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公開番号2024087941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202857
出願日2022-12-20
発明の名称生産管理システム及び生産管理プログラム
出願人アンリツ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20240625BHJP(制御;調整)
要約【課題】検査が不良となった場合の、検査機の前の機器に関する生産データを把握することができる生産管理システム及び生産管理プログラムを提供すること。
【解決手段】組み合わせ計量機11、包装機12、検査機14、ケーサ15、検査機17でなる生産ライン構成機器と、サーバ装置30とを備え、各生産ライン構成機器は、処理した製品に関する情報である処理データと、当該製品を識別する情報と、を含む生産データをサーバ装置30に送信し、サーバ装置30は、生産データを記憶し、製品を識別する情報を指定されることにより、製品を識別する情報に関連付けられた生産データを、対応する製品の通過順に、各機器の生産データを並べて表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2つ以上の生産ライン構成機器(11、12、14、15、17)を含む生産ラインを管理する生産管理システム(1)であって、
前記生産ライン構成機器と通信可能に構成されたサーバ装置(30)を備え、
前記生産ライン構成機器は、処理した製品に関する情報である処理データと、当該製品を識別する情報と、を含む生産データを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記生産データを記憶し、前記製品を識別する情報を指定されることにより、前記製品を識別する情報に関連付けられた前記生産データを、対応する製品の通過順に、各機器の前記生産データを並べて表示する生産管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記生産ライン構成機器は、個々の製品(P)を処理する機器と、該機器により処理された個々の製品を所定の数まとめる機器と、該機器により個々の製品が所定の数まとめられた製品(S)を処理する機器と、を含み、
前記サーバ装置は、異なる機器から送信された前記生産データを、各生産データに含まれる情報に基づき関連付けることを特徴とする請求項1に記載の生産管理システム。
【請求項3】
前記生産ライン構成機器として、
製造された原材料(M)を受け入れ、所定量ずつ計量し、それらを所定の重量となるように組み合わせて排出する組み合わせ計量機(11)と、
前記組み合わせ計量機から排出された、所定の重量の原材料を、包材で包装して包装された製品(P)を排出する包装機(12)と、
前記包装機から排出された、包装された製品の重量の検査を行ない、検査で不良がない包装された製品を排出する第1検査機(14)と、を備え、
前記組み合わせ計量機は、前記処理データとして、前記原材料の計量結果を前記サーバ装置に送信し、
前記第1検査機は、前記処理データとして、検査結果及び計測した包装された製品の重量を前記サーバ装置に送信する請求項1または請求項2に記載の生産管理システム。
【請求項4】
前記第1検査機は、検査で不良がある包装された製品を前記生産ラインから排除するための選別機(14A)を備える請求項3に記載の生産管理システム。
【請求項5】
前記生産ライン構成機器として、
包装された製品を所定の数まとめて箱詰め後、封函して箱詰めされた製品(S)を排出するケーサ(15)と、
箱詰めされた製品の重量の検査を行ない、検査で不良がない箱詰めされた製品を排出する第2検査機(17)と、備え、
前記ケーサは、前記処理データとして、箱詰めされた包装された製品を識別する情報を前記サーバ装置に送信し、
前記第2検査機は、前記処理データとして、検査結果及び計測した箱詰めされた製品の重量を前記サーバ装置に送信する請求項3に記載の生産管理システム。
【請求項6】
2つ以上の生産ライン構成機器(11、12、14、15、17)を含む生産ラインと、前記生産ライン構成機器と通信可能に構成されたサーバ装置(30)と、を備え、前記生産ライン構成機器は、処理した製品(P、S)に関する情報である処理データと、当該製品を識別する情報と、を含む生産データを前記サーバ装置に送信する生産管理システム(1)の生産管理プログラムであって、
前記サーバ装置に、前記生産データを記憶し、前記製品を識別する情報を指定されることにより、前記製品を識別する情報に関連付けられた前記生産データを、対応する製品の通過順に、各機器の前記生産データを並べて表示する機能を実現させるための生産管理プログラム。
【請求項7】
前記生産ライン構成機器は、個々の製品(P)を処理する機器と、該機器により処理された個々の製品を所定の数まとめる機器と、該機器により個々の製品が所定の数まとめられた製品(S)を処理する機器と、を含み、
前記サーバ装置に、異なる機器から送信された前記生産データを、各生産データに含まれる情報に基づき関連付ける機能を含むことを特徴とする請求項6に記載の生産管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、肉、魚、加工食品、医薬品等を生産する生産ラインでの生産状況などを管理する生産管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、肉、魚、加工食品、医薬品等を生産する生産ラインでは、製造された物品を、計量して所定重量で包装し、異物混入の検査や最終的な重量の検査等を行ない、これらの検査で良品と判定されたものを最終製品として箱詰め等して出荷している。
【0003】
特許文献1には、検査装置は、バーコードリーダが読み取った物品の固有情報に、検査装置の検査結果、検査に使用された検出されたデータ等を付加して検査情報としてホストコンピュータへ出力し、ホストコンピュータは、検査装置から出力された情報を製品データベースに登録し、固有情報が指定されて照会要求がなされると、製品データベースを検索して、その固有情報の検査情報を通知することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-219420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、検査の結果や検査装置で検出されたデータを参照することはできるが、検査が不良となった場合の、検査機の上流の機器に存在する原因を特定することは難しい。特に、包装された物品をいくつかまとめて箱詰めした最終製品の検査で不良となったときには、個々の製品は箱詰めされた状態であるので、いずれの製品が原因で不良となったかを特定するためには箱を開けて個々の製品のバーコード等を読み取る必要があり、箱詰め個数が多いほど生産ラインの生産効率が悪化するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、検査が不良となった場合の、検査機の前の機器に関する生産データを把握することができる生産管理システム及び生産管理プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の生産管理システムは、2つ以上の生産ライン構成機器を含む生産ラインを管理する生産管理システムであって、前記生産ライン構成機器と通信可能に構成されたサーバ装置を備え、前記生産ライン構成機器は、処理した製品に関する情報である処理データと、当該製品を識別する情報と、を含む生産データを前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置は、前記生産データを記憶し、前記製品を識別する情報を指定されることにより、前記製品を識別する情報に関連付けられた前記生産データを、対応する製品の通過順に、各機器の前記生産データを並べて表示するものである。
【0008】
この構成により、製品を識別する情報を指定されることにより、製品を識別する情報に関連付けられた生産データが、対応する製品の通過順に、各機器の生産データが並べられて表示される。このため、検査が不良となった場合に、検査機の前の機器の情報を確認して、検査機の前の機器に存在する原因を容易に特定することができる。
【0009】
また、本発明の生産管理システムにおいて、前記生産ライン構成機器は、個々の製品を処理する機器と、該機器により処理された個々の製品を所定の数まとめる機器と、該機器により個々の製品が所定の数まとめられた製品を処理する機器と、を含み、前記サーバ装置は、異なる機器から送信された前記生産データを、各生産データに含まれる情報に基づき関連付けるものである。
【0010】
この構成により、個々の製品を処理する機器からは個々の製品の処理に関する生産データがサーバ装置に送信され、個々の製品を所定の数まとめる機器からは個々の製品をまとめる処理に関する生産データが送信され、個々の製品が所定の数まとめられた製品を処理する機器からは、個々の製品が所定の数まとめられた製品の処理に関する生産データが送信され、サーバ装置は、各機器から送信された前記生産データを、前記生産データに含まれる情報に基づき関連付け、関連付けられた生産データを一覧表示することができ、生産データに含まれる情報から、生産ライン構成機器の生産データを容易に把握することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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