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公開番号2024120257
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023026928
出願日2023-02-24
発明の名称電気機器の車載構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60K 1/00 20060101AFI20240829BHJP(車両一般)
要約【課題】コネクタを保護するために設けられるブラケットを最小限の大きさとしつつ、車体構成部材から入力される荷重に対してコネクタを十分に保護可能な電気機器の車載構造の提供を目的とした。
【解決手段】車載構造10は、電気機器8が、ダッシュパネル6及びカウル7に対して車両1の前後方向に外れた位置に配されており、ブラケット30が、電気機器8の車体側構成面9a及び上面9bに締結される脚部32と、脚部32を介して電気機器8の車体側構成面9aに対して前後方向に離れた位置に配される車体側ブラケット部34と、脚部32を介して電気機器8の上面9bに対して上方側に離れつつ、上面9bに対して傾斜するように配される上方ブラケット部36とを有し、車両側方側から側面視した状態において、上方ブラケット部36の仮想延長線Lよりも下方にコネクタ20が配置されたものとされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フロントコンパートメントにおける電気機器の車載構造であって、
前記フロントコンパートメントに配置される構造物と、
前記構造物の上に配される電気機器と、
前記電気機器の上部において車両の前後方向に向けて傾斜するように設けられるコネクタと、
前記コネクタを保護するブラケットと、
を有するものであり、
前記電気機器が、前記車両の幅方向に延びるように設けられた車体構成部材に対して車両の前後方向に外れた位置に配されており、
前記ブラケットが、
前記電気機器を構成する側面のうち前記車体構成部材側に位置する車体側構成面、及び前記上面に締結される脚部と、
前記脚部を介して前記電気機器の前記車体側構成面に対して車両の前後方向に離れた位置に配される車体側ブラケット部と、
前記脚部を介して前記電気機器の前記上面に対して上方側に離れた位置において、前記上面に対して傾斜するように配される上方ブラケット部と、
を有するものであり、
車両側方側から側面視した状態において、前記上方ブラケット部の仮想延長線よりも下方に前記コネクタが配置されること、を特徴とする電気機器の車載構造。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記コネクタが、ハーネスに対して電気的に接続されたものであり、
前記コネクタのうち前記ハーネスとの接続側を含む一部及び前記ハーネスが、前記ブラケットにより覆われており、前記コネクタの残部が、前記ブラケットから露出していること、を特徴とする請求項1に記載の電気機器の車載構造。
【請求項3】
ハーネスを固定するためのハーネス固定部が、前記ブラケットに設けられており、上方へ突出していること、を特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器の車載構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器の車載構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているような保護構造を備えた電気機器の車載構造が提供されている。特許文献1に開示されている保護構造は、車両の車体前部のコンパートメントに配置される電子制御ユニットに電流を供給するための配線部品を保護するためのものであり、配線部品が接続される電子制御ユニットの後面に対向し、後面との間に配線部品が挟まれるように、配線部品を保護するための保護部材が配置され、保護部材を電子制御ユニットに締結する締結具が保護部材の上方から操作されるように設けられたものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-1642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1に開示されているような構成とした場合には、車両に対して衝突による衝撃が加わった場合に、コネクタ及びブラケット(プロテクタ)が車体と電子制御ユニットの本体との間に挟まれて大きな荷重が作用してしまう。そのため、特許文献1のような構成とした場合に、コネクタを保護するためには、ブラケットの板厚を大きくしたり、ブラケットの形状を工夫する等して、ブラケットの強度を高める必要がある。このような構成とした場合、重量が増える分だけ電気機器の車載構造が体格の大きなものとなったり、燃費の悪化、製造コストの上昇等を招いたりすることになるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、コネクタを保護するために設けられるブラケットを最小限の大きさとしつつ、衝突時に車両の幅方向に延びるように設けられた車体構成部材から入力される荷重に対してコネクタを十分に保護可能な電気機器の車載構造の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は、フロントコンパートメントにおける電気機器の車載構造であって、前記フロントコンパートメントに配置される構造物と、前記構造物の上に配される電気機器と、前記電気機器の上部において車両の前後方向に向けて傾斜するように設けられるコネクタと、前記コネクタを保護するブラケットと、を有するものであり、前記電気機器が、前記車両の幅方向に延びるように設けられた車体構成部材に対して車両の前後方向に外れた位置に配されており、前記ブラケットが、前記電気機器を構成する側面のうち前記車体構成部材側に位置する車体側構成面、及び前記上面に締結される脚部と、前記脚部を介して前記電気機器の前記車体側構成面に対して車両の前後方向に離れた位置に配される車体側ブラケット部と、前記脚部を介して前記電気機器の前記上面に対して上方側に離れた位置において、前記上面に対して傾斜するように配される上方ブラケット部と、を有するものであり、車両側方側から側面視した状態において、前記上方ブラケット部の仮想延長線よりも下方に前記コネクタが配置されること、を特徴とするものである。
【0007】
本発明に係る電気機器の車載構造は、電気機器の上部において傾斜するようにコネクタを配置しつつ、当該コネクタをブラケットをなす上方ブラケット部で被覆したものである。これにより、従来技術のようにコネクタを立設した姿勢で取り付ける場合に比べて、コネクタを保護するためにブラケットで覆う部分の大きさを抑制しつつ、衝突時に車両の幅方向に延びるように設けられた車体構成部材から入力される荷重に対してコネクタを十分に保護可能な電気機器の車載構造を実現できる。
【0008】
(2)本発明の電気機器の車載構造は、前記コネクタが、ハーネスに対して電気的に接続されたものであり、前記コネクタのうち前記ハーネスとの接続側を含む一部及び前記ハーネスが、前記ブラケットにより覆われており、前記コネクタの残部が、前記ブラケットから露出していること、を特徴とするものであると良い。
【0009】
本発明の電気機器の車載構造は、上記(2)のような構成とすることにより、コネクタを保護するためにブラケットで覆う部分の大きさを抑制しつつ、ブラケットによってコネクタに加えてハーネスについても保護することができる。
【0010】
(3)本発明の電気機器の車載構造は、ハーネスを固定するためのハーネス固定部が、前記ブラケットに設けられ、上方へ突出していること、を特徴とするものであると良い。
(【0011】以降は省略されています)

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