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公開番号2024077779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189923
出願日2022-11-29
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 1/18 20060101AFI20240603BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】カバー部材の外形寸法を抑えた上で取り扱いの強度を確保する。
【解決手段】並設された2つの枠体20の間に室内側に突出する方立基板部10aを有した方立10が配設され、2つの枠体20はそれぞれの縦枠21が方立10に連結されており、方立基板部10a及び縦枠21との連結部分の周囲にカバー部材30が設けられる建具であって、縦枠21は、室内に向けて見込み方向に延在する見込み面21gを有し、カバー部材30には、縦枠21に対向する部分に係合片部50cが設けられ、縦枠21の見込み面21gには、カバー部材30の係合片部50cに対応する部分に被係合片部40dを有したブラケット40が設けられ、カバー部材30は、係合片部50cを被係合片部40dに係合させることによって縦枠21に支持されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
並設された2つの枠体の間に室内側に突出する突出部を有した連結形材が配設され、
前記2つの枠体はそれぞれの形材が前記連結形材に連結されており、前記突出部及び前記形材との連結部分の周囲にカバー部材が設けられる建具であって、
前記形材は、室内に向けて見込み方向に延在する第一取付面を有し、
前記カバー部材には、前記形材に対向する部分に係合片が設けられ、
前記形材の前記第一取付面には、前記カバー部材の係合片に対応する部分に被係合片を有したブラケットが取り付けられ、
前記カバー部材は、前記係合片を前記被係合片に係合させることによって前記形材に支持されていることを特徴とする建具。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記カバー部材及び前記ブラケットには、それぞれ見込み方向に沿って延在し、互いに当接することによって前記形材に対する前記カバー部材の見込み方向の移動をガイドする摺動面が設けられ、
前記係合片及び前記被係合片は、前記カバー部材を見込み方向に移動させることによって係合可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記摺動面は、前記被係合片よりも前記枠体の内周側となる部分に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記カバー部材には、前記連結形材を挟んで両側となる部分にそれぞれ前記係合片が設けられているとともに、前記2つの枠体の形材にそれぞれ前記ブラケットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項5】
前記形材には、室内側に突出した後、見付け方向に沿って延在した連結片が設けられ、
前記連結形材には、前記連結片に重ね合わされた状態で相互間が連結される取付片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項6】
前記連結片は、前記被係合片よりも室内側に突出した位置において見付け方向に延在していることを特徴とする請求項5に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関するもので、詳細には2つの枠体の間が方立等の連結形材によって連結され、かつ連結形材の室内側に突出する突出部がカバー部材によって覆われた建具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
この種の建具では、方立の突出部を取り囲むようにカバー部材を設けるようにしたものがある。カバー部材としては、木材や樹脂によって成形されたものが適用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-2096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のカバー部材は、室内に突出するものであるため、左右に沿った寸法をできるだけ小さくすることが好ましい。しかしながら、カバー部材と方立の突出部との間には、カバー部材を方立に取り付けるための取付部材が介在された状態にある。従って、カバー部材の外形寸法を小さくした場合には、カバー部材の板厚を十分に確保することが困難となり、取り扱いの強度を考慮すると必ずしも好ましいとはいえない。特に、高い耐風圧を確保した建具では、突出部が中空状に構成されている場合があり、上述した問題が一層顕著となる。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、カバー部材の外形寸法を抑えた上で取り扱いの強度を確保することのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、並設された2つの枠体の間に室内側に突出する突出部を有した連結形材が配設され、前記2つの枠体はそれぞれの形材が前記連結形材に連結されており、前記突出部及び前記形材との連結部分の周囲にカバー部材が設けられる建具であって、前記形材は、室内に向けて見込み方向に延在する第一取付面を有し、前記カバー部材には、前記形材に対向する部分に係合片が設けられ、前記形材の前記第一取付面には、前記カバー部材の係合片に対応する部分に被係合片を有したブラケットが取り付けられ、前記カバー部材は、前記係合片を前記被係合片に係合させることによって前記形材に支持されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、カバー部材に設けた係合片を形材に設けたブラケットの被係合片に係合させることによってカバー部材を形材に支持しているため、連結形材の突出部とカバー部材との間に取付部材を設ける必要がない。これにより、突出部とカバー部材の間の隙間を小さく設定することができ、カバー部材の肉厚を確保した状態で外形寸法を抑えることが可能となる。しかも、見込み方向に延在する第1取付面にブラケットを取り付けるようにしているため、室外の水が進入する事態を招来する懸念がない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態である建具を室内側から見た姿図である。
図1に示した建具の要部横断面図である。
図1に示した建具においてカバー部材を取り付ける以前の状態を示す要部横断面図である。
図1に示した建具の要部分解横断面図である。
本発明の建具の変形例1を示す要部横断面図である。
本発明の建具の変形例2を示す要部横断面図である。
本発明の建具の変形例3を示す要部横断面図である。
本発明の建具の変形例4を示す要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、下枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。形材等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
【0010】
図1、図2は、本発明の実施の形態である建具を示したものである。ここで例示する建具は、方立(連結形材)10を介して2つの枠体20を左右に並設した状態で相互に連結した連窓と称されるものである。枠体20は、互いに同一の構成を有したもので、それぞれ左右の縦枠(形材)21、上枠22、下枠23を四周組みすることによって構成してある。個々の枠体20は、内部に四角形状を成すガラス等のパネル24が支持することによりFIX窓を構成するもので、一方の縦枠21が方立10を介して互いに連結してある。以下、縦枠21及び方立10の構成について詳細に説明を行う。なお、以下の説明においては便宜上、建具を躯体に取り付けた状態の姿勢で縦枠21及び方立10等の構成要素についてそれぞれの方向を特定することとする。また、見込み方向については、個々の枠体20において外周側及び内周側を規定することとする。
(【0011】以降は省略されています)

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