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公開番号2024085049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199370
出願日2022-12-14
発明の名称生簀網状体用のブラケット、及び生簀
出願人日東製網株式会社
代理人弁理士法人森特許事務所
主分類A01K 61/60 20170101AFI20240619BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
生簀を使用しないときには複数の生簀を上下方向に重ねて保管することが可能であり、生簀を使用する際には生簀の上を人が歩行することができる足場を備えた生簀と、当該生簀に用いられ、網状体を支持するのに適したブラケットを提供する。
【解決手段】
中空部を有する生簀枠と、当該生簀枠に設けられる複数の網状体用のブラケットと、複数の前記ブラケットにより支持される網状体の支持枠と、複数前記のブラケットの間に配置される足場部と、前記支持枠によって支持される網状体とを有する生簀であり、前記ブラケットは、網状体を支持する支持枠用の支持孔と、平坦部を有する足場部を支持する支持部とを有しており、前記ブラケットは、上端部に凹部を有する形状である生簀と、前記ブラケットである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
中空部を有する生簀枠に設けられる網状体用のブラケットであり、
前記ブラケットは、網状体を支持する支持枠用の支持孔と、
平坦部を有する足場部を支持するための支持部とを有しており、
前記ブラケットは、上端部に凹部を有する形状である生簀網状体用のブラケット。
続きを表示（約 650 文字）【請求項２】
前記ブラケットは、ロープ挿通用の貫通孔を有する請求項１に記載の生簀網状体用のブラケット。
【請求項３】
前記ブラケットは、前記生簀枠に気体を供給する管を挿通するための貫通孔を有する請求項１又は２に記載の生簀網状体用のブラケット。
【請求項４】
中空部を有する生簀枠と、
当該生簀枠に設けられる複数の網状体用のブラケットと、
複数の前記ブラケットにより支持される網状体の支持枠と、
複数前記のブラケットの間に配置される足場部と、
前記支持枠によって支持される網状体とを有する生簀であり、
前記ブラケットは、網状体を支持する支持枠用の支持孔と、平坦部を有する足場部を支持する支持部とを有しており、
前記ブラケットは、上端部に凹部を有する形状である生簀。
【請求項５】
前記支持枠は、金属製の管又は棒の表面に、合成樹脂層を有する構造であり、前記網状体は、金属素材で構成される請求項４に記載の生簀。
【請求項６】
前記支持枠は、角部を有する形状であり、
前記ブラケットに対して回転しないように、前記ブラケットに固定されている請求項４又は５に記載の生簀。
【請求項７】
前記ブラケットとは別のブラケットをさらに備える生簀であり、
前記別のブラケットは、上端部の縁が足場部から突出する高さが０～３ｃｍの範囲内である部分を有する請求項４又は５に記載の生簀。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、生簀網状体用のブラケット、及び生簀に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に示すように、枠体に網体を取り付けた浮沈式の生簀が知られている。特許文献１の生簀は、内部が中空にされた複数の柱材を備えており、柱材の内部に空気又は水を供給又は排出することで生簀の浮力を調節し、生簀を水中に沈めたり、水面に浮上させたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１-１６３３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の生簀では、枠体の上に作業者が乗って、作業を行うことは記載されていない。また、特許文献１の生簀では、生簀を保管や運搬する際に、生簀を上下に積み重ねて保管等することは記載されていない。
【０００５】
本発明は、生簀を使用しないときには複数の生簀を上下方向に重ねて保管することが可能であり、生簀を使用する際には生簀の上を人が歩行することができる足場部を備えた生簀と、当該生簀に用いられ、網状体を支持するのに適したブラケットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
中空部を有する生簀枠に設けられる網状体用のブラケットであり、前記ブラケットは、網状体を支持する支持枠用の支持孔と、平坦部を有する足場部を支持するための支持部とを有しており、前記ブラケットは、上端部に凹部を有する形状である生簀網状体用のブラケットにより、上記の課題を解決する。
【０００７】
また、中空部を有する生簀枠と、当該生簀枠に設けられる複数の網状体用のブラケットと、複数の前記ブラケットにより支持される網状体の支持枠と、複数前記のブラケットの間に配置される足場部と、前記支持枠によって支持される網状体とを有する生簀であり、前記ブラケットは、網状体を支持する支持枠用の支持孔と、平坦部を有する足場部を支持する支持部とを有しており、前記ブラケットは、上端部に凹部を有する形状である生簀により、上記の課題を解決する。
【０００８】
上記の生簀、及びブラケットは、平坦部を有する足場を備えるため、作業者が生簀の上に乗って、安全に歩行や所望の作業を行うことができる。また、上記の生簀、及びブラケットは、上端部に凹部を有する形状である。生簀を上下方向に積む際には、凹部に対して、生簀の枠体が収納されるため、生簀を保管や運搬する際には、生簀を上下方向に積み重ねた状態で安定させることができる。
【０００９】
上記の生簀、及びブラケットにおいて、ブラケットは、ロープ挿通用の貫通孔を有する構成とすることが好ましい。例えば、前記貫通孔にロープを挿通することにより、船舶を係留するためのロープをブラケットに固定することができる。また、例えば、前記孔にロープを挿通することにより、廃タイヤなどの緩衝材をロープにより固定することができる。
【００１０】
上記の生簀、及びブラケットにおいて、前記生簀枠に気体を供給する管を挿通するための貫通孔を有する構成とすることが好ましい。これにより、生簀枠に気体を供給する菅をブラケットに対して固定し、前記管が作業の邪魔になったり、運搬や保管時において前記管が意図せず破損することを防いたりすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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