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公開番号2024129777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023180697
出願日2023-10-20
発明の名称回転駆動装置
出願人株式会社 Nサイエンス
代理人
主分類F03G 3/00 20060101AFI20240919BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】自然エネルギーを利用し、構造が簡単な安価な装置で、気候条件等の地域性に左右されず、汎用の部品を利用して、機械効率を向上し、運転操作における安全性を考慮し、小型から大型及び、低トルクから高トルクにわたる、あらゆる産業で利用できる回転駆動装置を提供する。
【解決手段】回転駆動装置1の上方位置には、出力軸6に大径スプロケットホイール7を固着配設し、別軸に小径スプロケットホイール8を回転自在に遊設し、下方位置にアイドラ―として機能するスプロケットホイール9を回転自在に遊設し、これらスプロケットホイール群の外周歯に、掛け渡したエンドレスのコンベアチェイン4には、ローラー10を回転自在に配設する。又、アタッチメントには、重錘2を固着配設するキャリヤーを固着して、重錘による、再生可能な自然エネルギーで生成する位置エネルギーを回転手段に作用した、回転駆動装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転駆動装置において、上方位置で、低摩擦トルク軸受を配設した出力軸に固着配設した大径歯付ホイールと、同じく上方位置で、該大径歯付ホイールとは別軸に、低摩擦トルク軸受を配設した歯付小径ホイールと、下方位置で、前記大径歯付ホイールの下方位置に、低摩擦トルク軸受を配設した歯付ホイールと、上方位置と下方位置の前記歯付ホイールに掛け渡したアタッチメントを装備した二列で一対のエンドレス巻き掛け確実伝動手段と、該エンドレス巻き掛け確実伝動手段の該アタッチメントを装備した二列で一対のエンドレス巻き掛け確実伝動手段の対向したアタッチメントに、固着配設したキャリヤーと、該キャリヤーに固着配設した重錘を配設することを特徴とする回転駆動装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1記載の二条配列のエンドレス巻き掛け確実伝動手段において、チェインプ
レート幅よりも外径が大きく、低摩擦トルク軸受を装備したローラーと、チェインが
上下の水平方向移動区間を走行するタイミングにおいて、重錘等の荷重を負荷する
レールを有することを特徴とする回転駆動装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の駆動装置において、上方位置の歯付小径ホイール及び下
方位置の歯付ホイールをそれぞれ支承する保持器なし転がり軸受を装備したテーク
アップユニットと、該テークアップユニットの送りねじに固着して配設したセンサー
制御回転エンコーダと、上方位置の出力軸に固着配設した大径歯付ホイール離脱し
て、下方へ垂下するエンドレス巻き掛け確実伝動手段の揺れ防止手段を有すること
を特徴とする回転駆動装置。
【請求項4】
請求項1又は、2記載の回転駆動装置の出力軸に固着配設したクランクと、該クラ
ンクの回転運動を直線往復運動に変換する回転運動往復直線運動変換装置と、該
回転運動往復直線運動変換装置で操作される巻き掛け伝動手段を巻き掛けた各一
個以上の動滑車及び定滑車で構成する滑車装置と、該滑車装置の最下部動滑車の
吊り下げ巻き掛け伝動手段の上下往復直線運動を回転運動に変換する往復直線運
動回転運変換装置と、該往復直線運動回転運動変換装置で垂下した大型の重錘
と、前記生成する回転運動を伝達されるクランクを固着した出力軸を有することを特
徴とする回転駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重力を回転駆動源として、発電機、ポンプ、コンプレッサー、自転車等の回転機械を回転駆動又は回転揺動する回転駆動装置に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、従来の重力を利用した回転駆動装置に関する先行技術においては、回転軸に垂直に支持された回転体に放射状に支持されると共に半径方向へ往復運動するスライダーを油圧で駆動し、前記スライダーに錘を装着することで回転駆動する技術を開示している(例えば、特許文献1参照)。又、軸受を有する二つで一対の回転体に、軸を有する重錘が移動可能に配設した変形楕円形状穴を二つの回転体に配設し、重錘が移動自在に配設されて、回転体を回転する回転駆動装置を開示している(例えば、特許文献2参照)。しかし、重錘で回転しても、重錘の移動には、油圧ポンプ機構、電力その他のエネルギー供給が必要である。従って、本発明においては、回転に寄与する、重錘の数を多くして、回転力を増大化すると共に簡単な構造で安価な設備費とすることを課題とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-223742号公報
特開2019-019731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術に鑑み、発電機、ポンプ、コンプレッサー等の回転機械類を回転駆動する回転駆動装置として、再生可能な自然エネルギーを利用することを課題とする。又、簡単な構造で安価な装置とすることを課題とする。又、簡単な構造で大出力の回転駆動装置とすることを課題とする。又、地域性に左右されない利用しやすい装置とすることを課題とする。又、日照及び天候に左右されない自然エネルギーを利用することを課題とする。又、フライホイール効果を抑制され難い手段とすることを課題とする。そして又、あらゆる産業、農業及び漁業分野及び住宅で利用し易い装置とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の発明は、エンドレスの巻き掛け歯付伝動装置を二列配設し、各列共に
上方位置で、低摩擦抵抗軸受で回転自在に支持した出力軸には、大径の歯付ホイールを固着配設し、該大径の歯付ホイールとは別軸に、低摩擦抵抗軸受で、回転自在に歯付小径ホイールを配設し、下方位置で、前記大径歯付ホイールの直下に、アイドラ―歯付ホイールを低摩擦抵抗軸受で回転自在に配設する。尚、前記各列の前記三個の歯付ホイールに、アタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段を配設した回転駆動装置とする。各列の前記アタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段には、転動自在にベアリング内装のローラーを配設すると共に該ローラーが上方位置を水平方向移動時において、転動走行するレールを、配設する。さらに又、前記アタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段の対向したアタッチメント間には、キャリヤーをかけ渡して、重錘を固着配設する。重錘の形状としては、適宜に選択できるが、平板状が好ましい。上方位置の大径の歯付ホイール半径と、歯付小径ホイール半径との差は、回転駆動力を大きくする観点からは、大きい程よい。但し、歯付小径ホイールの軸受に対する摩擦抵抗を軽減するためには、歯付小径ホイールの半径は、小さくしないことが好ましいので、考慮することが重要である。又、下方位置で、前記大径歯付ホイールの直下に、アイドラ―歯付ホイールを、低摩擦抵抗軸受で回転自在に配設配設したアイドラ―歯付ホイールの半径は、経済性を考慮した上で、軸受の摩擦抵抗を軽減するためには、できる限り、大きいほど良い。そしてさらに、前記ローラーの半径もできる限り、大きいほど良い。
【0006】
第二の発明は、二列一対で配設したエンドレス巻き掛け確実伝動手段における、
チェインプレート幅よりも外径を大きくすると共にベアリングを装備し、チェインが水平
方向移動時にテーブル上を転がり移動することで摩擦抵抗を軽減するローラーをチェ
インに固着配設する。又、チェインのアタッチメントに、固着配設したキャリヤーに重錘
を、載荷して固着配設する。前記ローラーには、保持器なし転がり軸受を回転自在に配設するが、軸受での摩擦抵抗による機械効率を低減するために、前記保持器なし転がり軸受の外径面上に耐摩耗性ざ質スリーブで被覆する。
又さらに、重錘等の荷重を負荷する。又さらに、上段の水平搬送区間には、懸垂転動
吊架するレールを配設し、下段の水平搬送区間においては、乗り上げ転動支持する
レールを配設する。
【0007】
第三の発明は、上方位置のアイドラ―歯付小径ホイールを支承するテークアップユ
ニットを配設し、アタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段の、摩耗等に
よる伸びを微量検知手段で検知し、適正長さとの差を演算手段で演算すると共に回
転エンコーダに出力し、前記テークアップユニットの送りねじを回転制御調整し、前記
ア歯付小径ホイール及び該歯付小径ホイールの下方位置の歯付ホイール適正位置
へ移動する。そして又、上方位置の出力軸に固着配設した、大径歯付ホイールを離脱して、下方へ垂下する重錘シャフトの振れ振動を防止するために、振れ防止手段を配設する。
【0008】
第四の発明は、第一の発明における、エンドレスの巻き掛け歯付伝動装置で生成
する出力軸の回転運動を動力源として、該出力軸に固着配設したクランクの回転運動を、主にコネクティングロッド、リニアガイド及びスライダーで構成する回転運動往復直線運動変換装置で往復直線運動に変換し、該往復直線運動を、それぞれ一つ以上の動滑車、定滑車及びロープで構成する滑車装置に伝達して、往復直線運動力を強力に増大化し、該強力に増大化した往復直線運動力で、主にリニアガイド、スライダー及び下方に大型の重錘を垂下したコネクティングロッドで構成する往復直線運動回転運動変換装置で回転運動に変換し、該回転運動力をクランクとフライホイールを固着配設した出力軸に伝達する。
【発明の効果】
【0009】
第一発明は、下方位置には、歯付ホイールの配設は、上方位置の大径歯付ホイールの下方位置だけにすることで、アタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段下方位置の前記ア歯付ホイールから上方位置の小径歯付ホイールへ向かって走行するアタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段は、重力方向に対して角度を有することになり、前記アタッチメント装備のエンドレス巻き掛け確実伝動手段に作用する張力が小さくなるので、回転駆動力を大きく出来る効果を奏する。
【0010】
又、下方位置の歯付ホイールの配設を一か所だけとすることにより、回
転摩擦抵抗が軽減し、機械的効率が増大するする効果を奏する。
(【0011】以降は省略されています)

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