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公開番号
2025035257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142180
出願日
2023-09-01
発明の名称
流体作動機械
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
F03C
1/247 20060101AFI20250306BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】回転軸の回転の際にピストンが傾くことを抑制する。
【解決手段】流体作動機械は、流体を収容する収容部11aを有するシリンダ11と、流体の圧力によりシリンダ11内で往復運動を行うピストン21と、ピストン21の往復運動と連動して回転運動を行うクランクシャフト26を備える。ピストン21は、収容部11aと連通している連通路54と、クランクシャフト26の摺動面29に対向する対向部52に設けられ、連通路54を介して収容部11aから流体が供給される対向凹部56を有する。対向凹部56は、対向凹部56内の流体からピストン21に作用する力の重心位置が、ピストン21の中心軸から見てクランクシャフト26の回転方向の上流側に位置するように、対向部52に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流体を収容する収容部を有するシリンダと、
前記流体の圧力により前記シリンダ内で往復運動を行うピストンと、
前記ピストンの往復運動と連動して回転運動を行う回転軸と、
を備え、前記シリンダ及び前記ピストンが、前記回転軸の周方向に複数配置されている流体作動機械であって、
前記ピストンは、
前記収容部と連通している連通路と、
前記回転軸の摺動面に対向する対向部分に設けられ、前記連通路を介して前記収容部から前記流体が供給される対向凹部を有し、
前記対向凹部は、当該対向凹部内の前記流体から前記ピストンに作用する力の重心位置が、前記ピストンの中心軸から見て前記回転軸の回転方向の上流側に位置するように、前記対向部分に設けられている、流体作動機械。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記対向凹部は、
前記中心軸が通る矩形状の第1凹部と、
前記第1凹部よりも小さく、前記回転方向の上流側にて前記第1凹部と繋がっている第2凹部と、を有する、
請求項1に記載の流体作動機械。
【請求項3】
前記第1凹部の前記回転方向に沿った長手方向の幅は、前記第2凹部の前記長手方向の幅より大きい、
請求項2に記載の流体作動機械。
【請求項4】
前記第1凹部及び前記第2凹部の平面形状は、それぞれ矩形であり、
前記第2凹部は、前記第1凹部の短手方向の中央にて前記第1凹部と繋がっている、
請求項2に記載の流体作動機械。
【請求項5】
前記第2凹部の前記短手方向の幅は、前記第1凹部の前記短手方向の幅よりも小さい、
請求項4に記載の流体作動機械。
【請求項6】
前記連通路は、前記中心軸に沿って前記ピストンを貫通するように設けられており、
前記第2凹部は、前記連通路よりも前記回転方向の上流側に位置している、
請求項2に記載の流体作動機械。
【請求項7】
前記第1凹部の前記回転方向に沿った長手方向の幅は、前記連通路の前記長手方向の幅よりも大きい、
請求項6に記載の流体作動機械。
【請求項8】
前記対向凹部は、平面形状が矩形である一つの凹部であり、
前記凹部の中心位置が、前記ピストンの中心軸から見て前記回転軸の回転方向の上流側に位置している、
請求項1に記載の流体作動機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体と機械の間でエネルギー変換を行う流体作動機械に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、回転軸の周囲に配置されたシリンダ内を往復移動するピストンを貫通する貫通路を介して、摺動面に流体(油)を供給するラジアルポンプモータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-99350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、回転軸の摺動面によって連れ回わされた油は、通常、ピストンと回転軸の間に入り込む(動圧効果と呼ばれる)。しかし、回転軸が高回転で回転する際には、摺動面によって連れ回わされた油の一部が、ピストンと回転軸の間に入り込まず、ピストンを横から押すケースがある。この場合には、ピストンがシリンダに対して傾いてしまい、ピストンが回転軸に接触してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、回転軸の回転の際にピストンが傾くことを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様においては、流体を収容する収容部を有するシリンダと、前記流体の圧力により前記シリンダ内で往復運動を行うピストンと、前記ピストンの往復運動と連動して回転運動を行う回転軸と、を備え、前記シリンダ及び前記ピストンが、前記回転軸の周方向に複数配置されている流体作動機械であって、前記ピストンは、前記収容部と連通している連通路と、前記回転軸の摺動面に対向する対向部分に設けられ、前記連通路を介して前記収容部から前記流体が供給される対向凹部を有し、前記対向凹部は、当該対向凹部内の前記流体から前記ピストンに作用する力の重心位置が、前記ピストンの中心軸から見て前記回転軸の回転方向の上流側に位置するように、前記対向部分に設けられている、流体作動機械を提供する。
【0007】
また、前記対向凹部は、前記中心軸が通る矩形状の第1凹部と、前記第1凹部よりも小さく、前記回転方向の上流側にて前記第1凹部と繋がっている第2凹部と、を有することとしてもよい。
【0008】
また、前記第1凹部の前記回転方向に沿った長手方向の幅は、前記第2凹部の前記長手方向の幅より大きいこととしてもよい。
【0009】
また、前記第1凹部及び前記第2凹部の平面形状は、それぞれ矩形であり、前記第2凹部は、前記第1凹部の短手方向の中央にて前記第1凹部と繋がっていることとしてもよい。
【0010】
また、前記第2凹部の前記短手方向の幅は、前記第1凹部の前記短手方向の幅よりも小さいこととしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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