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公開番号2024090676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206718
出願日2022-12-23
発明の名称電子制御ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 9/445 20180101AFI20240627BHJP(計算;計数)
要約【課題】多種多様なサービスを行う電子制御ユニットであっても、ソフトウェアの更新を遅延なく完了できるようにする。
【解決手段】ECU10は、書き換え可能なメモリ22、32に記憶されたソフトウェアを実行することでサービスを行う第1処理部20及び第2処理部30を備えている。第1処理部20及び第2処理部30は、駐車時のサービスは第1処理部20が、走行中のサービスは第2処理部30が、それぞれ行うように、ECU10の機能を分担している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
書き換え可能な記憶装置に記憶されたソフトウェアを実行することでサービスを行う第1処理部及び第2処理部を有しており、
前記第1処理部が行うサービスのすべてが休止可能となる期間以外の期間に、前記第2処理部が行うサービスのすべてが休止可能となる期間を有している
電子制御ユニット。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記電子制御ユニットは、車両に搭載されており、前記第1処理部が行うサービスのすべてが休止可能となる期間は、前記車両のメインスイッチがオンとなっている期間に存在し、前記第2処理部が行うサービスのすべてが休止可能となる期間は、前記メインスイッチがオフとなっている期間に存在する請求項1に記載の電子制御ユニット。
【請求項3】
前記電子制御ユニットは、車両に搭載されており、前記第1処理部は前記車両のメインスイッチがオフとなっている期間に実行されるサービスを行い、前記第2処理部は前記メインスイッチがオンとなっている期間に実行されるサービスを行う請求項1に記載の電子制御ユニット。
【請求項4】
前記第1処理部は、前記メインスイッチのオン操作前に前記サービスを終了する場合には、同サービスの終了後に自身の稼働を停止し、前記メインスイッチのオン操作時まで前記サービスを継続していた場合には、前記メインスイッチのオン操作後に自身の再起動を実施する請求項3に記載の電子制御ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御ユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、複数の電子制御ユニットが搭載されている。近年には、電子制御ユニットの統合化が進んでおり、一つの電子制御ユニットに割り当てられるサービスの種類が増加している。また、近年には、特許文献1に記載のように、無線通信を通じて更新データを配信することで、電子制御ユニットのソフトウェアを更新するOTA技術が実用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-66959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子制御ユニットのソフトウェアの更新を完了するには、電子制御ユニットの再起動が必要な場合がある。多種態様なサービスを行う電子制御ユニットでは、車両の走行中も駐車中も何らかのサービスを行っていることから、再起動の機会が得られずにソフトウェアの更新完了が遅れる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する電子制御ユニットは、書き換え可能な記憶装置に記憶されたソフトウェアを実行することでサービスを行う第1処理部及び第2処理部を有している。そして、同電子制御ユニットは、第1処理部が行うサービスのすべてが休止可能となる期間以外の期間に、第2処理部が行うサービスのすべてが休止可能となる期間を有するように構成されている。
【0006】
電子制御ユニットの全体では、何らかのサービスを実行している状態が続いていても、第1処理部及び第2処理部のそれぞれには、サービスを全て休止可能な期間が存在する。そのため、第1処理部及び第2処理部のいずれにも、ソフトウェアの更新を完了するための再起動の機会が得られ易くなる。したがって、上記電子制御ユニットには、多種多様なサービスを行う電子制御ユニットであっても、ソフトウェアの更新を遅延なく完了できるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電子制御ユニットの一実施形態の構成を模式的に示す図である。
同電子制御ユニットにおけるソフトウェアの更新手順の一例を示すシーケンス図である。
同電子制御ユニットにおけるソフトウェアの更新手順の他の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、電子制御ユニットの一実施形態を、図1~図3を参照して詳細に説明する。
<電子制御ユニットの構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の電子制御ユニットの構成を説明する。以下の説明では、電子制御ユニットを「ECU(Electronic Control Unit)」と記載する。本実施形態のECU10は、車両11の先進運転支援システム(ADAS)を構成する。ECU10は、車載通信ネットワーク12に接続されている。車両11には、ECU10以外の複数のECUが搭載されている。そうしたECUの一例は、車載通信ネットワーク12を介したECU間の通信を制御するゲートウェイECU13である。他にも車両11には、エンジン制御用のECUやトランスミッション制御用のECU等の複数のECU14が搭載されている。
【0009】
ゲートウェイECU13には、無線通信用の通信モジュール16が接続されている。通信モジュール16は、無線通信網15を介して車外との無線通信を行う。無線通信網15には、ECU10のソフトウェアの更新データを配信する配信サーバ17が接続されている。
【0010】
ECU10は、第1処理部20及び第2処理部30を備えている。第1処理部20は、プロセッサ21とメモリ22とを有するマイクロコントローラである。第1処理部20は、メモリ22に記憶されたプログラムをプロセッサ21が実行することで、サービスを実行する。メモリ22は、フラッシュメモリ等の、書き換え可能な記憶装置である。メモリ22は、第1記憶領域23、第2記憶領域24、及び第3記憶領域25を有している。第1記憶領域23及び第2記憶領域24は共に、ECU10が行うサービスのソフトウェアを格納する記憶領域である。第3記憶領域25は、ソフトウェア更新用のソフトウェアを格納した記憶領域である。一方、第2処理部30は、第1処理部20と同様に、プロセッサ31とメモリ32とを有したマイクロコントローラユニットである。第2処理部30のメモリ32は、第1処理部20のメモリ22と同様の、第1記憶領域33、第2記憶領域34、及び第3記憶領域35を備えている。本実施形態のECU10の場合、第1処理部20及び第2処理部30はそれぞれ、プロセッサ21、31及びメモリ22、32等の機能部品を一枚の半導体チップ上に実装したSoC(System on a Chip)として構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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