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公開番号2024077820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190003
出願日2022-11-29
発明の名称回動機構及び風向調整装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 13/10 20060101AFI20240603BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】潤滑油等の液体の過剰な塗布を生じさせ難くすることが可能な回動機構を提供する。
【解決手段】本発明の回動機構は、回転軸部(32)を備える少なくとも1つの回動体(30)と、回動体(30)を回動自在に保持する保持体(10)とを備えた回動機構において、保持体(10)は、回動体(30)の回転軸部(32)を保持する少なくとも1つの軸保持部(23)と、保持体(10)の外面に設けられる注入開口と、軸保持部(23)及び注入開口間を連通する連通部とを有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸部を備える少なくとも1つの回動体と、前記回動体を回動自在に保持する保持体とを備えた回動機構において、
前記保持体は、前記回動体の前記回転軸部を保持する少なくとも1つの軸保持部と、前記保持体の外面に設けられる注入開口と、前記軸保持部及び前記注入開口間を連通する連通部とを有する
ことを特徴とする回動機構。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記連通部は、前記注入開口から注入された液体を前記軸保持部に案内するように、前記連通部の断面積を前記軸保持部に向けて減少させるガイド形状を有する
請求項1記載の回動機構。
【請求項3】
前記保持体は、本体部と、前記本体部に取り付けられる軸受け部材とを有し、
前記軸受け部材は、前記軸受け部材の厚さ方向に貫通する貫通孔を有し、
前記軸保持部は、前記貫通孔の少なくとも一部に配され、
前記注入開口は、前記本体部に配され、
前記連通部は、少なくとも前記本体部に設けられている
請求項2記載の回動機構。
【請求項4】
前記連通部は、前記本体部と前記軸受け部材とに亘って設けられ、
前記ガイド形状は、前記軸受け部材の前記貫通孔に形成されている
請求項3記載の回動機構。
【請求項5】
請求項1~4の何れかに記載の前記回動機構を備え、前記回動体は、風向を調整するフィンであり、前記保持体は、前記フィンを空気吹出口側の端部に保持するケース体であることを特徴とする風向調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回動機構と、その回動機構を備える風向調整装置とに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車のインストルメントパネル等には、風向調整装置が設置されている。風向調整装置は、例えば自動車に設けられた空調装置等から温度調節された空気が供給されて、その空気を車室内に吹き出すことができる。更に、風向調整装置に回動可能に設けられたフィン(ルーバーと呼ばれることもある)の向きを変えることによって、風向調整装置から吹き出す空気の向きを調整することが可能である。
【0003】
風向調整装置は、回動体であるフィンを円滑に回動させるために、フィンの回転軸部に潤滑油(潤滑剤)を直接塗布して、フィンの回転軸部をケース体の軸保持部に嵌入することがある。或いは、例えば実開昭61-74042号公報(特許文献1)に記載されているように、フィンの回動機構を形成する1つの部品(クラッチディスク)に潤滑油を収容する収容凹部(グリス溜り)を設けておき、その部品の収容凹部に潤滑油を塗布した状態で風向調整装置を組み立てること等が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭61-74042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように潤滑油を塗布してフィンがケース体に回動可能に組み付けられる従来の回動機構の場合、潤滑油を塗布するときに作業者が誤って又は不注意等によって潤滑油の塗布量が多くなった場合、潤滑油が所定の位置又は部位からはみ出すこと、又は溢れ出すこと等によって、作業者の指や、風向調整装置のその他の部分(例えば、潤滑油が不要な部分)に潤滑油が付着すること等が生じることがあった。
【0006】
その結果、風向調整装置の組み立て作業が行い難くなることや、余分に付着した潤滑油を拭き取る作業が必要になることがあり、組み立て作業の作業性及び効率性の低下を招く原因の1つになっていた。更に、潤滑油がはみ出すこと又は溢れ出すことにより、風向調整装置の外観品質を低下させることもあった。
【0007】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、潤滑油等の液体の過剰な塗布を生じさせ難くすることが可能な回動機構と、その回動機構を備える風向調整装置とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明により提供される回動機構は、回転軸部を備える少なくとも1つの回動体と、前記回動体を回動自在に保持する保持体とを備えた回動機構において、前記保持体は、前記回動体の前記回転軸部を保持する少なくとも1つの軸保持部と、前記保持体の外面に設けられる注入開口と、前記軸保持部及び前記注入開口間を連通する連通部とを有する回動機構である。
【0009】
本発明の回動機構において、前記連通部は、前記注入開口から注入された液体を前記軸保持部に案内するように、前記連通部の断面積を前記軸保持部に向けて減少させるガイド形状を有することが好ましい。
【0010】
また、前記保持体は、本体部と、前記本体部に取り付けられる軸受け部材とを有し、前記軸受け部材は、前記軸受け部材の厚さ方向に貫通する貫通孔を有し、前記軸保持部は、前記貫通孔の少なくとも一部に配され、前記注入開口は、前記本体部に配され、前記連通部は、少なくとも前記本体部に設けられていることが好ましい。
更に、前記連通部は、前記本体部と前記軸受け部材とに亘って設けられ、前記ガイド形状は、前記軸受け部材の前記貫通孔に形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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