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公開番号2024082665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196667
出願日2022-12-08
発明の名称残存シート巻取装置
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 18/10 20060101AFI20240613BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】安全性が高く、装置構成がシンプルで省スペース化でき、使用環境や使用場所が制限されない残存シート巻取装置を提供する。
【解決手段】帯状のシートが第1の芯に残存した原反から、上記シートを第2の芯に巻き取るための残存シート巻取装置であって、エアーモータと、上記第1の芯が回転自在に保持される巻出軸と、上記第2の芯が固定して取り付けられ、上記エアーモータに連結され、上記エアーモータにより回転可能な巻取軸と、上記巻取軸および上記巻出軸を覆い、開閉可能な蓋を有する安全カバーと、上記蓋が閉状態のときに上記エアーモータをON状態に切り替え可能であり、上記蓋が開状態のときに上記エアーモータをON状態に切り替え不可能なスイッチ機構と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
帯状のシートが第1の芯に残存した原反から、前記シートを第2の芯に巻き取るための残存シート巻取装置であって、
エアーモータと、
前記第1の芯が回転自在に保持される巻出軸と、
前記第2の芯が固定して取り付けられ、前記エアーモータに連結され、前記エアーモータにより回転可能な巻取軸と、
前記巻取軸および前記巻出軸を覆い、開閉可能な蓋を有する安全カバーと、
前記蓋が閉状態のときに前記エアーモータをON状態に切り替え可能であり、前記蓋が開状態のときに前記エアーモータをON状態に切り替え不可能なスイッチ機構と、を有する、残存シート巻取装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記スイッチ機構は、前記エアーモータがON状態のときに、前記蓋が開くことを防止するストッパーとして機能する、請求項1に記載の残存シート巻取装置。
【請求項3】
前記スイッチ機構は、手動で操作する棒状のレバーを有し、
前記レバーは、前記蓋が開状態のときには、前記蓋と干渉してON状態への切り替えが不可能であり、かつ、前記蓋が閉状態のときには、前記蓋と干渉せずにON状態への切り替えが可能となる位置に配置される、請求項1に記載の残存シート巻取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、原反に残った不要なシートを巻き取るための残存シート巻取装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、印刷の分野等において、紙やフィルム等の帯状のシートが芯に巻かれた原反の交換作業や品目の切替作業を行うにあたり、原反に残った不要なシートを分離して、芯を再利用している。芯を再利用するにあたり、従来は、人がカッターナイフ等の刃物を使用して、原反からシートを手作業で分離していた。しかしながら、人の手作業では時間を要するために非効率的であることに加え、切創等の危険性がある。
【0003】
このような背景から、原反から残存したシートを巻き取るための残存シート巻取装置が提案されている。例えば、特許文献1では、帯状のウエブが外周面に巻き取られるべきロールと、上記ロールを回転させる駆動部と、上記ロールとは別に設けられ、当該ロールの外周面に取付可能な差し込み棒と、を備え、上記駆動部により上記ロールが回転させられる際に、上記ロールおよび当該ロールの外周面に取り付けられた上記差し込み棒の組合せ体に帯状のウエブが巻き取られるようになっている、ウエブ残存シート巻取装置が開示されている。
【0004】
特許文献2には、少なくとも二つの支持部材と、この二つの支持部材の先端に当接する当接部と、上記二つの支持部材の中途に設けられて略垂直に配設された鍔体と、上記二つの支持部材を前進させるとその間隔を広げ後退するとその間隔を狭める支持部材間隔調整手段と、上記二つの支持部材を上記支持部材間隔調整手段を介して回転させる回転手段とを設けたことを特徴とする紙残存シート巻取装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-001787号公報
特許第2560167号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1および特許文献2に記載の残存シート巻取装置は、動力が電力であるため、例えば、揮発性の有機溶媒を多く使用する印刷工場等において使用するには危険である。また、構造が複雑であり装置全体が大型化してしまうという問題がある。そのため、使用環境や使用場所が制限される。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、安全性が高く、装置構成がシンプルで省スペース化でき、使用環境や使用場所が制限されない残存シート巻取装置を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、帯状のシートが第1の芯に残存した原反から、上記シートを第2の芯に巻き取るための残存シート巻取装置であって、エアーモータと、上記第1の芯が回転自在に保持される巻出軸と、上記第2の芯が固定して取り付けられ、上記エアーモータに連結され、上記エアーモータにより回転可能な巻取軸と、上記巻取軸および上記巻出軸を覆い、開閉可能な蓋を有する安全カバーと、上記蓋が閉状態のときに上記エアーモータをON状態に切り替え可能であり、上記蓋が開状態のときに上記エアーモータをON状態に切り替え不可能なスイッチ機構と、を有する、残存シート巻取装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、安全性が高く、装置構成がシンプルで省スペース化でき、使用環境や使用場所が制限されない残存シート巻取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の残存シート巻取装置の一例を示す概略断面図である。
本開示の残存シート巻取装置の一例を示す概略正面図である。
本開示の残存シート巻取装置を用いて、原反からシートを巻き取る工程図である。
本開示の残存シート巻取装置を用いて、原反からシートを巻き取る工程図である。
本開示の残存シート巻取装置を用いて、原反からシートを巻き取る工程図である。
本開示の残存シート巻取装置の一例を示す概略断面視である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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