口を、前記ボディの下面に有する、
[1]~[5]のいずれかに記載の移動体。
[7]前記ボディは、前記通気路への前記冷却風を導入する開口を、前記ボディの前面に有する、
[1]~[6]のいずれかに記載の移動体。
【0009】
上記課題を解決するための本発明の他の実施形態は、下記[8]の電池筐体に関する。
[8]電池セルが配置される電池室と、
冷却風が流通する通気路と、
前記電池室で前記電池セルに接し、前記通気路で前記流通する冷却風に接する伝熱部材と、
開閉により前記通気路への前記冷却風の流通を制御するシャッターと、
を有する、電池筐体。
【0010】
上記課題を解決するための本発明の他の実施形態は、下記[9]の電池ユニットに関する。
[9][8]に記載の電池筐体と、
前記電池室に配置された電池セルと、を有する、
電池ユニット。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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