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公開番号2024099343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003215
出願日2023-01-12
発明の名称静電捕集装置、画像形成装置、及び清掃装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240718BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】静電捕集装置の捕集性能の向上を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】被捕集物が付着している清掃対象物の表面に対向して回転可能に配置された捕集回転体と、捕集回転体と被捕集物との間に静電吸着力を発生させる吸着力発生手段と、捕集回転体の周面に接触し、捕集回転体に担持された被捕集物を捕集回転体から除去するための除去部材と、除去部材により捕集回転体から除去された被捕集物を回収する回収部と、を備える静電捕集装置において、捕集回転体に担持された被捕集物と捕集回転体との間の静電吸着力を、捕集回転体の周面周りにおいて部分的に低減させる吸着力低減手段を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被捕集物が付着している清掃対象物の表面に対向して回転可能に配置された捕集回転体と、
前記捕集回転体と前記被捕集物との間に静電吸着力を発生させる吸着力発生手段と、
前記捕集回転体の周面に接触し、前記捕集回転体に担持された前記被捕集物を前記捕集回転体から除去するための除去部材と、
前記除去部材により前記捕集回転体から除去された前記被捕集物を回収する回収部と、を備える静電捕集装置において、
前記捕集回転体に担持された前記被捕集物と前記捕集回転体との間の静電吸着力を、前記捕集回転体の周面周りにおいて部分的に低減させる吸着力低減手段を備えることを特徴とする静電捕集装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記周面の周りに、前記吸着力低減手段による前記静電吸着力の低減作用を受けない第一領域と、前記吸着力低減手段による前記静電吸着力の低減作用を受ける第二領域と、を有することを特徴とする請求項1に記載の静電捕集装置。
【請求項3】
前記吸着力低減手段は、前記被捕集物が有する前記捕集回転体の帯電極性とは逆極性の第一の電荷を低減させることが可能な第一の電荷低減手段であることを特徴とする請求項1に記載の静電捕集装置。
【請求項4】
前記除去部材は、導電性を有する材料で構成され、前記被捕集物との接触により前記被捕集物から前記第一の電荷を除去することが可能であり、
前記第一の電荷低減手段は、前記除去部材であることを特徴とする請求項3に記載の静電捕集装置。
【請求項5】
前記除去部材は、接地されていることを特徴とする請求項4に記載の静電捕集装置。
【請求項6】
前記捕集回転体の回転方向における、前記除去部材が前記捕集回転体と接触する位置の上流側において、前記被捕集物の前記第一の電荷を減少させるコロナ帯電器をさらに備え、
前記第一の電荷低減手段は、前記コロナ帯電器であることを特徴とする請求項3に記載の静電捕集装置。
【請求項7】
前記コロナ帯電器に電圧を印加する電圧印加手段が、直列に接続された直流電源と交流電源を含み、
前記電圧印加手段は、前記交流電源の交流電圧を、前記捕集回転体の前記周面の一周のうち所定の期間だけ印加することを特徴とする請求項6に記載の静電捕集装置。
【請求項8】
前記吸着力低減手段は、前記捕集回転体が有する前記被捕集物の帯電極性とは逆極性の第二の電荷を、前記捕集回転体の前記周面の周りにおいて部分的に低減させることが可能な第二の電荷低減手段であることを特徴とする請求項1に記載の静電捕集装置。
【請求項9】
前記周面は、前記被捕集物との摩擦による帯電量が部分的に低減されるように、部分的に抵抗値が低減された低抵抗領域を含み、
前記第二の電荷低減手段は、前記周面の前記低抵抗領域であることを特徴とする請求項8に記載の静電捕集装置。
【請求項10】
前記捕集回転体は、前記周面を含む表層の内側に部分的に接触する導電層を有し、
前記表層は、前記導電層によって部分的に前記第二の電荷が除去される電荷低減領域を
有し、
前記第二の電荷低減手段は、前記表層の前記電荷低減領域であることを特徴とする請求項8に記載の静電捕集装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ある物体の表面に付着する微粒子等を静電的に捕集する装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
現在、種々の製造設備や工業製品において、静電吸着力を用いて異物や不要な物質を回収・除去する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、ガラス基板、プリント基板(PCB,PCBAなど)、フィルム、シート、プラスチック板などの比較的表面平滑性の高いものにおいて、表面の異物を静電吸着力を用いて回収・除去する技術が開示されている。また、特許文献2には、電子写真画像形成装置において、紙の表面に付着した紙粉を静電吸着力を用いて回収・除去する技術が開示されている。これらの技術は、ローラ等に電圧を印加して異物を静電吸着し、吸着した異物はクリーニングブレード等の掻き取り部材によって掻き取られて捕集される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4886097号公報
特開2017-156450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような静電捕集装置では、次のような問題があった。すなわち、回収性を高めるべく静電吸着力を大きくすると、ローラ表面の異物を掻き取り部材で掻き取ろうとしても異物がローラに付着し続けてしまう可能性がある。そして、このような異物が堆積し、溢れ出して被清掃対象物に再付着してしまうおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、静電捕集装置の捕集性能の向上を図ることができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の静電捕集装置は、
被捕集物が付着している清掃対象物の表面に対向して回転可能に配置された捕集回転体と、
前記捕集回転体と前記被捕集物との間に静電吸着力を発生させる吸着力発生手段と、
前記捕集回転体の周面に接触し、前記捕集回転体に担持された前記被捕集物を前記捕集回転体から除去するための除去部材と、
前記除去部材により前記捕集回転体から除去された前記被捕集物を回収する回収部と、を備える静電捕集装置において、
前記捕集回転体に担持された前記被捕集物と前記捕集回転体との間の静電吸着力を、前記捕集回転体の周面周りにおいて部分的に低減させる吸着力低減手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、静電捕集装置の捕集性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る画像形成装置全体構成を示す横断面図
実施例1に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
比較例に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例2に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例3に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例4に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例5に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例5に係るその他の紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例6に係る紙搬送ローラ兼紙粉捕集装置の構成図
実施例6に係る電圧波形を表す図
実施例7に係る画像形成装置全体構成を示す横断面図
実施例7に係る中間転写ベルト用トナー捕集装置の構成図
実施例8に係る感光ドラム用紙粉捕集装置の構成図
実施例8に係る感光ドラム用紙粉捕集装置の詳細図
実施例9に係る捕集装置の構成図
実施例9に係る捕集装置の断面構成図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。
【0010】
(実施例1)
図1を参照して、本発明の実施例に係る画像形成装置である、フルカラーレーザービームプリンタについて説明する。図1は、本実施例に係るフルカラーレーザービームプリンタ1(以後、単に「プリンタ1」とする)の全体構成を示す模式的横断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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