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公開番号2025006466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107279
出願日2023-06-29
発明の名称車両用風力発電装置、及び貨物車両
出願人株式会社エコ・テクノロジー
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F03D 9/32 20160101AFI20250109BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】貨物車両の乗員室上に設置される車両用風力発電装置において、発電効率を高めることを目的とする。
【解決手段】車両用風力発電装置20は、風力タービン70と、幅方向に沿った回転軸72を中心として風力タービン70を回転可能に収容する収容室40と、収容室40よりも前方に位置し、収容室40に空気を取り込む給気口44と、収容室40よりも後方かつ給気口44よりも上方に位置し、収容室40内の空気を上方へ向けて排出する排気口48と、を有し、貨物車両10の乗員室14上に設置される筐体30と、筐体30に設けられ、排気口48の上方に配置されるとともに、筐体30の幅方向から見て下方へ凸状に湾曲する整流翼80と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
風力タービンと、
幅方向に沿った回転軸を中心として前記風力タービンを回転可能に収容する収容室と、前記収容室よりも前方に位置し、前記収容室に空気を取り込む給気口と、前記収容室よりも後方かつ前記給気口よりも上方に位置し、前記収容室内の空気を上方へ向けて排出する排気口と、を有し、貨物車両の乗員室上に設置される筐体と、
前記筐体に設けられ、前記排気口の上方に配置されるとともに、前記筐体の幅方向から見て下方へ凸状に湾曲する整流翼と、
を備える車両用風力発電装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記排気口は、前記筐体の上面に形成され、
前記整流翼の前端部は、前記排気口の前縁部よりも前方かつ前記筐体の前記上面の上方に位置する、
請求項1に記載の車両用風力発電装置。
【請求項3】
前記筐体の上面は、前記排気口の前縁部から前方へ向かって下方へ湾曲する、
請求項2に記載の車両用風力発電装置。
【請求項4】
前記筐体の両側の側壁部は、前記筐体の上面よりも上方へ突出する突出部をそれぞれ有する、
請求項3に記載の車両用風力発電装置。
【請求項5】
前記突出部は、前記筐体の上面における前端側から後端側に亘る、
請求項4に記載の車両用風力発電装置。
【請求項6】
前記整流翼は、両側の前記突出部に架け渡される、
請求項4に記載の車両用風力発電装置。
【請求項7】
前記筐体に設けられ、前記筐体の幅方向に沿った回動軸を中心として前記整流翼を回動可能に支持するとともに、前記整流翼を所定の回動角度で保持する角度調整機構を備える、
請求項1に記載の車両用風力発電装置。
【請求項8】
前記整流翼の後端部は、前記整流翼の前端部よりも上方に位置する、
請求項1に記載の車両用風力発電装置。
【請求項9】
前記筐体は、前記収容室を前記筐体の幅方向に複数の分割収容室に仕切る仕切壁部を有し、
前記分割収容室には、前記風力タービンがそれぞれ収容され、
前記仕切壁部の前端側は、平断面視にて、前方に向かうに従って先細りとされ、
前記仕切壁部の後端側は、平断面視にて、後方に向かうに従って先細りとされる、
請求項1に記載の車両用風力発電装置。
【請求項10】
前記仕切壁部の内部に設けられ、前記風力タービンの回転に伴って発電する発電機を備える、
請求項9に記載の車両用風力発電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用風力発電装置、及び貨物車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両用風力発電装置を備えた貨物車両(トラック)がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された車両用風力発電装置は、貨物車両の乗員室上に設置されている。この車両用風力発電装置は、走行風を受けて回転する回転翼を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/269938号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された車両用風力発電装置において、発電効率を高めるためには、さらなる改善の余地がある。
【0005】
本開示は、上記の事実を考慮し、貨物車両の乗員室上に設置される車両用風力発電装置において、発電効率を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係る車両用風力発電装置は、風力タービンと、幅方向に沿った回転軸を中心として前記風力タービンを回転可能に収容する収容室と、前記収容室よりも前方に位置し、前記収容室に空気を取り込む給気口と、前記収容室よりも後方かつ前記給気口よりも上方に位置し、前記収容室内の空気を上方へ向けて排出する排気口と、を有し、貨物車両の乗員室上に設置される筐体と、前記筐体に設けられ、前記排気口の上方に配置されるとともに、前記筐体の幅方向から見て下方へ凸状に湾曲する整流翼と、を備える。
【0007】
上記態様によれば、筐体は、給気口を前方に向けた状態で、貨物車両の乗員室上に設置される。この状態で、貨物車両が走行すると、排気口の上方を流れる走行風によって収容室に負圧が生じ、収容室内の空気が排気口から上方へ向けて排出されるとともに、給気口から収容室に走行風(空気)が取り込まれる。この際、風力タービンが走行風を受けて、筐体の幅方向に沿った回転軸を中心として回転する。この風力タービンの回転を利用して発電することができる。
【0008】
また、筐体には、整流翼が設けられる。整流翼は、排気口の上方に配置される。そして、貨物車両が走行すると、筐体の上面に沿って流れた走行風が、整流翼の上下を通過する。
【0009】
ここで、整流翼は、筐体の幅方向から見て下方へ凸状に湾曲する。これにより、整流翼の下を通過する走行風は、コアンダ効果により、湾曲した整流翼の下面に沿って流れ、整流翼の後端部から斜め上方へ向かう。これにより、整流翼の下面側、すなわち排気口付近が負圧となり、収容室内の走行風が排気口から斜め上方へ引っ張られる。
【0010】
そのため、収容室を通過して排気口から排出される走行風の排気効率が高められる。この結果、給気口から収容室に供給される走行風の供給効率も高められる。したがって、風力タービンの回転効率が高められるため、発電効率を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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