TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024077885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190099
出願日2022-11-29
発明の名称演算回路及び演算処理方法
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 9/50 20060101AFI20240603BHJP(計算;計数)
要約【課題】プロセッサの演算回路全体の実行性能を向上させる。
【解決手段】プロセッサ11の演算回路であって、レジスタ116の使用率とリザベーションステーション114の使用率とリオーダバッファ117の使用率とロードバッファ118の使用率と演算器115の使用率とメモリユニット119の使用率との少なくともいずれかが閾値以下となった場合に、プロセッサ11で実行される各スレッドのリソース占有時間を計算し、計算したリソース占有時間が長い上位N個(Nは自然数)のスレッドを、使用率が閾値以下となったレジスタ116とリザベーションステーション114とリオーダバッファ117とロードバッファ118と演算器115とメモリユニット119との少なくともいずれかに対応するコアに、マイグレーションする指示を発行する観測部111を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
レジスタとリザベーションステーションとリオーダバッファとロードバッファと演算器とメモリユニットとを備えるプロセッサの演算回路であって、
前記レジスタの使用率と前記リザベーションステーションの使用率と前記リオーダバッファの使用率と前記ロードバッファの使用率と前記演算器の使用率と前記メモリユニットの使用率との少なくともいずれかが閾値以下となった場合に、前記プロセッサで実行される各スレッドのリソース占有時間を計算し、
計算した前記リソース占有時間が長い上位N個(Nは自然数)のスレッドを、使用率が前記閾値以下となった前記レジスタと前記リザベーションステーションと前記リオーダバッファと前記ロードバッファと前記演算器と前記メモリユニットとの少なくともいずれかに対応するコアに、マイグレーションする指示を発行する、
観測部を備える、演算回路。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、Simultaneous Multi Threading(SMT)機能を有する、
請求項1に記載の演算回路。
【請求項3】
前記リソース占有時間は、現在のクロック数からスレッドの投入時のクロック数を減算することにより計算される、
請求項1又は2に記載の演算回路。
【請求項4】
レジスタとリザベーションステーションとリオーダバッファとロードバッファと演算器とメモリユニットとを備えるプロセッサにおける演算処理方法であって、
前記レジスタの使用率と前記リザベーションステーションの使用率と前記リオーダバッファの使用率と前記ロードバッファの使用率と前記演算器の使用率と前記メモリユニットの使用率との少なくともいずれかが閾値以下となった場合に、前記プロセッサで実行される各スレッドのリソース占有時間を計算し、
計算した前記リソース占有時間が長い上位N個(Nは自然数)のスレッドを、使用率が前記閾値以下となった前記レジスタと前記リザベーションステーションと前記リオーダバッファと前記ロードバッファと前記演算器と前記メモリユニットとの少なくともいずれかに対応するコアに、マイグレーションする指示を発行する、
処理をコンピュータが実行する、演算処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、演算回路及び演算処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年のCentral Processing Unit(CPU)の命令パイプラインは、Out-of-Order(OoO)の実行によって依存関係のない命令を並行して実行できるため、従来のin-order方式に比べて高い効率を発揮している。
【0003】
OoO方式では、命令がフェッチされ最終的にコミットされるまでは演算器やメモリユニットへの投入は順不同であるが、コミットで命令発行順に整列され、使用していたハードウェアリソースが開放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-174194号公報
米国公開公報第2019/0265777号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
データの依存関係により命令の連鎖が長い場合、コミットまでの時間が長くなり、使用するハードウェアリソースが多くなることで、あるリソースが枯渇すると後続の命令が投入できず命令パイプラインの効率が低下してしまうおそれがある。
【0006】
特に、Simultaneous Multi Threading(SMT)機能を有するプロセッサでは、複数のスレッドが1つのコアを共有するため、ハードウェアリソースの枯渇の可能性がより高くなる傾向にある。
【0007】
1つの側面では、プロセッサの演算回路全体の実行性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの側面では、演算回路は、レジスタとリザベーションステーションとリオーダバッファとロードバッファと演算器とメモリユニットとを備えるプロセッサの演算回路であって、前記レジスタの使用率と前記リザベーションステーションの使用率と前記リオーダバッファの使用率と前記ロードバッファの使用率と前記演算器の使用率と前記メモリユニットの使用率との少なくともいずれかが閾値以下となった場合に、前記プロセッサで実行される各スレッドのリソース占有時間を計算し、計算した前記リソース占有時間が長い上位N個(Nは自然数)のスレッドを、使用率が前記閾値以下となった前記レジスタと前記リザベーションステーションと前記リオーダバッファと前記ロードバッファと前記演算器と前記メモリユニットとの少なくともいずれかに対応するコアに、マイグレーションする指示を発行する観測部を備える。
【発明の効果】
【0009】
1つの側面では、プロセッサの演算回路全体の実行性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における情報処理装置のハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。
図1に示したCPUのハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。
実施形態におけるスレッド管理情報を例示するテーブルである。
実施形態における使用率情報を例示するテーブルである。
実施形態におけるマイグレーション処理を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

富士通株式会社
目標確定方法と装置
15日前
富士通株式会社
光受信機及び光受信方法
11日前
富士通株式会社
試験装置および試験方法
11日前
富士通株式会社
光伝送装置及び光伝送方法
19日前
富士通株式会社
探索プログラムおよび探索方法
16日前
富士通株式会社
運転者上下車状態判断方法と装置
15日前
富士通株式会社
動作認識装置と方法及び電子機器
15日前
富士通株式会社
動作認識装置と方法及び電子機器
15日前
富士通株式会社
物品認識装置、方法及び電子機器
15日前
富士通株式会社
時系列カテゴリデータの動的分類
19日前
富士通株式会社
光送信器およびタイミング調整方法
2日前
富士通株式会社
3点サポートイベント検出方法と装置
15日前
富士通株式会社
ネットワーク装置及びモデル学習方法
11日前
富士通株式会社
表示制御プログラム、方法、及び装置
11日前
富士通株式会社
フォークリフト状態の検出装置及び方法
15日前
富士通株式会社
評価プログラム、評価装置及び評価方法
16日前
富士通株式会社
化合物半導体増幅器及び回路モジュール
16日前
富士通株式会社
モデル生成方法及びモデル生成プログラム
19日前
富士通株式会社
試験方法、試験プログラム及び情報処理装置
1日前
富士通株式会社
評価プログラム,評価方法及び情報処理装置
16日前
富士通株式会社
制御プログラム、制御方法及び情報処理装置
11日前
富士通株式会社
基板集積導波管アンテナ及びアレイアンテナ
15日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
推定プログラム、推定方法および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
機械学習のためのグラフセット分析及び可視化
11日前
富士通株式会社
多層基板および多層基板の配線設計プログラム
16日前
富士通株式会社
光送信装置、遅延制御回路、及び遅延制御方法
15日前
富士通株式会社
撮影角度決定方法および撮影角度決定プログラム
15日前
富士通株式会社
検証プログラム、検証方法、および情報処理装置
16日前
富士通株式会社
撮影角度決定方法および撮影角度決定プログラム
15日前
富士通株式会社
プログラム、情報処理装置および情報処理システム
1日前
富士通株式会社
信頼判定プログラム、操作端末および信頼判定方法
19日前
富士通株式会社
ネットワークシステムおよびネットワーク管理装置
16日前
富士通株式会社
プログラム、情報処理方法およびクラスタシステム
8日前
富士通株式会社
情報処理プログラム,情報処理装置及び情報処理方法
16日前
続きを見る