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公開番号2024082591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196545
出願日2022-12-08
発明の名称連続生産方法、連続生産管理装置および連続生産システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01J 19/00 20060101AFI20240613BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】連続生産において経時的な生産の安定性を高めることができる連続生産方法等を提供する。
【解決手段】連続生産方法は、第1実測値取得ステップ(ステップS14)と、第2反応条件決定ステップ(ステップS21)と、を含む。第1実測値取得ステップでは、連続生産を行う反応装置に対して設定される第1反応条件であって、第1反応条件に含まれる第1パラメータを用いて反応条件を探索することで決定された第1反応条件を用いて反応装置で反応が行われた反応結果の第1実測値を取得する。第2反応条件決定ステップでは、第1実測値取得ステップで取得した第1実測値が目標を達成していない場合に、第1パラメータ、および、第1反応条件の探索に用いられていない第2パラメータを用いて反応条件を探索することで、反応装置に対して設定する反応条件を再設定するための第2反応条件を決定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
連続生産を行う反応装置に対して設定される第1反応条件であって、前記第1反応条件に含まれる第1パラメータを用いて反応条件を探索することで決定された第1反応条件を用いて前記反応装置で反応が行われた反応結果の第1実測値を取得する第1実測値取得ステップと、
前記第1実測値取得ステップで取得した前記第1実測値が目標を達成していない場合に、前記第1パラメータ、および、前記第1反応条件の探索に用いられていない第2パラメータを用いて反応条件を探索することで、前記反応装置に対して設定する反応条件を再設定するための第2反応条件を決定する第2反応条件決定ステップと、を含む、
連続生産方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1パラメータを含む1以上の第1説明変数と、前記反応結果を含む1以上の目的変数との関係を示す第1学習済み論理モデルに基づいて反応条件を探索することで、前記第1反応条件を決定する第1反応条件決定ステップをさらに含む、
請求項1に記載の連続生産方法。
【請求項3】
前記第1実測値取得ステップで取得した前記第1実測値が目標値の範囲外である場合に、前記第1パラメータおよび前記第2パラメータを含む複数の条件パラメータと、前記反応結果とのそれぞれの既知データを関連付けた複数の既知データを含む既知データセットに基づいて、前記第1パラメータおよび前記第2パラメータを含む複数の第2説明変数と前記反応結果を含む1以上の目的変数との関係を示す第2学習済み論理モデルを生成するモデル生成ステップをさらに含み、
前記第2反応条件決定ステップでは、前記モデル生成ステップで生成された前記第2学習済み論理モデルに基づいて反応条件を探索する、
請求項1に記載の連続生産方法。
【請求項4】
前記第1実測値および前記第1実測値に対応する前記複数の条件パラメータの値を既知データとして前記既知データセットに加えて前記既知データセットを更新するデータ更新ステップをさらに含み、
前記モデル生成ステップでは、前記データ更新ステップで更新された前記既知データセットに基づいて前記第2学習済み論理モデルを生成する、
請求項3に記載の連続生産方法。
【請求項5】
前記反応装置に対して設定される前記第2反応条件は、前記第2パラメータを含まない、
請求項1から4のいずれか1項に記載の連続生産方法。
【請求項6】
前記反応装置に対して設定される前記第2反応条件は、前記第2パラメータを含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の連続生産方法。
【請求項7】
連続生産を監視するための監視用パラメータの第2実測値であって、前記第1反応条件を用いた前記反応装置での連続生産中に計測される第2実測値を取得する第2実測値取得ステップと、
前記第1実測値取得ステップで取得した前記第1実測値が目標値の範囲外である場合に、前記第2実測値取得ステップで取得した前記第2実測値に基づいて前記第2パラメータを決定する第2パラメータ決定ステップと、をさらに含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の連続生産方法。
【請求項8】
請求項1から4のいずれか1項に記載の連続生産方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項9】
連続生産を行う反応装置に対して設定される第1反応条件であって、前記第1反応条件に含まれる第1パラメータを用いて反応条件を探索することで決定された第1反応条件を用いて前記反応装置で反応が行われた反応結果の第1実測値を取得する第1実測値取得部と、
前記第1実測値取得部が取得した前記第1実測値が目標を達成していない場合に、前記第1パラメータ、および、前記第1反応条件の探索に用いられていない第2パラメータを用いて反応条件を探索することで、前記反応装置に対して設定する反応条件を再設定するための第2反応条件を決定する第2反応条件決定部と、を備える、
連続生産管理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の連続生産管理装置と、
前記連続生産管理装置によって決定された反応条件で反応が行われる前記反応装置と、を備える、
連続生産システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、連続生産方法、連続生産管理装置および連続生産システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、フロー反応装置等を用いた連続生産方法が知られている。フロー反応装置等を用いた連続生産方法では、フロー反応器に連続的に原料を供給し、フロー反応器中で反応した生成物を随時回収することで連続生産を行う。このような連続生産方法は、バッチ式の生産方法と比べて、省エネルギー(高熱交換効率)、反応条件制御精度向上、廃棄物の減少、高収率等が期待できることから、近年、研究が進められてきている。また、連続生産では、生産中の反応条件および反応結果に関するデータの取得が容易であり、取得されたデータを既知データとして反応条件の探索および設定に利用することができる。
【0003】
例えば、特許文献1では、1以上の説明変数と1以上の目的変数とを関連付けた複数の既知データで構成された既知データセットを用いて、目的変数の最適解が得られるような説明変数を探索し、探索した説明変数をフロー反応設備における反応条件として設定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/065376号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フロー反応器等を用いた連続生産においては、生産中に反応条件が変化し得ることから、経時的な生産の安定性が求められる。そこで、本開示では、連続生産において経時的な生産の安定性を高めることができる連続生産方法等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る連続生産方法は、連続生産を行う反応装置に対して設定される第1反応条件であって、前記第1反応条件に含まれる第1パラメータを用いて反応条件を探索することで決定された第1反応条件を用いて前記反応装置で反応が行われた反応結果の第1実測値を取得する第1実測値取得ステップと、前記第1実測値取得ステップで取得した前記第1実測値が目標を達成していない場合に、前記第1パラメータ、および、前記第1反応条件の探索に用いられていない第2パラメータを用いて反応条件を探索することで、前記反応装置に対して設定する反応条件を再設定するための第2反応条件を決定する第2反応条件決定ステップと、を含む。
【0007】
本開示の一態様に係る連続生産管理装置は、連続生産を行う反応装置に対して設定される第1反応条件であって、前記第1反応条件に含まれる第1パラメータを用いて反応条件を探索することで決定された第1反応条件を用いて前記反応装置で反応が行われた反応結果の第1実測値を取得する第1実測値取得部と、前記第1実測値取得部が取得した前記第1実測値が目標を達成していない場合に、前記第1パラメータ、および、前記第1反応条件の探索に用いられていない第2パラメータを用いて反応条件を探索することで、前記反応装置に対して設定する反応条件を再設定するための第2反応条件を決定する第2反応条件決定部と、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る連続生産システムは、上記連続生産管理装置と、前記連続生産管理装置によって決定された反応条件で反応が行われる前記反応装置と、を備える。
【0009】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、コンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの非一時的な記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、および、記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、連続生産において経時的な生産の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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