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公開番号2024089370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204696
出願日2022-12-21
発明の名称EGRシステム
出願人日野自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F02M 26/09 20160101AFI20240626BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】EGRガスを安定的に還流可能なEGRシステムを提供する。
【解決手段】EGRシステム20は、エンジン100の排気通路102と吸気通路101とに接続され、排気通路102から排気ガスの少なくとも一部が流入させられると共に、当該排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路101に還流させるためのEGR配管21と、EGR配管21に設けれ、EGRガスを圧縮して吸気通路101に送出するためのEGR圧縮機23と、吸気通路101から分岐すると共にEGR圧縮機23の上流側においてEGR配管21に合流するバイパス通路30と、バイパス通路30に設けられ、吸気通路101側からEGR配管21側に向けて一方向にガスを流通させる第1逆止弁31と、を備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの排気通路と吸気通路とに接続され、前記排気通路から排気ガスの少なくとも一部が流入させられると共に、当該排気ガスの一部をEGRガスとして前記吸気通路に還流させるためのEGR配管と、
前記EGR配管に設けれ、前記EGRガスを圧縮して前記吸気通路に送出するためのEGR圧縮機と、
前記吸気通路から分岐すると共に前記EGR圧縮機の上流側において前記EGR配管に合流するバイパス通路と、
前記バイパス通路に設けられ、前記吸気通路側から前記EGR配管側に向けて一方向にガスを流通させる第1逆止弁と、
を備えるEGRシステム。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記EGR配管における前記バイパス通路との接続部よりも上流側に設けられ、前記EGR配管の上流側から下流側に向けて一方向にガスを流通させる第2逆止弁を備える、
請求項1に記載のEGRシステム。
【請求項3】
前記EGR配管に設けられ、前記EGRガスを冷却するためのEGRクーラを備え、
前記第2逆止弁は、前記EGRクーラの下流側に設けられている、
請求項2に記載のEGRシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、EGRシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、吸気装置が記載されている。この吸気装置は、内燃機関からの排気ガスによって回転するタービンとタービンが回転することにより吸入空気を圧縮する第1の圧縮機と第1の圧縮機により圧縮された吸入空気を更に圧縮する第2の圧縮機とを有し、吸入空気を内燃機関に過給する過給機を備えている。また、この吸気装置は、内燃機関からの排気ガスを内燃機関に再循環させる電動ポンプを備える排気再循環装置を備えている。電動ポンプは、排気ガスの圧力を上昇させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-050684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般的な圧縮機は、圧縮機入口の圧力・流量がほとんど変動しない状態、いわゆる定常流を想定して設計されている。一方で、エンジンでは排気の脈動が存在する。したがって、上記特許文献1に記載された吸気装置では、排気の脈動に応じて、排気ガス(EGRガス)を圧縮するための電動ポンプ入口の圧力・流量が大きく変動するため、電動ポンプの安定的な動作、及びEGRガスの安定的な還流が困難となるおそれがある。
【0005】
本開示は、EGRガスを安定的に還流可能なEGRシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るEGRシステムは、エンジンの排気通路と吸気通路とに接続され、排気通路から排気ガスの少なくとも一部が流入させられると共に、当該排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流させるためのEGR配管と、EGR配管に設けれ、EGRガスを圧縮して吸気通路に送出するためのEGR圧縮機と、吸気通路から分岐すると共にEGR圧縮機の上流側においてEGR配管に合流するバイパス通路と、バイパス通路に設けられ、吸気通路側からEGR配管側に向けて一方向にガスを流通させる第1逆止弁と、を備える。
【0007】
このEGRシステムでは、エンジンの排気通路と吸気通路とに接続され、エンジンからの排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に還流するためのEGR配管を備えている。EGR配管には、EGRガスを圧縮して吸気通路に送出するためのEGR圧縮機が設けられている。そして、EGR配管におけるEGR圧縮機の上流側には、吸気通路から分岐されたバイパス通路が接続され、当該バイパス通路にはEGR配管側に一方向にガスを流通させる第1逆止弁が設けられている。このため、EGR圧縮機入口におけるEGRガスの圧力及び流量が低下した場合に、バイパス通路及び第1逆止弁を介して吸気通路からEGR配管にガスが導入される。これにより、エンジンの排気に脈動が生じていても、EGR圧縮機入口におけるガスの圧力及び流量の変化が抑制される。この結果、EGR圧縮機の安定的な動作を可能とし、EGRガスの安定した還流が可能となる。
【0008】
本開示に係るEGRシステムは、EGR配管におけるバイパス通路との接続部よりも上流側に設けられ、EGR配管の上流側から下流側に向けて一方向にガスを流通させる第2逆止弁を備えてもよい。この場合、EGR圧縮機側からのガスの逆流が確実に抑制される。
【0009】
本開示に係るEGRシステムは、EGR配管に設けられ、EGRガスを冷却するためのEGRクーラを備え、第2逆止弁は、EGRクーラの下流側に設けられていてもよい。この場合、EGR圧縮機側からEGRクーラ側へのガスの逆流が確実に抑制される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、EGRガスを安定的に還流可能なEGRシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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