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公開番号2024125249
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-18
出願番号2021127532
出願日2021-08-03
発明の名称ユーザ機器及び方法
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類H04W 16/28 20090101AFI20240910BHJP(電気通信技術)
要約【課題】非アクティブ化されたセカンダリセルグループについて検出されたビーム障害から回復することを可能にする。
【解決手段】本開示の一態様に係るユーザ機器は、上記ユーザ機器のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループに含まれるセカンダリセルについてのビーム障害が検出され、当該セカンダリセルグループが非アクティブ化されている場合に、上記セカンダリセルのためのビーム障害回復をトリガし、当該ビーム障害回復を一時停止する第1制御部と、上記セカンダリセルグループがアクティブ化される場合に、一時停止された上記ビーム障害回復を開始する第2制御部と、を備える。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項1】
ユーザ機器(200)であって、
前記ユーザ機器のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループに含まれるセカンダリセルについてのビーム障害が検出され、当該セカンダリセルグループが非アクティブ化されている場合に、前記セカンダリセルのためのビーム障害回復をトリガし、当該ビーム障害回復を一時停止する第1制御部(231)と、
前記セカンダリセルグループがアクティブ化される場合に、一時停止された前記ビーム障害回復を開始する第2制御部(233)と、
を備えるユーザ機器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記ビーム障害回復は、ビーム障害回復用のMAC(medium access control)制御エレメントの送信を含む、請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
物理アップリンク制御チャネルでのリンク回復要求の送信に応じて割り当てられたアップリンクリソースを使用して前記MAC制御エレメントを送信する通信処理部(235)、をさらに備える、請求項2に記載のユーザ機器。
【請求項4】
前記通信処理部は、前記物理アップリンク制御チャネルのリソースの構成を示すRRC(radio resource control)メッセージを受信する、請求項3に記載のユーザ機器。
【請求項5】
前記RRCメッセージは、セカンダリセルについてのビーム障害回復に適用されるスケジューリングリクエスト構成の識別情報によって、前記リソースの前記構成を示す、請求項4に記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記RRCメッセージは、セカンダリセルグループのアクティブ化又は非アクティブ化に関する構成の一部として、前記リソースの前記構成を示す、請求項4に記載のユーザ機器。
【請求項7】
前記通信処理部は、タイムアラインメントタイマが動作中である場合に、前記アップリンクリソースを使用して前記MAC制御エレメントを送信する、請求項3~6のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【請求項8】
ランダムアクセス手続きにおいて前記MAC制御エレメントを送信する通信処理部(235)、をさらに備える、請求項2~7のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【請求項9】
前記通信処理部は、4ステップのランダムアクセス手続きのMSG3において、前記MAC制御エレメントを送信する、請求項8に記載のユーザ機器。
【請求項10】
前記通信処理部は、2ステップのランダムアクセス手続きのMSGAにおいて前記MAC制御エレメントを送信する、請求項8又は9に記載のユーザ機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザ機器及び方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、5G(5th Generation)の技術が検討され、3GPP技術仕様(technical specification:TS)に定められている。例えば、マスターノード(master node:MN)として動作する基地局とセカンダリノード(secondary node:SN)として動作する基地局とにユーザ機器(user equipment:UE)が接続されるデュアルコネクティビティが定められている(非特許文献1を参照)。
【0003】
デュアルコネクティビティについては、現在、消費電力を抑制するためにセカンダリセルグループ(secondary cell group:SCG)を効率的に非アクティブ化(deactivation)する技術が検討されている(非特許文献2-4を参照)。
【0004】
一方、UEによるビーム障害検出(beam failure detection:BFD)及びビーム障害回復(beam failure recovery:BFR)の技術が定められている(非特許文献5を参照)。具体的には、UEは、サービングセルについてのビーム障害を検出すると、当該ビーム障害からの回復のために必要な情報を、上記サービングセルの基地局に提供する。
【0005】
BFD及びBFRについては、現在、非アクティブ化されたSCGに含まれるサービングセルについてのビーム障害が検出された場合の動作が検討されている。具体的には、上記ビーム障害が検出された場合にUEがマスターセルグループ(master cell group:MCG)経由でネットワークに上記ビーム障害を報告することが提案されている(非特許文献6-9を参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
3GPP TS 37.340 V16.6.0 (2021-06) 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and NR; Multi-connectivity;Stage 2 (Release 16)
3GPP TSG RAN Meeting #88e, Electronic Meeting, June 29 - July 3, 2020, RP-201040, Huawei, “Revised WID on Further Multi-RAT Dual-Connectivity enhancements”
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #113bis-e, Online, 12 - 20 April, 2021, R2-2104315, Huawei, HiSilicon, “Summary of AI 8.2.2.1: Deactivation of SCG”
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #113bis-e, Online, 12 - 20 April, 2021, R2-2103977, Huawei, HiSilicon, “SCG deactivation”
3GPP TS 38.321 V16.5.0 (2021-06) 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Medium Access Control (MAC) protocol specification (Release 16)
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #113 bis electronic, Online, April 12 - April 20, 2021, R2-2104316, OPPO, “Summary of AI 8.2.2.2: UE measurements and reporting in deactivated SCG”
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #113-bis-e, Online, Apr 12th - Apr 20th, 2021, R2-2103893, Qualcomm Incorporated, “UE measurements and reporting in deactivated SCG”
3GPP TSG-RAN WG2 #113bis-e, Electronic meeting, 2021-04-12 - 2021-04-20, R2-2103808, Ericsson, “UE measurements and reporting in deactivated SCG”
3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #114e, e-meeting, 19th - 27th May 2021, R2-2105158, ZTE Corporation, Sanechips , “Discussion on UE behaviour when SCG is deactivated”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献6-9には、非アクティブ化されたSCGについてのビーム障害をUEがMCG経由でネットワークに報告することが記載されているが、MCG経由で報告される具体的な情報も、ビーム障害から回復するための具体的な手法も記載されていない。
【0008】
本開示の目的は、非アクティブ化されたSCGについて検出されたビーム障害から回復することを可能にするユーザ機器及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係るユーザ機器は、上記ユーザ機器のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループに含まれるセカンダリセルについてのビーム障害が検出され、当該セカンダリセルグループが非アクティブ化されている場合に、上記セカンダリセルのためのビーム障害回復をトリガし、当該ビーム障害回復を一時停止する第1制御部と、上記セカンダリセルグループがアクティブ化される場合に、一時停止された上記ビーム障害回復を開始する第2制御部と、を備える。
【0010】
本開示の一態様に係るユーザ機器により行われる方法は、上記ユーザ機器のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループに含まれるセカンダリセルについてのビーム障害が検出され、当該セカンダリセルグループが非アクティブ化されている場合に、上記セカンダリセルのためのビーム障害回復をトリガし、当該ビーム障害回復を一時停止することと、上記セカンダリセルグループがアクティブ化される場合に、一時停止された上記ビーム障害回復を開始することと、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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