TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024079208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192013
出願日2022-11-30
発明の名称熱交換器
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F28F 1/22 20060101AFI20240604BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱交換性能を向上させることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器は、第一流体が供給される流路を形成する配管と、流路を閉塞するように該流路の延在方向に間隔をあけて一対が設けられることで、流路の一部に閉空間を区画形成する管板と、両端が開口する管状をなして一対の管板を貫通するように延びるとともに、互いに間隔をあけて並設された複数の伝熱管と、配管の外部から閉空間内に第二流体を供給可能な供給部と、閉空間内の第二流体を配管の外部に排出可能な排出部と、伝熱管の周囲の流路を、該伝熱管の軸方向に延びて、かつ、周方向に分割された複数の小流路に区画する仕切り部材と、小流路に設けられて、伝熱管の軸方向に間隔をあけて配列された複数のリブを有するリブ列と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一流体が供給される流路を形成する配管と、
前記流路を閉塞するように該流路の延在方向に間隔をあけて一対が設けられることで、前記流路の一部に閉空間を区画形成する管板と、
両端が開口する管状をなして前記一対の管板を貫通するように延びるとともに、互いに間隔をあけて並設された複数の伝熱管と、
前記配管の外部から前記閉空間内に第二流体を供給可能な供給部と、
前記閉空間内の前記第二流体を前記配管の外部に排出可能な排出部と、
前記伝熱管の周囲の前記流路を、該伝熱管の軸方向に延びて、かつ、周方向に分割された複数の小流路に区画する仕切り部材と、
前記小流路に設けられて、前記伝熱管の軸方向に間隔をあけて配列された複数のリブを有するリブ列と、
を備える熱交換器。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記リブ列は、前記小流路に、前記周方向に間隔をあけて複数列設けられ、
前記周方向に隣り合う2列の前記リブ列の組では、前記リブが前記軸方向に互い違いとなるように前記軸方向にジグザグ状に配列されている、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記リブは、前記伝熱管の外周面から延びる円柱状に形成されるとともに、延在方向両端部から延在方向中間部に向かうにしたがって湾曲しながら漸次先細るように形成されている、請求項1又は2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記仕切り部材は、隣り合う前記伝熱管同士の間、及び前記伝熱管と前記配管との間に設けられている、請求項1又は2に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記伝熱管は、前記軸方向から見て多角形状に形成され、
前記仕切り部材は、前記軸方向から見て前記伝熱管の角部に設けられている、請求項1又は2に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関や外燃機関を含む熱機関では、燃料を燃焼させることで熱エネルギーを発生させ、この熱エネルギーを例えば出力軸の回転エネルギーとして取り出す。この時、熱機関では高温の排ガスが発生する。排ガスの熱エネルギーを有効利用するための措置として、熱交換器を排ガス流路中に設ける構成が考えられる。
【0003】
従来、熱交換器は、複数の伝熱管と、各伝熱管に設けられたフィンとを有する構成が一般的であった。この種の熱交換器では、伝熱管の内部に熱媒体を流通させ、その外部にさらに他の媒体を流通させる。これにより、フィンを介して2つの媒体同士の間で熱交換が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7025521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、冷媒が油、燃料、フロリナート等の有機液体の場合は熱伝達効率が低く、このような熱伝達効率の低い冷媒が用いられる場合でも、十分に熱交換が行われるようにするため熱交換性能の向上が求められている。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、熱交換性能を向上させることができる熱交換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る熱交換器は、第一流体が供給される流路を形成する配管と、前記流路を閉塞するように該流路の延在方向に間隔をあけて一対が設けられることで、前記流路の一部に閉空間を区画形成する管板と、両端が開口する管状をなして前記一対の管板を貫通するように延びるとともに、互いに間隔をあけて並設された複数の伝熱管と、前記配管の外部から前記閉空間内に第二流体を供給可能な供給部と、前記閉空間内の前記第二流体を前記配管の外部に排出可能な排出部と、前記伝熱管の周囲の前記流路を、該伝熱管の軸方向に延びて、かつ、周方向に分割された複数の小流路に区画する仕切り部材と、前記小流路に設けられて、前記伝熱管の軸方向に間隔をあけて配列された複数のリブを有するリブ列と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の熱交換器によれば、熱交換性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係る熱交換器の構成を示す図である。
図1のII-II線における断面図である。
本開示の第一実施形態に係る小流路の平面図である。
図1のIII-III線における断面図である。
本開示の第一実施形態の変形例に係る小流路の平面図である。
本開示の第二実施形態に係る小流路の平面図である。
図6のVII-VII線における断面図である。
本開示の実施形態の変形例に係る供給部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示の実施形態に係る熱交換器1について、図1から図4を参照して説明する。
熱交換器1は、例えば、エンジン等の熱機関から排出される高温の排ガス等の流体(以下、第一流体F1と称する。)と水(以下、第二流体F2と称する。)とを熱交換させて、第一流体F1を冷却するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
熱交換器
8か月前
株式会社ティラド
熱交換器
9か月前
株式会社ティラド
熱交換ユニット
10か月前
株式会社ティラド
積層型熱交換器
9か月前
個人
冷媒液注入及び封止方法
2か月前
株式会社ティラド
熱交換器の補強構造
9か月前
個人
放熱ニット網
4か月前
マルヤス工業株式会社
熱交換器
5か月前
株式会社ティラド
熱交換器の誤組防止構造
6か月前
個人
輻射パネルおよびその製造方法
8日前
株式会社ティラド
熱交換器のヘッダタンク
3か月前
東京窯業株式会社
蓄熱体構造
8日前
株式会社ティラド
プレート積層型熱交換器
5か月前
古河電気工業株式会社
構造体
1か月前
住友精密工業株式会社
熱交換器
3か月前
住友精密工業株式会社
熱交換器
9か月前
個人
ウィック付毛細管挿入縦型ヒートパイプ
10か月前
株式会社デンソー
熱交換器
8か月前
株式会社カンファクト
熱伝導部材及び冷却器具
10か月前
株式会社デンソー
熱交換器
8か月前
株式会社バルテック
プレート式熱交換器
7か月前
株式会社バルテック
プレート式熱交換器
7か月前
富士電機株式会社
冷却装置および蒸発器
6か月前
株式会社デンソー
熱交換器
9か月前
株式会社デンソー
熱交換器
5か月前
新光電気工業株式会社
ヒートパイプ
7か月前
古河電気工業株式会社
ヒートパイプ
8か月前
株式会社デンソー
温度調節器
10か月前
株式会社レゾナック
熱交換器
11日前
シャープ株式会社
熱交換器、及び、除湿機
4か月前
住友金属鉱山株式会社
煙灰除去装置
10か月前
株式会社ティラド
カッププレート積層型熱交換器
2か月前
株式会社デンソー
温度調節器
10か月前
日野自動車株式会社
熱交換器
4か月前
株式会社ティラド
ヘッダプレートレス型熱交換器
9か月前
株式会社神戸製鋼所
熱交換器
6か月前
続きを見る