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公開番号2024094131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210902
出願日2022-12-27
発明の名称歩行型管理機
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01B 33/08 20060101AFI20240702BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】歩行型管理機において、耕耘装置の爪軸部が逆向き姿勢で正転方向に回転駆動される状態、並びに、耕耘装置の爪軸部が正向き姿勢で逆転方向に回転駆動される状態を回避することができるように構成する。
【解決手段】耕耘装置の爪軸部35,37が取り付けられる正転駆動軸11と逆転駆動軸12とが備えられる。正転駆動軸11は正転方向に回転駆動され、逆転駆動軸12は逆転方向に回転駆動される。正転駆動軸11及び逆転駆動軸12の一方が、筒状に形成されるとともに正転駆動軸11及び逆転駆動軸12の他方の外周部に支持され、正転駆動軸11及び逆転駆動軸12の他方と同軸芯周りに回転可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
機体と、
爪軸部及び前記爪軸部に取り付けられた耕耘爪を有する耕耘装置の前記爪軸部が取り付けられ、前記機体に左右方向に沿って支持される正転駆動軸と、
前記爪軸部が取り付けられ、前記機体に左右方向に沿って支持される逆転駆動軸とが備えられ、
前記正転駆動軸は、前記耕耘爪が、前記爪軸部に対して上側から前側を通過して地面に突入し、地面の土を後方に向けて押し出す正転方向に回転駆動され、
前記逆転駆動軸は、前記耕耘爪が、前記爪軸部に対して上側から後側を通過して地面に突入し、地面の土を前方に向けて押し出す逆転方向に回転駆動され、
前記正転駆動軸及び前記逆転駆動軸の一方が、筒状に形成されるとともに前記正転駆動軸及び前記逆転駆動軸の他方の外周部に支持され、前記正転駆動軸及び前記逆転駆動軸の他方と同軸芯周りに回転可能である歩行型管理機。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記逆転駆動軸が、前記正転駆動軸の外周部に回転可能に支持され、
前記正転駆動軸が、前記逆転駆動軸の端部から外方に突出している請求項1に記載の歩行型管理機。
【請求項3】
前記機体に支持された原動部と、
前記原動部からの動力を前記正転駆動軸に伝達し、前記正転駆動軸を前記正転方向に回転駆動する伝動機構と、
前記伝動機構から分岐した動力を逆転させて前記逆転駆動軸に伝達し、前記逆転駆動軸を前記逆転方向に回転駆動する逆転機構とが備えられている請求項1又は2に記載の歩行型管理機。
【請求項4】
前記逆転機構は、前記伝動機構から分岐した動力が伝達されて前記正転方向に回転駆動される第1伝動ギヤと、前記逆転駆動軸に取り付けられ、前記第1伝動ギヤと咬合する第2伝動ギヤと有している請求項3に記載の歩行型管理機。
【請求項5】
前記正転駆動軸は、前記機体から右方及び左方に向けて突出して支持され、
右の前記逆転駆動軸及び左の前記逆転駆動軸が備えられ、前記右の逆転駆動軸が前記正転駆動軸の右部の外周部に回転可能に支持され、前記左の逆転駆動軸が前記正転駆動軸の左部の外周部に回転可能に支持され、
前記伝動機構は、前記機体の内部に設けられ、前記正転駆動軸に巻き掛けられた伝動チェーンであり、
前記第1伝動ギヤは、前記伝動チェーンの巻き掛け経路の内部に配置され、前記伝動チェーンと咬合し、前記伝動チェーンにより前記正転方向に回転駆動され、
前記右の逆転駆動軸に取り付けられ、前記第1伝動ギヤと咬合する右の前記第2伝動ギヤが備えられ、
前記左の逆転駆動軸に取り付けられ、前記第1伝動ギヤと咬合する左の前記第2伝動ギヤが備えられている請求項4に記載の歩行型管理機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耕耘装置が機体に取り付けられる歩行型管理機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
歩行型管理機では、特許文献1に開示されているように、駆動軸が左右方向に沿って機体に支持されており、駆動軸は正転方向及び逆転方向に回転駆動される。
【0003】
耕耘装置は、駆動軸に取り付けられる爪軸部と、爪軸部に取り付けられた耕耘爪とを有している。駆動軸が正転方向に回転駆動されると、耕耘爪が爪軸部に対して上側から前側を通過して地面に突入し、地面の土を後方に向けて押し出す。駆動軸が逆転方向に回転駆動されると、耕耘爪が爪軸部に対して上側から後側を通過して地面に突入し、地面の土を前方に向けて押し出す。
【0004】
耕耘装置の爪軸部は、駆動軸に正向き姿勢及び逆向き姿勢で取り付けられる。
耕耘装置の爪軸部が駆動軸に正向き姿勢で取り付けられると、耕耘爪における爪軸部から半径方向外方の部分ほど、正転方向の上手側に位置する(特許文献1の図1の30(28)を参照)。耕耘装置の爪軸部が駆動軸に逆向き姿勢で取り付けられると、耕耘爪における爪軸部から半径方向外方の部分ほど、正転方向の下手側に位置する。
これにより、歩行型管理機において、耕耘装置の爪軸部が正向き姿勢で駆動軸に取り付けられ且つ駆動軸が正転方向に回転駆動される状態、並びに、耕耘装置の爪軸部が逆向き姿勢で駆動軸に取り付けられ且つ駆動軸が逆転方向に回転駆動される状態が、通常の作業状態である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-10384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、耕耘装置の爪軸部が逆向き姿勢で駆動軸に取り付けられて、駆動軸が正転方向に回転駆動されると、耕耘爪の中間部よりも先に耕耘爪の先端部が地面に突入することになるので、地面からの大きな反力により耕耘装置を前方に強く押し出す力が発生することがあり、歩行型管理機が前方に押し出される状態が発生することがある。
【0007】
これにより、耕耘装置の爪軸部が逆向き姿勢で駆動軸に取り付けられて、駆動軸が正転方向に回転駆動される状態を回避する要がある。
同様に通常の作業状態が適切に行われるようにするという観点から、耕耘装置の爪軸部が正向き姿勢で駆動軸に取り付けられて、駆動軸が逆転方向に回転駆動される状態を回避する必要がある。
【0008】
本発明は、歩行型管理機において、耕耘装置の爪軸部が逆向き姿勢で正転方向に回転駆動される状態、並びに、耕耘装置の爪軸部が正向き姿勢で逆転方向に回転駆動される状態を回避することができるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の歩行型管理機は、機体と、爪軸部及び前記爪軸部に取り付けられた耕耘爪を有する耕耘装置の前記爪軸部が取り付けられ、前記機体に左右方向に沿って支持される正転駆動軸と、前記爪軸部が取り付けられ、前記機体に左右方向に沿って支持される逆転駆動軸とが備えられ、前記正転駆動軸は、前記耕耘爪が、前記爪軸部に対して上側から前側を通過して地面に突入し、地面の土を後方に向けて押し出す正転方向に回転駆動され、前記逆転駆動軸は、前記耕耘爪が、前記爪軸部に対して上側から後側を通過して地面に突入し、地面の土を前方に向けて押し出す逆転方向に回転駆動され、前記正転駆動軸及び前記逆転駆動軸の一方が、筒状に形成されるとともに前記正転駆動軸及び前記逆転駆動軸の他方の外周部に支持され、前記正転駆動軸及び前記逆転駆動軸の他方と同軸芯周りに回転可能である。
【0010】
本発明によると、正転方向に回転駆動される正転駆動軸、及び、逆転方向に回転駆動される逆転駆動軸が、機体に設けられているので、耕耘装置の爪軸部を正向き姿勢で正転駆動軸に取り付ければよく、耕耘装置の爪軸部を逆向き姿勢で逆転駆動軸に取り付ければよい。これにより、通常の作業状態が得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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