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公開番号2024177903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096299
出願日2023-06-12
発明の名称タイヤ空気圧監視システム
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類B60C 23/04 20060101AFI20241217BHJP(車両一般)
要約【課題】各センサユニットからのフレームの混信およびセンサユニットでの無駄な電力消費を抑制可能なタイヤ空気圧監視システムを提供する。
【解決手段】タイヤ空気圧監視システムは、センサユニット2a~2dおよび車載機3を備える。車載機3の車載制御部33は、フレームに双方向コマンドが示されている場合にレスポンス信号を車載送受信部32から送信させる。センサユニット2a~2dのセンサ制御部22は、車両1の走行中にタイヤ空気圧の異常を検出すると、タイヤ空気圧が正常な場合に比べて単位時間あたりのフレームの送信回数を多くする高頻度送信モードに移行して、双方向コマンドを示すフレームを送信する。そして、センサ制御部22は、双方向コマンドを示すフレームの送信後にレスポンス信号をセンサ送受信部23で受信すると、高頻度送信モードに比べて単位時間あたりのフレームの送信回数が少ない通常送信モードに移行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両(1)のタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムであって、
タイヤを含む複数の車輪(5a~5d)それぞれに対応して設けられた複数のセンサユニット(2a~2d)と、
車体(6)に設けられた車載機(3)と、を備え、
複数の前記センサユニットそれぞれは、前記タイヤ空気圧を示す検出信号を出力する圧力センサ(21a)と、前記タイヤ空気圧を示す検出信号を信号処理して前記タイヤ空気圧に関する検知データを含むとともに、単方向コマンドと双方向コマンドの一方を示すフレームを作成して所定の送信間隔で送信を行わせる第1制御部(22)と、前記フレームの送信および前記車載機から送信されるレスポンス信号の受信を行う第1送受信部(23)と、を有し、
前記車載機は、前記フレームの受信および前記レスポンス信号の送信を行う第2送受信部(32)と、前記第2送受信部で受信した前記フレームに格納された前記検知データに基づいて前記タイヤ空気圧を検出する第2制御部(33)と、を有し、
前記第2制御部は、前記フレームに前記双方向コマンドが示されている場合に前記レスポンス信号を前記第2送受信部から送信させるようになっており、
前記第1制御部は、
前記車両の走行中に前記タイヤ空気圧を示す検出信号に基づいて前記タイヤ空気圧の異常を検出すると、前記タイヤ空気圧が正常な場合に比べて単位時間あたりの前記フレームの送信回数を多くする高頻度送信モードに移行して、前記双方向コマンドを示す前記フレームを前記第1送受信部から送信させ、
前記双方向コマンドを示す前記フレームの送信後に前記レスポンス信号を前記第1送受信部で受信すると、前記高頻度送信モードに比べて前記送信回数が少ない通常送信モードに移行する、タイヤ空気圧監視システム。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記第2制御部は、前記双方向コマンドを示す前記フレームを受信すると、前記フレームを送信した前記センサユニットが取り付けられた前記タイヤの車輪角度を基準角度としてメモリ(M)に記憶し、前記フレームを送信した前記センサユニットが取り付けられた前記車輪角度が前記基準角度になるタイミングで前記レスポンス信号を前記第2送受信部から送信させる、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
【請求項3】
前記第2制御部は、前記双方向コマンドを示す前記フレームを受信すると、前記第2送受信部から前記レスポンス信号を複数回送信させる、請求項1または2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
【請求項4】
前記第1制御部は、前記通常送信モードに移行すると、所定の周期で前記単方向コマンドを示す前記フレームを前記第1送受信部から送信させ、
前記第2制御部は、同じ前記センサユニットから前記双方向コマンドを示す前記フレームを2回以上受信すると、前記第2送受信部から前記レスポンス信号を複数回送信させる、請求項1または2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
【請求項5】
前記センサユニットは、前記タイヤ空気圧の変化量が所定の規定変化量以内である場合に前記タイヤ空気圧が正常と判定し、前記タイヤ空気圧の変化量が前記規定変化量を超えている場合に前記タイヤ空気圧が異常と判定する、請求項1または2に記載のタイヤ空気圧監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤ空気圧監視システム(以下、TPMSとも呼ぶ)に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、タイヤ空気圧の異常が検出されると、タイヤに取り付けられたセンサユニットから車載機へのタイヤ空気圧を含むフレームの送信頻度を高くすることで、タイヤ空気圧の異常をドライバに伝える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-189460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のTPMSは、タイヤ空気圧に異常が検出されてから予め定められた一定時間経過するまで、センサユニットでのフレームの送信頻度を高くするようになっている。このようになっていると、車載機にタイヤ空気圧の異常が通知された後も、センサユニットでのフレームの送信頻度が高くなった状態が継続されることとなる。このことは、各センサユニットからのフレームの混信を助長したり、センサユニットでの無駄な電力消費となったりすることから好ましくない。
【0005】
本開示は、各センサユニットからのフレームの混信およびセンサユニットでの無駄な電力消費を抑制可能なTPMSを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、
車両(1)のタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムであって、
タイヤを含む複数の車輪(5a~5d)それぞれに対応して設けられた複数のセンサユニット(2a~2d)と、
車体(6)に設けられた車載機(3)と、を備え、
複数のセンサユニットそれぞれは、タイヤ空気圧を示す検出信号を出力する圧力センサ(21a)と、タイヤ空気圧を示す検出信号を信号処理してタイヤ空気圧に関する検知データを含むとともに、単方向コマンドと双方向コマンドの一方を示すフレームを作成して所定の送信間隔で送信を行わせる第1制御部(22)と、フレームの送信および車載機から送信されるレスポンス信号の受信を行う第1送受信部(23)と、を有し、
車載機は、フレームの受信およびレスポンス信号の送信を行う第2送受信部(32)と、第2送受信部で受信したフレームに格納された検知データに基づいてタイヤ空気圧を検出する第2制御部(33)と、を有し、
第2制御部は、フレームに双方向コマンドが示されている場合にレスポンス信号を第2送受信部から送信させるようになっており、
第1制御部は、
車両の走行中にタイヤ空気圧を示す検出信号に基づいてタイヤ空気圧の異常を検出すると、タイヤ空気圧が正常な場合に比べて単位時間あたりのフレームの送信回数を多くする高頻度送信モードに移行して、双方向コマンドを示すフレームを第1送受信部から送信させ、
双方向コマンドを示すフレームの送信後にレスポンス信号を第1送受信部で受信すると、高頻度送信モードに比べて単位時間あたりのフレームの送信回数が少ない通常送信モードに移行する。
【0007】
このように、センサユニットでタイヤ空気圧の異常が検出されると、センサユニットから車載機へのフレームの送信頻度が高くなる構成になっていれば、タイヤ空気圧の異常を車載機へ適切に伝えることができる。特に、本開示のTPMSは、車載機からのレスポンス信号をセンサユニットが受信したことを契機に、センサユニットから車載機へのフレームの送信頻度が低くなる構成になっている。これによれば、車載機にタイヤ空気圧の異常が通知された後はセンサユニットでのフレームの送信頻度が低くなることで、各センサユニットからのフレームの混信を抑制したり、センサユニットでの無駄な電力消費を抑制したりすることができる。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るTPMSの概略構成図である。
センサユニットの構成を示すブロック図である。
車載機の構成を示すブロック図である。
センサ制御部が実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。
タイヤ空気圧が異常となる場合のセンサユニットにおけるフレームの送信頻度を説明するための説明図である。
車載制御部が実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。
車輪が一回転した際の車載機で受信する信号の電波レベルの変化と車載機での信号を受信可能な感度レベルとの関係を説明するための説明図である。
双方向コマンドを示すフレームを受信した際に車載機から送信するレスポンス信号を説明するための説明図である。
タイヤ空気圧が異常となる場合のセンサユニットにおけるフレームの送信態様の変形例を説明するための説明図である。
双方向コマンドを示すフレームを受信した際に車載機から送信するレスポンス信号の送信態様の変形例を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一実施形態について図1~図8に基づいて説明する。本実施形態では、本開示のTPMSを、4つの車輪5a~5dを有する車両1に適用した例について説明する。なお、図1の紙面上方向が車両1の前方、紙面下方が車両1の後方、紙面左右方向が車両1の左右方向となっている。また、4つの車輪5a~5dを区別して説明する場合等に、4つの車輪5a~5dを左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL、右後輪RRと表記することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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