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公開番号2024086159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201146
出願日2022-12-16
発明の名称微細気泡発生器
出願人株式会社栗本鐵工所
代理人弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類B01F 25/10 20220101AFI20240620BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】簡易な構成で効率良く微細気泡を発生させること。
【解決手段】微細気泡発生器は、x軸方向に延びる上流管および下流管の間に位置し、x軸に交差するy軸方向に円弧状に膨出するケーシングと、ケーシングの内側面との間に、上流側から下流側に向かう水の高速流路となる隙間(11)をあけて配置され、x軸およびy軸に交差するz軸方向に延びるコマ部材(3)とを備える。コマ部材は、x軸およびy軸で区画される複数の領域(301~304)のうち、下流側に位置する領域(303,304)の外周部に、隙間を通過した水を引き込んで旋回流を発生させる切欠き部(31,32)を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
x軸方向に延びる上流管および下流管の間に位置し、前記x軸に交差するy軸方向に円弧状に膨出するケーシングと、
前記ケーシングの内側面との間に、上流側から下流側に向かう水の高速流路となる隙間をあけて配置され、前記x軸および前記y軸に交差するz軸方向に延びるコマ部材とを備え、
前記コマ部材は、前記x軸および前記y軸で区画される複数の領域のうち、下流側に位置する領域の外周部に、前記隙間を通過した水を引き込んで旋回流を発生させる切欠き部を有している、微細気泡発生器。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記コマ部材は円柱形状であり、
前記切欠き部は、前記x軸および前記y軸で区画される4つの扇形領域のうち、下流側に位置する2つの扇形領域の外周部に形成されている、請求項1に記載の微細気泡発生器。
【請求項3】
前記切欠き部の内壁面は、円弧状の凹面をもつ曲面形状である、請求項1に記載の微細気泡発生器。
【請求項4】
前記内壁面は、曲率半径の異なる2つの円弧面と、前記2つの円弧面を滑らかに接続する接続面とを含む、請求項3に記載の微細気泡発生器。
【請求項5】
前記内壁面は、前記隙間から流出した水流を受け入れて前記凹面に導く下流側端縁と、前記凹面に沿って流れる旋回流を前記下流管に向かって導く上流側端縁とを含み、
前記上流側端縁を含む円弧面の曲率半径は、前記下流側端縁を含む円弧面の曲率半径よりも小さい、請求項4に記載の微細気泡発生器。
【請求項6】
前記コマ部材の直径が、前記上流管の内径よりも大きい、請求項1に記載の微細気泡発生器。
【請求項7】
前記コマ部材は、前記ケーシングに対して着脱可能に設けられている、請求項1に記載の微細気泡発生器。
【請求項8】
前記コマ部材の平面形状は、略楕円形状であり、
前記コマ部材は、前記内側面との間に前記隙間を生じさせる作動状態と前記隙間を塞ぐ止水状態とに回転可能に設けられている、請求項2に記載の微細気泡発生器。
【請求項9】
前記コマ部材は、前記z軸を中心とする中心孔と、前記中心孔から前記隙間に向かって半径方向に延びる少なくとも1つの横孔とを含み、
前記中心孔に、添加剤としての気体または液体を供給する添加剤供給手段をさらに備える、請求項1に記載の微細気泡発生器。
【請求項10】
前記切欠き部の中心部に前記z軸方向に沿って気体を供給し、水の旋回速度を向上させる速度向上手段をさらに備える、請求項1に記載の微細気泡発生器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体中に微細気泡を発生させる微細気泡発生器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、微細気泡を利用して、水質浄化や微生物の殺菌を図る技術が増えつつある。微細気泡の発生方法としては様々な方式が存在するが、その一つに、管路の急激な収縮と拡大により気相を粉砕するキャビテーション方式がある。
【0003】
特開2021-20153号公報(特許文献1)では、筒状筐体の入口側に位置し、内径が徐々に狭まる入口部と、入口部に接続するオリフィス(小径部分)と、筒状筐体の出口側に位置してオリフィスに接続し、内径が徐々に広がる拡径部とを備えた微細気泡発生器において、オリフィスの出口の周壁に凹部を形成した構成が開示されている。
【0004】
特開2008-246441号公報(特許文献2)では、管路内の液体を高速流となす傾斜面を有した第1の加速部材と、負圧を発生させる空隙部を半径方向に有する小径なくびれ部を介して、第1の加速部材の後段に第2の加速部材を連設した構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-20153号公報(特許第6978793号)
特開2008-246441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1および2に示されるように、キャビテーション方式の微細気泡発生器としては、管路自体の内径を調整したものや、管路内に径の異なる複数の部材を液体の流れ方向に沿って連設したものが一般的である。しかし、これらの微細気泡発生器は構成が複雑であり、製造が容易ではないことから、簡易な構成で効率良く微細気泡を発生できる技術が望まれていた。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡易な構成で効率良く微細気泡を発生させることのできる微細気泡発生器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明のある局面に従う微細気泡発生器は、x軸方向に延びる上流管および下流管の間に位置し、x軸に交差するy軸方向に円弧状に膨出するケーシングと、ケーシングの内側面との間に、上流側から下流側に向かう水の高速流路となる隙間をあけて配置され、x軸およびy軸に交差するz軸方向に延びるコマ部材とを備える。コマ部材は、x軸およびy軸で区画される複数の領域のうち、下流側に位置する領域の外周部に、隙間を通過した水を引き込んで旋回流を発生させる切欠き部を有している。
【0009】
好ましくは、コマ部材は円柱形状であり、切欠き部は、x軸およびy軸で区画される4つの扇形領域のうち、下流側に位置する2つの扇形領域の外周部に形成されている。
【0010】
好ましくは、切欠き部の内壁面は、円弧状の凹面をもつ曲面形状である。
(【0011】以降は省略されています)

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