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公開番号2024140790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052124
出願日2023-03-28
発明の名称(メタ)アクリレート化合物、モノマー組成物、重合性組成物、硬化物及び歯科材料
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61K 6/887 20200101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた曲げ弾性率及び曲げ応力を有する硬化物を形成可能な(メタ)アクリレート化合物を提供する。
【解決手段】3つ以上の(メタ)アクリロイルオキシ基と、ウレタン結合と、環状構造と、を含む、(メタ)アクリレート化合物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
３つ以上の（メタ）アクリロイルオキシ基と、ウレタン結合と、環状構造と、を含む、（メタ）アクリレート化合物。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
（メタ）アクリロイルオキシ基の数と、環状構造の数とが等しい、請求項１に記載の（メタ）アクリレート化合物。
【請求項３】
３価以上のアルコール化合物（Ａ）のヒドロキシ基及びジイソシアネート化合物（Ｂ）のイソシアネート基を反応させて得られる反応物（１）の残存するイソシアネート基と、ヒドロキシ基を含む（メタ）アクリレート化合物（Ｃ）の前記ヒドロキシ基とを反応させて得られる反応物（２）である、請求項１に記載の（メタ）アクリレート化合物。
【請求項４】
下記一般式（１）の構造を３つ以上含む、請求項２に記載の（メタ）アクリレート化合物。
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2024140790000014.jpg
36
95
一般式（１）中、Ｒ
２Ａ
は、環状構造を含む炭素数６～１２の２価の有機基であり、Ｒ
３Ａ
は、炭素数２～２０の２価の有機基であり、Ｒ
４Ａ
は、メチル基又は水素原子である。
【請求項５】
下記一般式（Ａ－１）で表される化合物である、請求項４に記載の（メタ）アクリレート化合物。
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2024140790000015.jpg
42
118
一般式（Ａ－１）中、Ｘはｂ
Ａ
価の炭素数３～２０の有機基であり、Ｒ
１Ａ
は、炭素数２～１０の２価の有機基であり、Ｒ
２Ａ
、Ｒ
３Ａ
及びＲ
４Ａ
は、前記一般式（１）中のＲ
２Ａ
、Ｒ
３Ａ
及びＲ
４Ａ
と同様であり、ａ
Ａ
は０又は１～１０のいずれかの整数であり、ｂ
Ａ
は３～８のいずれかの整数であり、＊は結合位置を表す。
【請求項６】
前記Ｒ
２Ａ
が、以下の式（ａ）～（ｅ）のいずれかで表される基である、請求項４に記載の（メタ）アクリレート化合物。
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2024140790000016.jpg
116
123
式（ａ）～（ｅ）中、＊は結合位置を表す。
【請求項７】
前記Ｘが式（ｆ）～（ｍ）のいずれかで表される基である、請求項５に記載の（メタ）アクリレート化合物。
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2024140790000017.jpg
163
135
式（ｆ）～（ｍ）中、＊は結合位置を表す。
【請求項８】
請求項１～請求項７のいずれか１項に記載の（メタ）アクリレート化合物を含む、モノマー組成物。
【請求項９】
歯科材料用である、請求項８に記載のモノマー組成物。
【請求項１０】
請求項１～請求項７のいずれか１項に記載の（メタ）アクリレート化合物と、重合開始剤と、を含む、重合性組成物。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、（メタ）アクリレート化合物、モノマー組成物、重合性組成物、硬化物及び歯科材料に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
コンポジットレジン等の歯科材料用組成物は、一般的に、モノマーを含有する歯科材料用組成物、重合開始剤等を含有する。
【０００３】
歯科材料用のモノマーとしては、例えば、２，２，４－トリメチルヘキサメチレンビス（２－カルバモイルオキシエチル）ジメタクリレート（ＵＤＭＡ）などが広く知られており、ＵＤＭＡ以外のウレタンアクリレートも報告されている（例えば、特許文献１を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２０１５／１５２２２１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ＵＤＭＡ等の歯科材料用のモノマーは、硬化物に対して優れた曲げ弾性率又は曲げ応力を付与することを目的として使用されることがある。しかし、ＵＤＭＡを用いた硬化物では、曲げ弾性率の点で改善の余地がある。
【０００６】
他方、ＵＤＭＡの代わりに硬化物の曲げ弾性率を向上可能なモノマーを採用すると、硬化物の曲げ応力が低下してしまう場合がある。
【０００７】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、優れた曲げ弾性率及び曲げ応力を有する硬化物を形成可能な（メタ）アクリレート化合物、並びにこれを含むモノマー組成物及び重合性組成物、並びに優れた曲げ弾性率及び曲げ応力を有する硬化物及び歯科材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するための手段は以下の態様を含む。
＜１＞３つ以上の（メタ）アクリロイルオキシ基と、ウレタン結合と、環状構造と、を含む、（メタ）アクリレート化合物。
＜２＞（メタ）アクリロイルオキシ基の数と、環状構造の数とが等しい、＜１＞に記載の（メタ）アクリレート化合物。
＜３＞３価以上のアルコール化合物（Ａ）のヒドロキシ基及びジイソシアネート化合物（Ｂ）のイソシアネート基を反応させて得られる反応物（１）の残存するイソシアネート基と、ヒドロキシ基を含む（メタ）アクリレート化合物（Ｃ）の前記ヒドロキシ基とを反応させて得られる反応物（２）である、＜１＞又は＜２＞に記載の（メタ）アクリレート化合物。
＜４＞下記一般式（１）の構造を３つ以上含む、＜１＞～＜３＞のいずれか１つに記載の（メタ）アクリレート化合物。
【０００９】
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2024140790000001.jpg
36
95
【００１０】
一般式（１）中、Ｒ
２Ａ
は、環状構造を含む炭素数６～１２の２価の有機基であり、Ｒ
３Ａ
は、炭素数２～２０の２価の有機基であり、Ｒ
４Ａ
は、メチル基又は水素原子であり、＊は結合位置を表す。
＜５＞下記一般式（Ａ－１）で表される化合物である、＜４＞に記載の（メタ）アクリレート化合物。
（【００１１】以降は省略されています）

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