TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024078849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191431
出願日2022-11-30
発明の名称赤外ラマン装置
出願人株式会社島津製作所
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G02B 21/00 20060101AFI20240604BHJP(光学)
要約【課題】対物光学系周りの小型化が可能であるとともに、測定モードの切り替えに伴う試料位置の調整を不要とすることが可能な赤外ラマン装置を提供する。
【解決手段】赤外ラマン装置(100,100A)は、試料(S)に対するラマン測定及び第1赤外測定を切り替えて行うことが可能である。赤外ラマン装置は、ラマン測定用対物レンズ(41)と、赤外測定用第1観察レンズ(42)と、レーザ光(L1)を発生させるレーザ光源(11)と、第1赤外光(L2)を発生させる第1赤外光源(12)と、ミラー(30)とを備える。ラマン測定が行われる際、ミラーは、レーザ光を反射してラマン測定用対物レンズを通過させるとともに、ラマン測定用対物レンズを通過して試料に照射されたレーザ光により試料から発生し、かつラマン測定用対物レンズを通過したラマン光(L3)を反射するように配置されている。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
試料に対するラマン測定及び第1赤外測定を切り替えて行うことが可能な赤外ラマン装置であって、
ラマン測定用対物レンズと、
赤外測定用第1観察レンズと、
レーザ光を発生させるレーザ光源と、
第1赤外光を発生させる第1赤外光源と、
ミラーとを備え、
前記ラマン測定が行われる際、前記ミラーは、前記レーザ光を反射して前記ラマン測定用対物レンズを通過させるとともに、前記ラマン測定用対物レンズを通過して前記試料に照射された前記レーザ光により前記試料から発生し、かつ前記ラマン測定用対物レンズを通過したラマン光を反射するように配置されており、
前記第1赤外測定が行われる際、前記赤外測定用第1観察レンズは、前記赤外測定用第1観察レンズの光軸が前記ラマン測定が行われる際の前記ラマン測定用対物レンズの光軸と一致するように前記ラマン測定用対物レンズから切り替えて用いられ、
前記第1赤外測定が行われる際、前記ミラーは、前記第1赤外光を部分的に反射して前記赤外測定用第1観察レンズを通過させるとともに、前記赤外測定用第1観察レンズを通過した上で前記試料で反射され、かつ前記赤外測定用第1観察レンズを再び通過した前記第1赤外光を通過させるように配置されている、赤外ラマン装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
レボルバをさらに備え、
前記レボルバには、前記ラマン測定用対物レンズ及び前記赤外測定用第1観察レンズが取り付けられており、
前記第1赤外測定が行われる際、前記レボルバを回転させることにより、前記赤外測定用第1観察レンズは、前記赤外測定用第1観察レンズの光軸が前記ラマン測定が行われる際の前記ラマン測定用対物レンズの光軸と一致するように前記ラマン測定用対物レンズから切り替えて用いられる、請求項1に記載の赤外ラマン装置。
【請求項3】
前記赤外ラマン装置は、前記試料に対する第2赤外測定をさらに切り替えて行うことが可能であり、
赤外測定用第2観察レンズと、
第2赤外光を発生させる第2赤外光源とをさらに備え、
前記赤外測定用第2観察レンズの光軸は、前記第1赤外測定が行われる際の前記赤外測定用第1観察レンズの光軸と一致しており、
前記第2赤外測定が行われる際、前記ミラーは、前記赤外測定用第2観察レンズ、前記試料及び前記赤外測定用第1観察レンズを順次通過した前記第2赤外光の光路から離脱されている、請求項1に記載の赤外ラマン装置。
【請求項4】
前記ミラーは、エッジミラーである、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の赤外ラマン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、赤外ラマン装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、国際公開第2013/132734号(特許文献1)には、試料に対するラマン測定及び赤外測定を切り替えて行う装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/132734号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
試料に対するラマン測定及び赤外測定を切り替えて行う装置では、対物光学系周りが大型化してしまうことがある。また、試料に対するラマン測定及び赤外測定を切り替えて行う装置では、測定モードの切り替えに伴い、試料位置の調整が必要なことがある。
【0005】
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、対物光学系周りの小型化が可能であるとともに、測定モードの切り替えに伴う試料位置の調整を不要とすることが可能な赤外ラマン装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の赤外ラマン装置は、試料に対するラマン測定及び第1赤外測定を切り替えて行うことが可能である。赤外ラマン装置は、ラマン測定用対物レンズと、赤外測定用第1観察レンズと、レーザ光を発生させるレーザ光源と、第1赤外光を発生させる第1赤外光源と、ミラーとを備える。ラマン測定が行われる際、ミラーは、レーザ光を反射してラマン測定用対物レンズを通過させるとともに、ラマン測定用対物レンズを通過して試料に照射されたレーザ光により試料から発生し、かつラマン測定用対物レンズを通過したラマン光を反射するように配置されている。第1赤外測定が行われる際、赤外測定用第1観察レンズは、赤外測定用第1観察レンズの光軸がラマン測定が行われる際のラマン測定用対物レンズの光軸と一致するようにラマン測定用対物レンズから切り替えて用いられる。第1赤外測定が行われる際、ミラーは、第1赤外光を部分的に反射して赤外測定用第1観察レンズを通過させるとともに、赤外測定用第1観察レンズを通過した上で試料で反射され、かつ赤外測定用第1観察レンズを再び通過した第1赤外光を通過させるように配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の赤外ラマン装置によると、対物光学系周りの小型化が可能であるとともに、測定モードの切り替えに伴う試料位置の調整を不要とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ラマン測定が行われる際の赤外ラマン装置100の模式図である。
第1赤外測定が行われる際の赤外ラマン装置100の模式図である。
第1赤外測定が行われる際のミラー30近傍における拡大模式図である。
赤外測定用第1観察レンズ42の模式図である。
第1赤外光L2が赤外測定用第1観察レンズ42を通過する際の模式図である。
ラマン測定が行われる際の赤外ラマン装置200の模式図である。
第1赤外測定が行われる際の赤外ラマン装置200の模式図である。
第2赤外測定が行われる際の赤外ラマン装置100Aの模式図である。
赤外測定用第2観察レンズ46の模式図である。
第2赤外光L4が赤外測定用第2観察レンズ46、試料S及び赤外測定用第1観察レンズ42を通過する際の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態に係る赤外ラマン装置(以下「赤外ラマン装置100」とする。)を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
全方位空中光学サイト
21日前
古河電気工業株式会社
融着機
16日前
大電株式会社
コネクタ付きケーブル
18日前
株式会社コシナ
超広角大口径レンズ
10日前
ブラザー工業株式会社
光源装置
22日前
日精テクノロジー株式会社
撮像レンズ
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
21日前
オムロン株式会社
導光板および表示装置
4日前
日本精機株式会社
液晶表示ユニットの駆動回路
14日前
古河電気工業株式会社
光ファイバケーブル
15日前
ブラザー工業株式会社
走査光学装置
22日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒
22日前
AGC株式会社
回折型偏光子
10日前
株式会社大林組
反射板
1日前
日亜化学工業株式会社
画像表示装置
8日前
日亜化学工業株式会社
画像表示装置
4日前
旭化成株式会社
成形体及び光学部品
10日前
日亜化学工業株式会社
映像表示装置
3日前
株式会社リコー
投影装置
16日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
16日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
21日前
キヤノン株式会社
光学系および表示装置
11日前
浜松ホトニクス株式会社
フィルタユニット
8日前
キヤノン株式会社
走査装置、走査方法およびプログラム
14日前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置
2日前
浜松ホトニクス株式会社
フィルタユニット
8日前
浜松ホトニクス株式会社
フィルタユニット
8日前
浜松ホトニクス株式会社
フィルタユニット
8日前
浜松ホトニクス株式会社
フィルタユニット
8日前
浜松ホトニクス株式会社
フィルタユニット
8日前
ニデックプレシジョン株式会社
電子デバイス及び成形器
1日前
株式会社シグマ
撮像装置及び撮像装置の画像信号読み出し方法
11日前
株式会社島津製作所
赤外ラマン装置
10日前
TOPPANホールディングス株式会社
調光シート
2日前
キヤノン株式会社
位置基準部材
10日前
矢崎総業株式会社
光コネクタの接続構造
4日前
続きを見る