特許ウォッチ

公開番号2024126493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034891
出願日2023-03-07
発明の名称サーバ拠点グループ決定装置、サーバ拠点グループ決定システム、サーバ拠点グループ決定方法、および、サーバ拠点グループ決定プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240912BHJP(計算;計数)
要約【課題】再生可能エネルギーに関する情報を考慮してサーバ拠点グループを決定する技術を提供する。
【解決手段】サーバ拠点グループ決定装置(10)は、サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得部(11)と、サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択部(12)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギー電力に関する再生可能エネルギー情報を取得する取得部と、
前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択部と、を備え、
前記選択部は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する、サーバ拠点グループ決定装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記選択部は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報が示す再生可能エネルギー電力のピーク時刻が互いに異なるように前記複数のサーバ拠点を選択する、請求項１に記載のサーバ拠点グループ決定装置。
【請求項３】
前記選択部は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報が示す電力源の種類が互いに異なるように前記複数のサーバ拠点を選択する、請求項１に記載のサーバ拠点グループ決定装置。
【請求項４】
前記選択部は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報が示す余剰電力のピーク時刻が互いに異なるように前記複数のサーバ拠点を選択する、請求項１に記載のサーバ拠点グループ決定装置。
【請求項５】
前記取得部は、前記サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が存在する地域を示す地域情報をさらに取得し、
前記選択部は、さらに、前記複数のサーバ拠点の各々の前記地域情報が示す地域間の距離が所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する、請求項１～４の何れか１項に記載のサーバ拠点グループ決定装置。
【請求項６】
前記サーバ拠点グループにおいて実行するサービスの処理を当該サーバ拠点グループを構成する前記複数のサーバ拠点に振り分ける振り分け装置に、前記選択部が選択した前記複数のサーバ拠点を示す情報を通知する通知部を更に備えている、請求項１に記載のサーバ拠点グループ決定装置。
【請求項７】
前記選択部は、所定の時間帯毎に、前記複数のサーバ拠点を再選択する、請求項１に記載のサーバ拠点グループ決定装置。
【請求項８】
サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得手段と、
前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択手段と、を備え、
前記選択手段は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する、サーバ拠点グループ決定システム。
【請求項９】
サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギー電力に関する再生可能エネルギー情報を取得する取得処理と、
前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択処理と、を実行し、
前記選択処理は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する、サーバ拠点グループ決定方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得処理と、
前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択処理と、を実行させるためのサーバ拠点グループ決定プログラムであって、
前記選択処理は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する、サーバ拠点グループ決定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、サーバ拠点グループ決定装置、サーバ拠点グループ決定システム、サーバ拠点グループ決定方法、および、サーバ拠点グループ決定プログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、複数のサーバ拠点（データセンター）を用いた情報処理サービスの提供技術（クラウド技術）が発展している。このとき、クラウド上の機能を冗長化するために、複数のサーバ拠点からなるサーバ拠点グループを設定することがある。例えば、稼働系のサーバ拠点と、待機系のサーバ拠点からなるサーバ拠点グループを設定し、アクティブ－スタンバイ構成とすることがある。この場合、待機系のサーバ拠点は、災害時の可用性を考慮に入れ、稼働系とは地理的に離れたサーバ拠点が選択されることが多い。
【０００３】
また、特許文献１には、サーバ拠点が使用する電力に、再生可能エネルギーによって発電した電力を用いることが記載されている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１８９８４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、サーバ拠点グループを、再生可能エネルギーに関する情報を考慮して設定することは知られていない。特許文献１には、データセンタシステムにおける処理の割り振りを、再生可能エネルギーに関する情報を考慮して行なうことが記載されているものの、データセンタシステムをどのように構成するかについては何ら記載されていない。
【０００６】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、再生可能エネルギーに関する情報を考慮してサーバ拠点グループを決定する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一態様に係るサーバ拠点グループ決定装置は、サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得部と、前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択部と、を備え、前記選択部は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する。
【０００８】
本発明の一態様に係るサーバ拠点グループ決定システムは、サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得手段と、前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択手段と、を備え、前記選択手段は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する。
【０００９】
本発明の一態様に係るサーバ拠点グループ決定方法は、サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得処理と、前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択処理と、を実行し、前記選択処理は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する。
【００１０】
本発明の一態様に係るサーバ拠点グループ決定プログラムは、コンピュータに、サーバ拠点群に含まれる各サーバ拠点が使用する再生可能エネルギーに関する再生可能エネルギー情報を取得する取得処理と、前記サーバ拠点群から、サーバ拠点グループを構成する複数のサーバ拠点を選択する選択処理と、を実行させるためのサーバ拠点グループ決定プログラムであって、前記選択処理は、前記複数のサーバ拠点の各々の前記再生可能エネルギー情報の組み合わせが所定の条件を満たすように前記複数のサーバ拠点を選択する。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許