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公開番号
2024101084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-29
出願番号
2023004798
出願日
2023-01-17
発明の名称
ルアー
出願人
グローブライド株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
85/16 20060101AFI20240722BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】キャスティング時に飛距離が低下することなく、リトリーブした際に、複雑な動きを安定して得ることが可能なルアーを提供する。
【解決手段】本発明に係るルアー1は、本体2の背部2aに平坦面3を有する切欠部3Eを形成している。平坦面3は、本体2を正面側から見た際、外方に突出する突出部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体の背部に平坦面を有する切欠部を形成したルアーであって、
前記平坦面は、前記本体を正面側から見た際、外方に突出する突出部を有することを特徴とするルアー。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記平坦面には、ラインが接続されるラインアイが固定されており、
前記ラインアイは、前記本体を正面側から見た際、前記本体の頭部によって隠れていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項3】
前記切欠部は、前記本体の前後方向の中間位置よりも頭部側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項4】
前記本体の下部に錘を装着し、
前記錘の重心が前記平坦面よりも頭部側にあり、
前記本体は、前記平坦面の前記突出部の端縁から後方側が本体の表面と一体化して中空構造になっていることを特徴とする請求項3に記載のルアー。
【請求項5】
前記切欠部は、前記本体の上下方向の高さの40%以下の深さで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項6】
前記平坦面は、前記本体の前後方向に対して直交することを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項7】
前記突出部は、前記本体を正面側から見た際、左右方向及び上方向に突出しており、
左右方向に突出する突出量よりも、上方に突出する突出量が大きいことを特徴とする請求項1に記載のルアー。
【請求項8】
前記本体の上面、及び、両側面には、本体の上端位置、及び、両側位置を規定する稜線が前後方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣りに際して用いられるルアーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、実際の魚と同じような外観模様を呈したルアーが知られている。そのようなルアーには、本体にリップを設けることで、ローリングやウォブリング等、複雑な動きで泳がせる構成が知られている(特許文献1,2)。ところが、本体にリップを突出するように設けると、キャスティングした際、空気抵抗が大きくなって飛距離が伸びず、水中では、ベイト感が低下するという問題がある。また、そのようなリップは、他物と当接すると、折れる等、損傷し易いという問題もある。
【0003】
一方、本体にリップを設けることなく、バイブレーション機能が得られるルアーが知られている(特許文献3)。このルアーは、背部に背筋に沿って長穴の凹部を設け、その凹部の底にラインアイを設けている。このルアーによれば、ラインアイにラインを接続してリトリーブすると、接続部分がボデイの内部にあることから、頭部が下がることなく、水平に近い状態でルアーを小刻みに震えるように泳がせることができる。また、凹部の前方の前頭面が水の抵抗を受けるリップとしての機能を有するため、水平状態を維持してシンキング機能が得られると共に、リトリーブした際に、ローリングアクション及びウォブリングアクションも得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-186382号
特開2011-172500号
特開2007-330183号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献3に開示されているルアーは、本体にリップを形成していないため、キャスティング時に飛距離が低下することはなく、リップが破損するという問題が生じることはない。しかし、本体の背部に形成した凹部の底に固定したラインアイの位置で水平バランスを取り、前頭面でリップの機能を発揮させる構成であるため、バイブレーション及びローリングやウォブリングの動作が小さく、動きが単調になってしまう。
【0006】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、キャスティング時に飛距離が低下することなく、リトリーブした際に、複雑な動きを安定して得ることが可能なルアーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明は、本体の背部に平坦面を有する切欠部を形成したルアーであって、前記平坦面は、前記本体を正面側から見た際、外方に突出する突出部を有することを特徴とする。
【0008】
上記した構成のルアーは、本体の背部に形成された切欠部による平坦面が、本体を正面側から見た際、外方に突出する突出部を有しており、ルアーを牽引した際、前記突出部が水流を受けるため、バイブレーションやローリング等の動作を効果的に与えることが可能となる。また、前記突出部は、本体の背部を切り欠いてその平坦面で形成する(本体と一体化して形成する)ことから、本体にリップを突出するように設けた構成と比較すると、空気抵抗が大きくなることはなく、したがってキャスティング時に飛距離が低下することもない。更に、リップのように突出した部分がないため、ベイト感が低下することはなく、損傷するようなこともない。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るルアーによれば、キャスティング時に飛距離が低下することが無く、リトリーブした際に、ベイト感を低下することなく、安定したバイブレーションやローリング等の動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るルアーの一実施形態を示す図であり、前方の上方側から見た斜視図。
図1に示すルアーの側面図。
(a)は図1に示すルアーの平面図、(b)は図1に示すルアーの底面図。
図1に示すルアーを頭部側から見た正面図。
図1に示すルアーを尾部側から見た背面図。
リトリーブした際の水中でのルアーの動作を説明する図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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