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公開番号2024122850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023192582
出願日2023-11-10
発明の名称ソルガム用植物賦活剤
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類A01N 37/36 20060101AFI20240902BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】生長促進効果および貯蔵糖の増加効果に優れたソルガム用植物賦活剤を提供することを目的とする。
【解決手段】オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とするソルガム用植物賦活剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とするソルガム用植物賦活剤。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記オキソ脂肪酸が、下記式(I):
HOOC-(R
1
)-CH=CH-C(=O)-R
2
(I)
[式(I)中、R
1
は、6個~12個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基を示す。R
2
は、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい、炭素数2~8のアルキル基を示す。]、
または、下記式(II):
HOOC-(R
3
)-C(=O)-CH=CH-R
4
(II)
[式(II)中、R
3
は、3個~10個の炭素原子を含む、直鎖または分岐の、飽和または不飽和の炭化水素基を示す。R
4
は、1つまたはそれ以上の分岐および/または二重結合を含んでいてもよい、炭素数4~11の炭化水素基を示す。]
で表される請求項1記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項3】
前記式(I)において、R
1
が、前記式(I)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含み、および
前記式(II)において、R
4
が、前記式(II)におけるカルボニル基のαおよびβ炭素の間の二重結合と共役二重結合を形成する二重結合を含む請求項2記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項4】
前記式(I)で表されるオキソ脂肪酸および前記式(II)で表されるオキソ脂肪酸が、ケトオクタデカジエン酸である請求項3記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項5】
前記式(I)において、R
1
が、炭素数9の直鎖または分岐の炭化水素基であり、および、R
2
が、炭素数5のアルキル基であり、ならびに
前記式(II)において、R
3
が、炭素数7の直鎖または分岐の炭化水素基であり、および、R
4
が、炭素数7でCH
3
-CH
2
-CH
2
-CH
2
-CH
2
-CH=CH-の構造を有している請求項3記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項6】
前記オキソ脂肪酸が、9-オキソ-10,12-オクタデカジエン酸、13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸、5-オキソ-6,8-オクタデカジエン酸、6-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸、8-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸、10-オキソ-8,12-オクタデカジエン酸、11-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸、12-オキソ-9,13-オクタデカジエン酸および14-オキソ-9,12-オクタデカジエン酸からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項7】
前記式(I)で表されるオキソ脂肪酸が、13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸であり、および、前記式(II)で表されるオキソ脂肪酸が、9-オキソ-10,12-オクタデカジエン酸である請求項5記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項8】
請求項1記載のソルガム用植物賦活剤であって、前記水酸化脂肪酸が不飽和脂肪酸である。
【請求項9】
前記水酸化脂肪酸が、以下の式(III)および/または(IV):
HOOC-(R
5
)-CH(OH)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-R
6
(III)
HOOC-(R
5
)-CH(OH)-CH=CH-CH(OH)-CH(OH)-R
6
(IV)
[式中、

5
は、4個~12個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない、

6
は、2個~8個の炭素原子を有する直鎖または分岐の炭化水素基であって、1つまたはそれ以上の二重結合および/またはOH基を含んでいてもよく、二重結合を含んでいる場合、二重結合の位置は限定されない。]で表される請求項1記載のソルガム用植物賦活剤。
【請求項10】
前記水酸化脂肪酸が、

5
の炭化水素基が6個~8個の炭素原子を有し、

6
の炭化水素基が4個~6個の炭素原子を有する請求項9記載のソルガム用植物賦活剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソルガム用植物賦活剤に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、バイオマス燃料の原料としてイネ科の一年草植物であるソルガムが注目されている。ソルガムはイネ科の植物であり、3か月ほどで成長し、茎などから糖を搾汁することができ、糖を発酵させることでバイオマス燃料であるアルコールを製造することができる。このようなソルガムの成長や糖生成を促進する薬剤の開発が望まれている。
【0003】
特許文献1には、N-ホスホノメチルグリシンの塩などの外因性化学物質、ステアリン酸ブチルなどの第1賦形剤物質、アルキルエーテルなどの第2賦形剤物質から構成されるソルガムなどの植物を処置する化合物が開示されている。
【0004】
特許文献2には、所定構造の化合物が、ソルガムのような植物の生長促進剤として利用できることが開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の植物処理剤は、ソルガムの生長促進や貯蔵糖生成に寄与するものではない。また、特許文献2の化合物は、構造が複雑で合成コストがかかり、また、複素環式化合物であるため土壌汚染や人への健康被害も考慮する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2001-500524号公報
国際公開第2014/073627号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
土壌汚染や人への健康被害等の問題を引き起こすことなく、ソルガムの生長や貯蔵糖生成を促進する植物賦活剤が求められている。
【0008】
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、ソルガムに適宜散布または灌注することで、安全に、かつ、安定的および効果的に、生長促進効果および貯蔵糖生成促進効果を示すソルガム用植物賦活剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、オキソ脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩と水酸化脂肪酸またはその誘導体もしくはその塩とから選ばれる少なくとも1種の化合物を含むことを特徴とするソルガム用植物賦活剤に関する。
【0010】
前記オキソ脂肪酸は、不飽和脂肪酸であることが望ましい。また、前記オキソ脂肪酸が不飽和脂肪酸である場合は、その炭素数は4つ以上であることが望ましい。カルボニル基とオキソ脂肪酸中の二重結合が共役している方が安定して存在できるためである。
(【0011】以降は省略されています)

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