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公開番号2024124068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031982
出願日2023-03-02
発明の名称複合材
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人,個人
主分類C22C 1/10 20230101AFI20240905BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約【課題】複合材において、熱伝導性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】複合材1は、銅合金10と、炭素材料20と、銅合金10に含まれる添加元素の炭化物30と、を含む。前記炭化物は、前記銅合金と前記炭素材料との間に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複合材であって、
銅合金と、炭素材料と、前記銅合金に含まれる添加元素の炭化物と、を含む、
ことを特徴とする複合材。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の複合材であって、
前記炭化物は、前記銅合金と前記炭素材料との間に形成されている、
ことを特徴とする複合材。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の複合材であって、
前記炭化物は、ベリリウム、コバルト、クロム、鉄、マグネシウム、ニッケル、および、ジルコニウムのうちの少なくとも一種の元素の炭化物である、
ことを特徴とする複合材。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の複合材であって、
前記炭化物は、ベリリウム、および、マグネシウムのうちの少なくとも一種の元素の炭化物である、
ことを特徴とする複合材。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の複合材であって、
前記炭素材料は、単層カーボンナノチューブ、多層カーボンナノチューブ、および、グラフェンのうちの少なくとも一種の炭素材料である、
ことを特徴とする複合材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数の材料からなる複合材が知られている。特許文献1には、炭素材料の表面に遷移金属を被覆させた複合材が開示されている。特許文献1に記載の複合材は、化学めっき法、CVD法、真空蒸着法などによって作製される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4431681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の複合材では、遷移金属と炭素材料とは反応しないため、遷移金属と炭素材料とを組み合わせたときに遷移金属と炭素材料との間に空隙が生成されるおそれがあった。このため、複合材全体の熱伝導性が低くなっていた。
【0005】
本発明は、複合材において、熱伝導性を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、複合材が提供される。この複合材は、銅合金と、炭素材料と、前記銅合金に含まれる添加元素の炭化物と、を含む。
【0008】
この構成によれば、複合材は、銅合金に含まれる添加元素の炭化物を含んでいる。炭化物は、銅合金と炭素材料とを複合化するとき、銅合金に含まれる添加元素と炭素材料の炭素とが反応することで生成される。生成された炭化物は、複合材内の空隙を埋めつつ、銅合金と炭素材料とのそれぞれと化学的に結合している。これにより、銅合金と炭素材料との密着性が向上するため、複合材の熱伝導性を向上させることができる。
【0009】
(2)上記形態の複合材において、前記炭化物は、前記銅合金と前記炭素材料との間に形成されていてもよい。この構成によれば、炭化物は、銅合金と炭素材料との間に形成されている。これにより、生成された炭化物は、複合材内において、銅合金と炭素材料との界面にある空隙を埋めつつ、銅合金と炭素材料とのそれぞれと化学的に結合している。したがって、複合材の熱伝導性をさらに向上させることができる。
【0010】
(3)上記形態の複合材において、前記炭化物は、ベリリウム、コバルト、クロム、鉄、マグネシウム、ニッケル、および、ジルコニウムのうちの少なくとも一種の元素の炭化物であってもよい。この構成によれば、複合材は、ベリリウム、コバルト、クロム、鉄、マグネシウム、ニッケル、および、ジルコニウムのうちの少なくとも一種の元素の炭化物を備える。ベリリウム、コバルト、クロム、鉄、マグネシウム、ニッケル、および、ジルコニウムのいずれもが、銅と合金を形成することが可能であるとともに、炭素と反応して炭化物を生成する。生成される炭化物は、銅合金と炭素材料とのそれぞれと化学的に結合するため、複合材の熱伝導性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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