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公開番号2024105728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2024086825,2022183002
出願日2024-05-29,2022-11-16
発明の名称スタック出口白煙低減装置
出願人ビーエイチアイ カンパニー リミテッド
代理人個人,個人
主分類F23J 15/00 20060101AFI20240730BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】スタックにおける白煙を最適に低減するスタック出口白煙低減システムを提供する。特に、本発明はHRSGコジェネレーションシステムの差圧を増加させることなく、排出される白煙を低減するためのものである。
【解決手段】スタック500は排ガス分離板の外側に位置し、排ガス分離板の外側空間と連通する燃焼装置10520を含み、燃焼装置は排ガス分離板の外側空間に突出するガス吐出口、ガス吐出口にガスを流動させるガス流路、ガス流路が結合され、スタックの外周に沿って形成される結合板をさらに含むシステム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排ガスが流入する流入ダクト(100);
前記流入ダクト(100)を通じて排ガスが流入する過熱器(200);
前記過熱器(200)の後端に位置する蒸発器(300);
前記過熱器(200)と連通し、熱交換器(410)を含むエコノマイザ(400);及び
前記エコノマイザ(400)の後端に位置するスタック(10500);を含み、
前記スタック(10500)は、前記スタック(10500)の内側面と所定間隔離隔されて位置する排ガス分離板(10510)と、前記スタック(10500)の高さ方向の末端で前記スタック(10500)の外側に位置し、前記排ガス分離板(10510)の外側空間と連通する燃焼装置(10520)とを含み、
前記燃焼装置(10520)は、前記排ガス分離板(10510)の外側空間に突出するガス吐出口(10521)、前記ガス吐出口(10521)にガスを流動させるガス流路(10522)、及び前記ガス流路(10522)が結合され、前記スタック(10500)の外周に沿って形成される結合板(10523)をさらに含む、
システム。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記排ガス分離板(10510)を通じて前記排ガス分離板(10510)の外側空間に排ガスが流動され、前記ガス吐出口(10521)からガスが供給されて当該排ガスと反応する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ガス流路(10522)は、前記結合板(10523)の周囲に沿って多数位置し、
前記結合板(10523)は、前記ガス流路(10522)が結合されるように放射状中心が同一の多数のホールが形成される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記ガス吐出口(10521)の一側に位置する点火装置をさらに含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記スタック(10500)の一側に前記スタック(10500)から排出される排ガスの温度を感知する温度センサー;及び
前記温度センサーで測定された値に応じて前記ガス吐出口(10521)に流動するガスの流量を制御する制御部;をさらに含む、
請求項3に記載のシステム。
【請求項6】
前記多数のガス流路(10522)上にそれぞれ位置する複数の弁;をさらに含み、
前記制御部は、前記温度センサーで測定される値に応じて前記多数の弁の開閉を個別に制御する、
請求項5に記載のシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スタック出口白煙低減装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
最近になって環境汚染問題に対する認識変化及び法規強化により、産業分野における環境汚染問題は設計段階から優先的に考慮されている。
【0003】
一般に、冷却水を使用して設備や製品などを冷却する産業では必然的に水蒸気を含む排気ガスが発生する。排気ガスは多量の水分と様々な物質を含んでおり、煙突から排出する際、白煙(white smoke)現象が発生する。大気温度が低く湿度が高いほど水蒸気が冷却凝縮し、小さな水滴で可視化された白煙の発生量が多くなる。このような現象は特に冬季に多く発生する。
【0004】
このような白煙は汚染物質の影響はないが、視覚的な効果のため公害物質と誤認した請願が続いている実情である。白煙を防止するための別途の装置が求められる。
【0005】
白煙を低減するためには、煙突から熱い排気ガスが吐出される前に排気ガスに含まれた水蒸気を冷却及び除湿方法を利用して除去することが効果的であるが、関連施設の費用が少なくとも100億ウォン以上かかるだけでなく、追加の敷地が必要である。
【0006】
特に、HRSGコジェネレーションの場合、住民への熱供給のために大都市近隣に位置しているが、大都市近隣には高価な地価が形成されている。これにより、追加の敷地買い入れのために高い投資費用が必要となり、白煙低減装置を構築しようとする事業者に金銭的な面で負担が加重される。
【0007】
また、HRSGコジェネレーションの内部に排ガスを冷却させる追加の熱交換設備は、排ガスの差圧を増加させ、1mbar(10mmH2O)の差圧増加時、GT出力は約0.15MWの電力生産損失が発生する。これに対し、発電会社の立場では設備構築が敬遠される実情であり、まだ冷却、除湿法による白煙低減設備を国内外で使用できない原因となり得る。
【0008】
従来は、スタックから排出される白煙を低減するために、スタックに供給される排ガスを予熱したり温度を高め、湿潤して空気中に凝結されて霧状になりやすい出口の燃焼排気ガスに温めて乾燥された白煙防止用空気を混合し、燃焼排気ガスの相対湿度を低下させることにより白煙防止を図る技術が開示された。
【0009】
例えば、日本公開特許文献第2002-129984号は、ガスタービン設備の白煙防止方法及び装置に関し、ガスタービン装置(22)から発生した高温の排ガスの一部が白煙制御装置(30)に供給された後、スタック(26)に移動することが開示される。このような技術は、低い空気温度の使用により排ガス冷却防止のための多くの流量が必要であり、煙突排ガスの全体温度を上げて白煙を低減するところ、白煙低減効率が低下する。
【0010】
他の例として、韓国登録特許文献第10-2067302号は、加圧流動路システムの起動方法に関し、白煙防止用予熱器(70)で排ガスが予熱された後、排煙処理塔(80)に移動することが開示される。ただし、このような技術は空気予熱器の使用による差圧が発生し、これは、消費動力増加の運営費が上昇する問題がある。また、低い空気温度の使用により排ガス冷却防止のための多くの流量が必要であり、煙突排ガスの全体温度を上げて白煙を低減するところ、白煙低減効率が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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