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公開番号2024088824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022203809
出願日2022-12-21
発明の名称墨出しシステム及び墨出し方法
出願人大成建設株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類G01C 15/02 20060101AFI20240626BHJP(測定;試験)
要約【課題】施工現場において、施工図の映像を、実際の現場の実寸通りに、短時間で、かつ正確に投影することができる、墨出しシステム及び墨出し方法を提供する。
【解決手段】撮影装置3は、墨出し作業を行う投影面に墨出しされた親墨(現場)L1、L2と、第1の親墨上に配置されたタグT1、T2とを撮影する。検出部23は、撮影装置3により撮影された撮影画像内のタグT1、T2に基づいて、撮影画像内の親墨(現場)L1、L2を特定する。データ補正部24は、検出部23により特定された親墨(現場)L1、L2に基づいて、墨出しの施工図を補正する。投影装置4は、データ補正部24で補正された施工図の映像を投影面に投影する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
墨出し作業を行う投影面に墨出しされた第1の親墨と前記第1の親墨上に配置されたタグとを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された撮影画像内の前記タグに基づいて、前記撮影画像内の前記第1の親墨を特定する検出部と、
前記検出部により特定された前記第1の親墨に基づいて、前記墨出しの施工図を補正するデータ補正部と、
前記データ補正部で補正された前記施工図の映像を前記投影面に投影する投影装置と、
を備える、墨出しシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記検出部は、
前記撮影装置により撮影された前記撮影画像から前記タグを検出するタグ検出部と、
前記タグ検出部により検出された前記タグが載っている周辺のエリアを通過する線分を、前記第1の親墨として特定する親墨特定部と、を備える請求項1に記載の墨出しシステム。
【請求項3】
前記検出部は、前記タグに交差する線分を検出し、検出した線分の3点の座標から直線近似によって前記第1の親墨を特定する、請求項2に記載の墨出しシステム。
【請求項4】
前記タグは、エイプリルタグである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の墨出しシステム。
【請求項5】
前記撮影装置は、前記投影面外に配置された既知の長さを有する基準尺を撮影し、
前記データ補正部は、前記基準尺に基づいて、前記投影面に投影する前記施工図を実寸大になるように前記施工図を拡縮する、請求項1に記載の墨出しシステム。
【請求項6】
前記データ補正部は、作業者に前記第1の親墨に対応する第2の親墨を前記施工図上に指定させ、前記施工図上の前記第2の親墨が前記第1の親墨と重なるように前記施工図を移動させる、請求項5に記載の墨出しシステム。
【請求項7】
前記データ補正部は、前記施工図上の前記第2の親墨が前記第1の親墨と重なるように、前記施工図を回転させる、請求項6に記載の墨出しシステム。
【請求項8】
前記データ補正部は、前記施工図上の前記第2の親墨が前記第1の親墨と重なるように、前記施工図を所定の領域毎にピクセル移動させる、請求項7に記載の墨出しシステム。
【請求項9】
墨出し作業を行う投影面に第1の親墨を墨出しすること、
前記第1の親墨上にタグを配置すること、
撮影装置により前記第1の親墨と前記タグとを撮影すること、
検出部により、前記撮影装置によって撮影された撮影画像内の前記タグに基づいて、前記撮影画像内の前記第1の親墨を特定することと、
データ補正部により、前記検出部によって特定された前記第1の親墨に基づいて、前記墨出しの施工図を補正することと、
投影装置により、前記データ補正部によって補正された前記施工図の映像を前記投影面に投影することと、
を含む、墨出し方法。
【請求項10】
前記タグは、エイプリルタグである、請求項9に記載の墨出し方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、墨出しシステム及び墨出し方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
建設現場においては、様々な工程で墨出し作業が行われている。墨出し作業は、施工図に基づいて、建設現場で様々な部材の位置や加工を施すべき位置を示すために行われる。墨出し作業の効率化を図るため、建設現場で、施工図の映像を、施工中の構造物に実寸で投影することが検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、施工現場の空間内に設置され、その空間の設計図面を施工現場に実寸で投影する投影装置についての構成が開示されている。これにより、施工図の映像を構造物に実寸で投影した状態で、投影された施工図上の線に沿って、墨出し作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-100963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際には、建設現場においては、親墨以外にも心墨/真墨、子墨などの線が多数引かれていたり、構造体である壁と床とのつなぎ目などが存在したりするため、施工中の構造物や、親墨などの線を目安に施工図の映像を構造物に実寸で投影することは難しく、作業者の熟練度が求められ、調整に時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、施工現場において、施工図の映像を、実際の現場の実寸通りに、短時間で、かつ正確に投影することができる、墨出しシステム及び墨出し方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の墨出しシステムは、墨出し作業を行う投影面に墨出しされた第1の親墨と前記第1の親墨上に配置されたタグとを撮影する撮影装置と、前記撮影装置により撮影された撮影画像内の前記タグに基づいて、前記撮影画像内の前記第1の親墨を特定する検出部と、前記検出部により特定された前記第1の親墨に基づいて、前記墨出しの施工図を補正するデータ補正部と、前記データ補正部で補正された前記施工図の映像を前記投影面に投影する投影装置と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の墨出し方法は、墨出し作業を行う投影面に第1の親墨を墨出しすること、前記第1の親墨上にタグを配置すること、撮影装置により前記第1の親墨と前記タグとを撮影すること、検出部により、前記撮影装置によって撮影された撮影画像内の前記タグに基づいて、前記撮影画像内の前記第1の親墨を特定することと、データ補正部により、前記検出部によって特定された前記第1の親墨に基づいて、前記墨出しの施工図を補正することと、投影装置により、前記データ補正部によって補正された前記施工図の映像を前記投影面に投影することと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、施工現場において、施工図の映像を、実際の現場の実寸通りに、短時間で、かつ正確に投影することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態による墨出しシステムの構成を示すブロック図である。
本実施形態において、施工現場の投影面に対する撮影範囲及び投影範囲等を説明するための模式図である。
本実施形態において、撮影画像から施工現場の投影面に墨出しした親墨(現場)を特定する方法を説明するための模式図である。
本実施形態の墨出しシステムによる墨出し作業を説明するためのフローチャートである。
本実施形態の墨出しシステムによる墨出し作業を説明するためのフローチャートである。
本実施形態による墨出し作業における施工現場での親墨の墨出し作業を示す模式図である。
本実施形態による墨出し作業における施工現場での親墨に対するタグの設置例を示す模式図である。
本実施形態による墨出し作業での親墨(現場)の特定工程を説明するための模式図である。
本実施形態による墨出し作業での施工図の拡縮工程を説明するための模式図である。
本実施形態による墨出し作業での施工図への親墨の指定作業工程を説明するための模式図である。
本実施形態による墨出し作業での親墨の交点合わせ処理動作を説明するための模式図である。
本実施形態による墨出し作業での施工図の回転処理動作を説明するための模式図である。
本実施形態による墨出し作業での回転処理動作後のズレを説明するための模式図である。
本実施形態による墨出し作業での回転処理動作後の親墨(現場)と親墨(CAD)とのズレを補正する補正処理動作を説明するための模式図である。
本実施形態による墨出しシステムによって最終的に現場の投影面に投影した施工図面に基づいて作業者が墨出し作業を行う様子を示す画像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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