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公開番号2024074903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2024059937,2022182396
出願日2024-04-03,2021-05-14
発明の名称防眩フィルム及び画像表示装置
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類G02B 5/02 20060101AFI20240524BHJP(光学)
要約【課題】防眩性に優れ、かつ、反射散乱光を抑制し得る防眩フィルムを提供する。
【解決手段】防眩層を有する防眩フィルムであって、前記防眩フィルムは凹凸表面を有し、前記凹凸表面の標高の振幅スペクトルに関して、空間周波数がそれぞれ0.005μm-1、0.010μm-1、0.015μm-1に対応する振幅の合計をAM1、空間周波数0.300μm-1における振幅をAM2と定義した際に、AM1が0.070~0.400μmであり、かつ、AM2<AM1である、防眩フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
防眩層を有する防眩フィルムであって、前記防眩フィルムは凹凸表面を有し、
前記凹凸表面の標高の振幅スペクトルに関して、空間周波数がそれぞれ0.005μm
-1
、0.010μm
-1
、0.015μm
-1
に対応する振幅の合計をAM1、空間周波数0.300μm
-1
における振幅をAM2と定義した際に、AM1が0.070~0.400μmであり、AM2が0.0050μm以上であり、かつ、AM2<AM1である、防眩フィルム。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
AM2が0.0055~0.0550μmである、請求項1に記載の防眩フィルム。
【請求項3】
AM1/AM2が1.0~60.0である、請求項1又は2に記載の防眩フィルム。
【請求項4】
JIS K7136:2000のヘイズが60~98%である、請求項1~3の何れかに記載の防眩フィルム。
【請求項5】
前記防眩層が、バインダー樹脂及び粒子を含む、請求項1~4の何れかに記載の防眩フィルム。
【請求項6】
前記防眩層の厚みをT、前記粒子の平均粒子径をDと定義した際に、D/Tが0.20~0.96である、請求項5に記載の防眩フィルム。
【請求項7】
前記粒子の平均粒子径Dが1.0~5.0μmである、請求項5又は6に記載の防眩フィルム。
【請求項8】
前記バインダー樹脂100質量部に対して、前記粒子を40~200質量部含む、請求項5~7の何れかに記載の防眩フィルム。
【請求項9】
前記粒子が有機粒子である、請求項5~8の何れかに記載の防眩フィルム。
【請求項10】
前記防眩層が、さらに無機微粒子を含む、請求項5~9の何れかに記載の防眩フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩フィルム及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
テレビ、ノートPC、デスクトップPCのモニター等の画像表示装置の表面には、照明及び人物等の背景の映り込みを抑制するための防眩フィルムが設置される場合がある。
【0003】
防眩フィルムは、透明基材上に表面が凹凸形状である防眩層を有する基本構成からなる。このような防眩フィルムとしては、例えば、特許文献1~4等が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-234554号公報
特開2009-86410号公報
特開2009-265500号公報
国際公開番号WO2013/015039
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1~4のような従来の防眩フィルムは、反射像がぼやける程度の防眩性を付与するものであり、照明及び人物等の背景の映り込みを十分に抑制することが困難なものであった。
一方、防眩層の表面凹凸の粗さの程度を大きくすることにより、映り込みを十分に抑制し、防眩性を高めることができる。しかし、単に表面凹凸の粗さの程度を大きくすると、反射散乱光が強くなり、画像表示装置のコントラストが損なわれるという問題があった。
【0006】
本発明は、防眩性に優れ、かつ、反射散乱光を抑制し得る防眩フィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の[1]~[14]の防眩フィルム及び表示装置を提供する。
[1] 防眩層を有する防眩フィルムであって、前記防眩フィルムは凹凸表面を有し、前記凹凸表面の標高の振幅スペクトルに関して、空間周波数がそれぞれ0.005μm
-1
、0.010μm
-1
、0.015μm
-1
に対応する振幅の合計をAM1、空間周波数0.300μm
-1
における振幅をAM2と定義した際に、AM1が0.070~0.400μmであり、AM2が0.0050μm以上であり、かつ、AM2<AM1である、防眩フィルム。
[2] AM2が0.0055~0.0550μmである、[1]に記載の防眩フィルム。
[3] AM1/AM2が1.0~60.0である、[1]又は[2]に記載の防眩フィルム。
[4] JIS K7136:2000のヘイズが60~98%である、[1]~[3]の何れかに記載の防眩フィルム。
[5] 前記防眩層が、バインダー樹脂及び粒子を含む、[1]~[4]の何れかに記載の防眩フィルム。
[6] 前記防眩層の厚みをT、前記粒子の平均粒子径をDと定義した際に、D/Tが0.20~0.96である、[5]に記載の防眩フィルム。
[7] 前記粒子の平均粒子径Dが1.0~5.0μmである、[5]又は[6]に記載の防眩フィルム。
[8] 前記バインダー樹脂100質量部に対して、前記粒子を40~200質量部含む、[5]~[7]の何れかに記載の防眩フィルム。
[9] 前記粒子が有機粒子である、[5]~[8]の何れかに記載の防眩フィルム。
[10] 前記防眩層が、さらに無機微粒子を含む、[5]~[9]の何れかに記載の防眩フィルム。
[11] 前記バインダー樹脂100質量部に対して、前記無機微粒子を40~200質量部含む、[10]に記載の防眩フィルム。
[12] 前記バインダー樹脂が、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物及び熱可塑性樹脂を含む、[5]~[11]の何れかに記載の防眩フィルム。
[13] 前記防眩層上にさらに反射防止層を有し、前記反射防止層の表面が前記凹凸表面である、[1]~[12]の何れかに記載の防眩フィルム。
[14]表示素子上に、前記[1]~[13]に記載の防眩フィルムの前記凹凸表面側の面が前記表示素子とは反対側を向くように配置してなり、かつ前記防眩フィルムを最表面に配置してなる画像表示装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明の防眩フィルム及び画像表示装置は、防眩性に優れ、かつ、反射散乱光を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の防眩フィルムの一実施形態を示す概略断面図である。
防眩層に入射した光の挙動を説明するための模式図である。
本発明の画像表示装置の一実施形態を示す断面図である。
凹凸表面の標高の振幅スペクトルの算出手法を説明するための図である。
凹凸表面の標高の振幅スペクトルの算出手法を説明するための図である。
実施例1の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
実施例2の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
実施例3の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
実施例4の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
実施例5の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
比較例1の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
比較例2の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
比較例3の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
比較例4の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
比較例5の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
比較例6の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
実施例6の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
実施例7の防眩フィルムの空間周波数と振幅との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を説明する。
なお、本明細書において、AA~BBの表記は、AA以上BB以下であることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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