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公開番号2024109693
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2024079329,2021151071
出願日2024-05-15,2021-09-16
発明の名称排水ポンプの製造方法
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類F04D 1/14 20060101AFI20240806BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】製造工数の増大を抑えつつ、動作時の振動が抑制された排水ポンプの製造方法を提供する。
【解決手段】ハウジングに取り付けられたステータユニットと、固定シャフトに対し回転可能に保持され、前記ステータユニットにより回転駆動されるロータ組立体と、前記ロータ組立体と共に回転する回転羽根と、を有し、前記ロータ組立体を構成するロータ基部と前記回転羽根は、前記ロータ組立体の回転軸線に同軸である連結シャフト42を介して相互に連結されており、前記ロータ組立体は、樹脂製のロータ基部および前記ロータ基部を前記固定シャフトに対して回転自在に保持する軸受を備えた排水ポンプの製造方法において、前記ロータ基部は、複数の金型により樹脂成形された成形品であり、前記軸受を保持する前記ロータ基部の内周面と、前記連結シャフトを保持する前記ロータ基部の受け面とを前記複数の金型のうち単一の金型により画定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
固定シャフトを備えたハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられたステータユニットと、
前記固定シャフトに対し回転可能に保持され、前記ステータユニットにより回転駆動されるロータ組立体と、
前記ロータ組立体と共に回転する回転羽根と、を有し、
前記ロータ組立体を構成するロータ基部と前記回転羽根は、前記ロータ組立体の回転軸線に同軸である連結シャフトを介して相互に連結されており、
前記ロータ組立体は、樹脂製のロータ基部および前記ロータ基部を前記固定シャフトに対して回転自在に保持する軸受を備えた排水ポンプの製造方法であって、
前記ロータ基部は、複数の金型により樹脂成形された成形品であり、前記軸受を保持する前記ロータ基部の内周面と、前記連結シャフトを保持する前記ロータ基部の受け面とを前記複数の金型のうち単一の金型により画定する、
ことを特徴とする排水ポンプの製造方法。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記連結シャフトの一端側を、前記ロータ基部にインサート成形し、
前記連結シャフトの他端側を、前記回転羽根を構成する軸部の孔に嵌合し、
前記ロータ基部において、前記単一の金型に前記連結シャフトが保持された状態で樹脂成形されることにより、前記連結シャフトを保持する受け面が画定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の排水ポンプの製造方法。
【請求項3】
前記ロータ基部は、前記受け面を有する孔を有し、
前記連結シャフトの一端側を、前記回転羽根を構成する軸部にインサート成形し、
前記連結シャフトの他端側を、前記ロータ基部の孔に嵌合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の排水ポンプの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排水ポンプの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
空気調和機の冷房運転時に、空気中の水分が冷やされて室内ユニットの熱交換器にて結露し、その水滴が熱交換器の下方に設けられるドレンパン内に滴下する。ここで、壁掛け型の室内ユニットの場合、ドレンパン内に溜まったドレン水は、重力により排水管を通じて屋外に排出される。一方、天井埋込型のような室内ユニットの場合、重力を利用して排水を行えるように排水管を取り廻すことが一般的に困難である。そこで、このようなタイプの室内ユニットにおいては、モータを動力源として排水を行う排水ポンプが配設されている。
【0003】
特許文献1には、ステータ組立体とロータ組立体とを備えた排水ポンプが開示されている。この排水ポンプにおいて、ステータ組立体に取付けたシャフトが、ロータ組立体のロータ中心体内に設けた軸受に挿入して組み付けられており、またロータ中心体は回転羽根に連結され、回転羽根と一体でステータ組立体によりシャフト回りに回転駆動され、それにより排水が行われるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-107893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ロータ中心体と回転羽根は、いずれも樹脂成形品であり、例えば金型を用いた射出成形により形成することができる。射出成形においては、第1の型と第2の型を型締めした後に、型内部に形成された空洞内に溶融した樹脂を射出し、樹脂が固化した後に離型して成形品を取り出すことができる。
【0006】
ここで、成形されたロータ中心体の内面には、第1の型の形状が転写される一方、ロータ中心体の外面には、第1の型とは異なる第2の型の形状が転写される。同一である型の形状が転写されたロータ中心体の内面と外面とは、それぞれ精度良く形成されるが、ロータ中心体の内面と外面との間には、型締め精度に応じてずれ(偏心)などが生じうる。したがって、たとえロータ中心体の外面と回転羽根とを精度よく連結できたとしても、ロータ中心体の内面と回転羽根との間には偏心が残存するおそれがある。ロータ中心体の内面には、固定シャフトに対してロータ中心体を回転可能に保持する軸受が配置されるため、ロータ中心体の内面と回転羽根との間に偏心が残存すると、回転羽根の振れ回りにより振動を招くおそれがある。
【0007】
これに対し、ロータ中心体と回転羽根を接合した後に、回転バランス取りを行うことも一案であるが、それにより製造工数の増大を招き、また部品自体が小さいためバランス取りの作業も困難となる。
【0008】
そこで本発明は、製造工数の増大を抑えつつ、動作時の振動が抑制された排水ポンプの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の排水ポンプの製造方法は、
固定シャフトを備えたハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられたステータユニットと、
前記固定シャフトに対し回転可能に保持され、前記ステータユニットにより回転駆動されるロータ組立体と、
前記ロータ組立体と共に回転する回転羽根と、を有し、
前記ロータ組立体を構成するロータ基部と前記回転羽根は、前記ロータ組立体の回転軸線に同軸である連結シャフトを介して相互に連結されており、
前記ロータ組立体は、樹脂製のロータ基部および前記ロータ基部を前記固定シャフトに対して回転自在に保持する軸受を備えた排水ポンプの製造方法であって、
前記ロータ基部は、複数の金型により樹脂成形された成形品であり、前記軸受を保持する前記ロータ基部の内周面と、前記連結シャフトを保持する前記ロータ基部の受け面とを前記複数の金型のうち単一の金型により画定する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、製造工数の増大を抑えつつ、動作時の振動が抑制された排水ポンプの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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