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公開番号2024128453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037437
出願日2023-03-10
発明の名称モータ制御装置、モータ駆動装置、モータシステム、及び電気機器
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02P 21/22 20160101AFI20240913BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ベクトル制御の対象がIPMモータである場合であっても、外部での複雑な制御を必要とせずにモータを高効率で回転させることができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】モータ制御装置(201)は、算出部(23)と、制御部(5、6)と、を備える。前記算出部は、磁束成分電流及びトルク成分電流を合成した合成電流の位相目標値と、前記合成電流の大きさ目標値に対応する設定値と、に基づき、前記磁束成分電流の大きさ目標値及び前記トルク成分電流の大きさ目標値を算出するように構成されている。前記制御部は、前記算出部の算出結果を用いてベクトル制御を行うように構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
磁束成分電流及びトルク成分電流を合成した合成電流の位相目標値と、前記合成電流の大きさ目標値に対応する設定値と、に基づき、前記磁束成分電流の大きさ目標値及び前記トルク成分電流の大きさ目標値を算出するように構成された算出部と、
前記算出部の算出結果を用いてベクトル制御を行うように構成された制御部と、
を備える、モータ制御装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記磁束成分電流の大きさ目標値と前記磁束成分電流の検出値との差に基づくPI制御を行うように構成された第1PI制御部と、
前記第1PI制御部の出力と前記トルク成分電流の大きさ目標値とを合成するように構成された合成部と、
前記設定値と前記合成部の出力との差に基づくPI制御を行うように構成された第2PI制御部と、
を備え、
前記算出部は、前記第2PI制御部の出力を受け取るように構成されている、請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項3】
前記磁束成分電流の大きさ目標値と前記磁束成分電流の検出値との差に基づくPI制御を行うように構成された第1PI制御部と、
前記トルク成分電流の大きさ目標値と前記トルク成分電流の検出値との差に基づくPI制御を行うように構成された第3PI制御部と、
を備える、請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項4】
前記位相目標値は、45°以上135°以下である、請求項1に記載のモータ制御装置。
【請求項5】
直流電圧を交流電圧に変換するように構成されたインバータ部と、
前記インバータ部をスイッチング制御するように構成された請求項1~4のいずれか一項に記載のモータ制御装置と、
を備える、モータ駆動装置。
【請求項6】
モータと、
前記モータを駆動するように構成された請求項5に記載のモータ駆動装置と、
を備える、モータシステム。
【請求項7】
請求項6に記載のモータシステムを備える、電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、モータ制御装置、モータ駆動装置、モータシステム、及び電気機器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ベクトル制御を行うモータ制御回路が種々開発されている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-175328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベクトル制御を行うモータ制御回路では、ベクトル制御の対象がIPM(Interior Permanent Magnet)モータである場合であっても、外部での複雑な制御を必要とせずにモータを高効率で回転させることができることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係るモータ制御装置は、磁束成分電流及びトルク成分電流を合成した合成電流の位相目標値と、前記合成電流の大きさ目標値に対応する設定値と、に基づき、前記磁束成分電流の大きさ目標値及び前記トルク成分電流の大きさ目標値を算出するように構成された算出部と、前記算出部の算出結果を用いてベクトル制御を行うように構成された制御部と、を備える。
【0006】
本開示に係るモータ駆動装置は、直流電圧を交流電圧に変換するように構成されたインバータ部と、前記インバータ部をスイッチング制御するように構成された上記モータ制御装置と、を備える。
【0007】
本開示のモータシステムは、モータと、前記モータを駆動するように構成された上記モータ駆動装置と、を備える。
【0008】
本開示の電気機器は、上記モータシステムを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ベクトル制御の対象がIPMモータである場合であっても、外部での複雑な制御を必要とせずにモータを高効率で回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、比較例に係るモータシステムの概略構成を示す図である。
図2は、SPM(Surface Permanent Magnet)モータの概略断面図である。
図3は、IPMモータの概略断面図である。
図4は、SPMモータのマグネットトルクを示す図である。
図5は、IPMモータの合成トルクを示す図である。
図6は、IPMモータにおけるマグネットトルク、リラクタンストルク、及び合成トルクの関係を示す図である。
図7は、第1実施形態に係るモータシステムの概略構成を示す図である。
図8は、第1実施形態の変形例に係るモータシステムの概略構成を示す図である。
図9は、第2実施形態に係るモータシステムの概略構成を示す図である。
図10は、空気調和機の一構成例を示す外観図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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