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公開番号2024088237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203310
出願日2022-12-20
発明の名称燃料供給装置の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02M 21/02 20060101AFI20240625BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関の始動時に、意図せず燃料リッチな状態になることを抑制する。
【解決手段】燃焼供給装置50は、燃料噴射弁51と、デリバリパイプ52と、リリーフ通路60と、第1開閉弁64と、第2開閉弁65と、を備えている。燃料噴射弁51は、気体燃料を噴射する。デリバリパイプ52は、燃料噴射弁51に気体燃料を供給するためのパイプである。リリーフ通路60は、内燃機関10の吸気通路21及びデリバリパイプ52を繋いでいる。第1開閉弁64は、デリバリパイプ52内の気体燃料をリリーフ通路60に供給可能である。第2開閉弁65は、リリーフ通路60に設けられている。第2開閉弁65は、リリーフ通路60における第2開閉弁65に対して吸気通路21側の部分の圧力が、リリーフ通路60における第2開閉弁65に対してデリバリパイプ52側の部分の圧力に比べて、予め定められた規定圧以上低くなった場合に、開弁する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
気体燃料を噴射する燃料噴射弁と、
前記燃料噴射弁に前記気体燃料を供給するためのデリバリパイプと、
内燃機関の吸気通路及び前記デリバリパイプを繋ぐリリーフ通路と、
前記デリバリパイプ内の前記気体燃料を前記リリーフ通路に供給可能な第1開閉弁と、
前記リリーフ通路に設けられた第2開閉弁と、
を備え、
前記第2開閉弁は、前記リリーフ通路における前記第2開閉弁に対して前記吸気通路側の部分の圧力が、前記リリーフ通路における前記第2開閉弁に対して前記デリバリパイプ側の部分の圧力に比べて、予め定められた規定圧以上低くなった場合に、開弁する
燃料供給装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記リリーフ通路は、前記第2開閉弁に対して前記デリバリパイプ側に、車両のアクチュエータに対して負圧を供給するバキュームタンクを有している
請求項1に記載の燃料供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料供給装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の燃料供給装置は、デリバリパイプと、燃料噴射弁と、を備えている。燃料噴射弁は、デリバリパイプを介して気体燃料の供給を受ける。また、特許文献1に記載の燃料供給装置は、リリーフ管と、リリーフ弁と、を備えている。リリーフ管の上流端は、デリバリパイプに接続している。リリーフ管の下流端は、内燃機関の吸気通路に接続している。そして、リリーフ弁は、内燃機関の始動時に、デリバリパイプ内の圧力が許容限界圧力よりも高い場合に、閉状態から開状態に切り替えられる。リリーフ弁が開状態のとき、気体燃料は、リリーフ管を介して吸気通路に放出され、その結果、デリバリパイプ内の圧力が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-332879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術において、内燃機関の始動時にデリバリパイプ内の圧力が高いと、多量の気体燃料が吸気通路内に流入することになる。その一方で、内燃機関の始動時には、内燃機関に供給される吸気の量が比較的に少ない。そのため、特許文献1に記載の技術では、内燃機関の始動時に、意図せず燃料リッチな状態になってしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、気体燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁に前記気体燃料を供給するためのデリバリパイプと、内燃機関の吸気通路及び前記デリバリパイプを繋ぐリリーフ通路と、前記デリバリパイプ内の前記気体燃料を前記リリーフ通路に供給可能な第1開閉弁と、前記リリーフ通路に設けられた第2開閉弁と、を備え、前記第2開閉弁は、前記リリーフ通路における前記第2開閉弁に対して前記吸気通路側の部分の圧力が、前記リリーフ通路における前記第2開閉弁に対して前記デリバリパイプ側の部分の圧力に比べて、予め定められた規定圧以上低くなった場合に、開弁する燃料供給装置である。
【0006】
上記構成によれば、リリーフ通路における第2開閉弁に対して吸気通路側の部分の圧力が十分に低くなった場合に、第2開閉弁が開弁する。そして、リリーフ通路における上記吸気通路側の部分の圧力が低いときには、内燃機関に相当な量の吸気が供給されている。したがって、第2開閉弁が開弁して気体燃料が吸気通路に流入しても、内燃機関において過度に燃料リッチな状況は生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
内燃機関及び燃料供給装置を搭載した車両の概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、燃料供給装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
<内燃機関の概略構成>
図1に示すように、車両500は、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、気体燃料、例えば水素を燃料とする。内燃機関10は、クランク軸11と、4つの気筒12と、4つのピストン13と、4つのコネクティングロッド14と、4つの点火プラグ15と、を有している。なお、図1では、4組存在する気筒12、ピストン13、コネクティングロッド14、点火プラグ15の組のうちの1組のみを図示している。
【0009】
気筒12は、燃料と吸入空気との混合気を燃焼させるための空間である。ピストン13は、混合気の燃焼に伴い気筒12内を往復運動する。ピストン13は、コネクティングロッド14を介してクランク軸11に連結している。コネクティングロッド14は、ピストン13の往復運動を、クランク軸11の回転運動として伝達する。点火プラグ15の先端は、気筒12内に位置している。点火プラグ15は、気筒12内の混合気に点火する。
【0010】
図1に示すように、内燃機関10は、吸気通路21、及び排気通路31を備えている。吸気通路21は、吸気の流通通路である。吸気通路21は、各気筒12に接続している。排気通路31は、排気の流通通路である。排気通路31は、各気筒12に接続している。
(【0011】以降は省略されています)

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