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公開番号
2024122831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023122055,2023029708
出願日
2023-07-26,2023-02-28
発明の名称
ガスエンジン
出願人
ライズピットカンパニー株式会社
代理人
個人
主分類
F02B
23/08 20060101AFI20240902BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【目的】食物残滓,動物の糞尿等の無酸素状態で加熱された有機物の燃料にて稼働し、燃料の可燃性物質を有効に燃焼させて稼働させる作動効率の極めて高いガスエンジンを提供すること。
【構成】吸気バルブシート14を有する吸気ポート13と排気バルブシート16を有する排気ポート15が設けられた燃焼室壁面12aを有するシリンダーヘッド12と、吸気バルブ31と排気バルブ32と、2個の点火プラグ21,22と備える。シリンダヘッド12に第1の点火プラグ21,吸気バルブ31,第2の点火プラグ22及び排気バルブ32が周回りに配置され、吸気ポート13から吸気したガス燃料の噴射の中心線上に第1の点火プラグ21の点火ギャップ21aが配置され、第1の前記点火プラグ21と第2の点火プラグ22との間隔dは、前記シリンダ部11の内径Dの1/2以下とし、食物残滓,動物の糞尿等の水分を含む有機物による気体を燃料とするガスエンジンとする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
吸気バルブシートを有する吸気ポートと排気バルブシートを有する排気ポートが設けられた球殻状の燃焼室壁面を有するシリンダーヘッドと、シリンダ部と、吸気バルブと排気バルブと、2個の点火プラグと備え、
前記シリンダヘッドを平面的に見て、該シリンダヘッドに第1の前記点火プラグ,前記吸気バルブ,第2の前記点火プラグ及び前記排気バルブが周回りに配置されると共に前記吸気ポートから吸気したガス燃料による混合気の噴射の中心線上に第1の前記点火プラグの点火ギャップが配置され、前記点火プラグの前記点火ギャップには、前記吸気ポートから噴射されるガス燃料を直接受けるようにし、
第1の前記点火プラグと第2の前記前記点火プラグとの間隔は、前記シリンダ部の内径の1/2以下とし、
食物残滓,動物の糞尿等の水分を含む有機物が無酸素状態で加熱されて熱分解されることによって発生する気体を燃料とすることを特徴としたガスエンジン。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のガスエンジンにおいて、ガス発生炉から直接燃料ガスを導き、該燃料ガスの圧力が2.8kPa~4kPaの場合は、そのまま燃料圧力2.8kPa付近の圧力に調整する燃料圧力調整器に導きそこからエンジンのミキサに供給し、前記ガス発生炉出口のガス圧力が前記圧力の最低値より低い場合は、圧縮機で2.8kPa~4kPaになるようにして加圧して燃料圧力調整器に供給してなることを特徴とするガスエンジン。
【請求項3】
請求項1に記載のガスエンジンにおいて、ガス発生炉からのガスを圧力容器などに加圧して充填した場合は減圧弁で50kPa以下になるように減圧して燃料圧力調整器に供給してなることを特徴とするガスエンジン。
【請求項4】
請求項1に記載のガスエンジンにおいて、前記点火ギャップにおける水素の体積割合が混合ガスである燃料と空気の混合気の体積に対して5%にしてなることを特徴とするガスエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食物残滓,動物の糞尿などの無酸素状態で加熱された有機物から生成される燃料によって稼働し、且つ燃料の可燃性物質を有効に燃焼させて稼働させることができる作動効率の極めて高いガスエンジンに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、食物の生ゴミ,残滓或いは家畜等の動物の糞尿による有機物から生成されるガスを燃料(バイオ系ガス燃料とも呼ばれる)として稼働するエンジンが発電用或いは通常の動力用として使用されるようになってきた。生ゴミ,残滓,家畜動物の糞尿は、無酸素状態で蒸し焼きにして固化して埋め立てるというゴミ処理が一般的に行われており、その過程で発生するガスが大気に放出されると環境汚染になる。そこで、この燃え難いガスを燃焼させて発電のエネルギとして使えれば再生資源の有効活用となり、環境保全に大いに寄与することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-174392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような再生資源を活用したガスエンジンについては、多く存在するものであり、その一例として特許文献1を上げてみる。これらの従来技術は、より一層、発電効率を向上させるものであり、優れた効果を生み出している。しかし、ガスエンジンの燃料の再生資源として、生ゴミ,残滓,家畜動物の糞尿から生成したガスつまりバイオ系ガス燃料を使用する場合には、以下の問題点が存在する。
【0005】
生ゴミ,残滓,家畜動物の糞尿から生成したガスの燃料には、種々の物質が含まれており、粗悪な燃料となり、したがって、これをそのまま、ガスエンジンの燃料として使用した場合には、ガスエンジンは、その動作を十分に発揮することができないものである。そのために、再生資源を利用したガスエンジンの燃料は、有効に使用可能にするための精製装置等の種々の装置が必要となり、これらを使用すると、極めて大掛かりな装置及び設備となり、その結果、このような装置及び設備は高価且つ大型の施設となってしまう。
【0006】
そのため、中小の発電所等で使用するガスエンジンにおいて、再生資源を燃料とすることは、不可能又は極めて困難であった。そこで、本発明が解決しようとする課題(技術的
課題又は目的等)は、上記のように大掛かりな精製装置等の種々の装置を使用することな
く、バイオ系ガス燃料を略そのままガスエンジンの燃料として使用することができるガスエンジンを極めて簡単な構成で且つ低価格に提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、吸気バルブシートを有する吸気ポートと排気バルブシートを有する排気ポートが設けられた球殻状の燃焼室壁面を有するシリンダーヘッドと、シリンダ部と、吸気バルブと排気バルブと、2個の点火プラグと備え、前記シリンダヘッドを平面的に見て、該シリンダヘッドに第1の前記点火プラグ,前記吸気バルブ,第2の前記点火プラグ及び前記排気バルブが周回りに配置されると共に前記吸気ポートから吸気したガス燃料による混合気の噴射の中心線上に第1の前記点火プラグの点火ギャップが配置され、前記点火プラグの前記点火ギャップには、前記吸気ポートから噴射されるガス燃料を直接受けるようにし、第1の前記点火プラグと第2の前記前記点火プラグとの間隔は、前記シリンダ部の内径の1/2以下とし、食物残滓,動物の糞尿等の水分を含む有機物が無酸素状態で加熱されて熱分解されることによって発生する気体を燃料とすることを特徴としたガスエンジンとしたことにより、上記課題を解決した。
【0008】
請求項2の発明を、請求項1に記載のガスエンジンにおいて、ガス発生炉から直接燃料ガスを導き、該燃料ガスの圧力が2.8kPa~4kPaの場合は、そのまま燃料圧力2.8kPa付近の圧力に調整する燃料圧力調整器に導きそこからエンジンのミキサに供給し、前記ガス発生炉出口のガス圧力が前記圧力の最低値より低い場合は、圧縮機で2.8kPa~4kPaになるようにして加圧して燃料圧力調整器に供給してなることを特徴とするガスエンジンとしたことにより、上記課題を解決した。
【0009】
請求項3の発明を、請求項1又は2に記載のガスエンジンにおいて、ガス発生炉からのガスを圧力容器などに加圧して充填した場合は減圧弁で50kPa以下になるように減圧し
て燃料圧力調整器に供給してなることを特徴とするガスエンジンとしたことにより、上記課題を解決した。
【0010】
請求項4の発明を、請求項1又は2に記載のガスエンジンにおいて、前記点火ギャップにおける水素の体積割合が混合ガスである燃料と空気の混合気の体積に対して5%にしてなることを特徴とするガスエンジンとしたことにより、上記課題を解決した。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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