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公開番号2024083192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2023022860
出願日2023-02-16
発明の名称増幅回路および高周波回路
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H03F 1/02 20060101AFI20240613BHJP(基本電子回路)
要約【課題】高効率な増幅特性を有する増幅回路を提供する。
【解決手段】増幅回路10は、増幅器11に接続されたインダクタ23と、増幅器12に接続されたインダクタ24と、増幅器11およびインダクタ23を結ぶ第1出力経路に直列配置されたインダクタ21と、第1出力経路およびグランドに接続されたキャパシタ31と、増幅器12およびインダクタ24を結ぶ第2出力経路に直列配置されたキャパシタ32と、第2出力経路およびグランドに接続されたインダクタ22と、インダクタ21および23を結ぶ第1経路と、キャパシタ32およびインダクタ24を結ぶ第2経路との間に接続された第1回路と、を備え、第1回路は、第1経路および第2経路に接続される抵抗41と、第1経路と第2経路とを抵抗41を介して接続する、および、抵抗41を介さずに接続する、を切り替えるスイッチ61と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1増幅器および第2増幅器と、
出力端子と、
前記第1増幅器の出力端および前記出力端子の間に接続された第1移相回路と、
前記第2増幅器の出力端および前記出力端子の間に接続された第2移相回路と、
前記第1増幅器の出力端および前記第1移相回路を結ぶ第1出力経路に直列配置された第1インダクタと、
前記第1出力経路およびグランドの間に接続された第1キャパシタと、
前記第2増幅器の出力端および前記第2移相回路を結ぶ第2出力経路に直列配置された第2キャパシタと、
前記第2出力経路およびグランドの間に接続された第2インダクタと、
前記第1インダクタおよび前記第1移相回路を結ぶ第1経路と、前記第2キャパシタおよび前記第2移相回路を結ぶ第2経路との間に接続された第1回路と、を備え、
前記第1回路は、
一端が前記第1経路に接続され、他端が前記第2経路に接続される第1抵抗と、
前記第1経路と前記第2経路とを前記第1抵抗を介して接続する、および、前記第1抵抗を介さずに接続する、を切り替える第1スイッチと、を有する、
増幅回路。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
第1増幅器および第2増幅器と、
出力端子と、
前記第1増幅器の出力端および前記出力端子の間に接続された第1移相回路と、
前記第2増幅器の出力端および前記出力端子の間に接続された第2移相回路と、
前記第1増幅器の出力端および前記第1移相回路に接続され、第1位相量で高周波信号を移相する第3移相回路と、
前記第2増幅器の出力端および前記第2移相回路に接続され、前記第1位相量との差が90°である第2位相量で高周波信号を移相する第4移相回路と、
前記第3移相回路および前記第1移相回路を結ぶ第1経路と、前記第4移相回路および前記第2移相回路を結ぶ第2経路との間に接続された第1回路と、を備え、
前記第1回路は、
一端が前記第1経路に接続され、他端が前記第2経路に接続される第1抵抗と、
前記第1経路と前記第2経路とを前記第1抵抗を介して接続する、および、前記第1抵抗を介さずに接続する、を切り替える第1スイッチと、を有する、
増幅回路。
【請求項3】
前記第1スイッチは、共通端子、第1選択端子および第2選択端子を有し、
前記第1抵抗は第1端および第2端を有し、
前記第1端は前記第1選択端子に接続され、
前記共通端子は、前記第1経路および前記第2経路の一方に接続され、
前記第2端は、前記第1経路および前記第2経路の他方に接続され、
前記第2選択端子は、抵抗を介さずに前記第1経路および前記第2経路の前記他方に接続される、
請求項1または2に記載の増幅回路。
【請求項4】
前記第2選択端子と前記第1経路および前記第2経路の前記他方とは短絡される、
請求項3に記載の増幅回路。
【請求項5】
前記第1経路と前記第2経路とが短絡された場合、前記第1増幅器はAB級動作し、かつ、前記第2増幅器はC級動作し、
前記第1経路と前記第2経路とが短絡されず、前記第1抵抗が前記第1経路および前記第2経路に接続された場合、前記第1増幅器はAB級動作し、かつ、前記第2増幅器はAB級動作する、
請求項1または2に記載の増幅回路。
【請求項6】
前記増幅回路にローパワーモードが適用される場合、前記第1経路と前記第2経路とが短絡されず、前記第1抵抗が前記第1経路および前記第2経路に接続され、
前記増幅回路にハイパワーモードが適用される場合、前記第1経路と前記第2経路とが短絡される、
請求項1または2に記載の増幅回路。
【請求項7】
前記第1回路は、さらに、インダクタまたはキャパシタである第1回路素子を有し、
前記第1スイッチは、さらに、第3選択端子を有し、
前記第1回路素子の一端は、前記第3選択端子に接続され、
前記第1回路素子の他端は、前記第1経路および前記第2経路の前記他方に接続される、
請求項4に記載の増幅回路。
【請求項8】
前記第1経路と前記第2経路とが短絡された場合、前記第1増幅器はAB級動作し、かつ、前記第2増幅器はC級動作し、
前記第1回路素子が前記第1経路および前記第2経路と接続された場合、前記第1増幅器はAB級動作し、かつ、前記第2増幅器はC級動作し、
前記第1抵抗が前記第1経路および前記第2経路と接続された場合、前記第1増幅器はAB級動作し、かつ、前記第2増幅器はAB級動作する、
請求項7に記載の増幅回路。
【請求項9】
前記増幅回路がパワークラス1.5に対応する場合、前記第1回路素子が前記第1経路および前記第2経路に接続され、
前記増幅回路がパワークラス2に対応する場合、前記第1経路と前記第2経路とが短絡され、
前記増幅回路がパワークラス3に対応する場合、前記第1抵抗が前記第1経路および前記第2経路に接続される、
請求項7に記載の増幅回路。
【請求項10】
前記増幅回路にローパワーモードが適用される場合、前記第1抵抗が前記第1経路および前記第2経路に接続される、
請求項7に記載の増幅回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、増幅回路および高周波回路に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バランスアンプを構成する第1増幅器および第2増幅器と、第1増幅器の出力端および出力端子を結ぶ第1出力経路に配置された第1移相回路と、第2増幅器の出力端および出力端子を結ぶ第2出力経路に配置された第2移相回路と、第1移相回路の出力端および第2移相回路の出力端に接続された抵抗と、第1移相回路の出力端および出力端子の間に接続された第1インダクタと、第2移相回路の出力端および出力端子の間に接続された第2インダクタと、を備える半導体装置(増幅回路)が開示されている。これによれば、抵抗、第1インダクタおよび第2インダクタで構成される電力結合器における電力合成の損失を低減できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-147352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯電話の高出力化要求に伴い、より高効率な増幅回路が求められている。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、高効率な増幅特性を有する増幅回路および高周波回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る増幅回路は、第1増幅器および第2増幅器と、出力端子と、第1増幅器の出力端および出力端子の間に接続された第1移相回路と、第2増幅器の出力端および出力端子の間に接続された第2移相回路と、第1増幅器の出力端および第1移相回路を結ぶ第1出力経路に直列配置された第1インダクタと、第1出力経路およびグランドの間に接続された第1キャパシタと、第2増幅器の出力端および第2移相回路を結ぶ第2出力経路に直列配置された第2キャパシタと、第2出力経路およびグランドの間に接続された第2インダクタと、第1インダクタおよび第1移相回路を結ぶ第1経路と、第2キャパシタおよび第2移相回路を結ぶ第2経路との間に接続された第1回路と、を備え、第1回路は、一端が第1経路に接続され、他端が第2経路に接続される第1抵抗と、第1経路と第2経路とを第1抵抗を介して接続する、および、第1抵抗を介さずに接続する、を切り替える第1スイッチと、を有する。
【0007】
また、本発明の一態様に係る増幅回路は、第1増幅器および第2増幅器と、出力端子と、第1増幅器の出力端および出力端子の間に接続された第1移相回路と、第2増幅器の出力端および出力端子の間に接続された第2移相回路と、第1増幅器の出力端および第1移相回路に接続され、第1位相量で高周波信号を移相する第3移相回路と、第2増幅器の出力端および第2移相回路に接続され、第1位相量との差が90°である第2位相量で高周波信号を移相する第4移相回路と、第3移相回路および第1移相回路を結ぶ第1経路と、第4移相回路および第2移相回路を結ぶ第2経路との間に接続された第1回路と、を備え、第1回路は、一端が第1経路に接続され、他端が第2経路に接続される第1抵抗と、第1経路と第2経路とを第1抵抗を介して接続する、および、第1抵抗を介さずに接続する、を切り替える第1スイッチと、を有する。
【0008】
また、本発明の一態様に係る増幅回路は、キャリアアンプおよびピークアンプと、出力端子と、キャリアアンプの出力端および出力端子の間に接続された第1移相回路と、ピークアンプの出力端および出力端子の間に接続された第2移相回路と、キャリアアンプの出力端および第1移相回路を結ぶ第1出力経路に直列配置された第1インダクタと、第1出力経路およびグランドの間に接続された第1キャパシタと、ピークアンプの出力端および第2移相回路を結ぶ第2出力経路に直列配置された第2キャパシタと、第2出力経路およびグランドの間に接続された第2インダクタと、を備え、第1移相回路は第3インダクタを含み、第2移相回路は第4インダクタを含む。
【0009】
また、本発明の一態様に係る増幅回路は、キャリアアンプおよびピークアンプと、出力端子と、キャリアアンプの出力端および出力端子の間に接続された第1移相回路と、ピークアンプの出力端および出力端子の間に接続された第2移相回路と、キャリアアンプの出力端および第1移相回路に接続され、第4位相量で高周波信号を移相する第4移相回路と、ピークアンプの出力端および第2移相回路に接続され、第4位相量との差が90°である第5位相量で高周波信号を移相する第5移相回路と、を備え、第1移相回路は、第2移相回路と同じ位相回転量となるよう構成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高効率な増幅特性を有する増幅回路および高周波回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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