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公開番号2024069833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180065
出願日2022-11-10
発明の名称シート状部材の巻取装置
出願人芦森工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 9/174 20060101AFI20240515BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】シート状部材の巻取装置において、コイルバネの端部を簡易に組付けられるようにすることを目的とする。
【解決手段】シート状部材の巻取装置は、第1回転支持部材43と、スライド部材60と、コイルバネ50とを備える。コイルバネ50は、フック54を有する。コイルバネ50の端部が取付けられる第1回転支持部材43及びスライド部材60の少なくとも一方は、溝71が形成されたフック支持部70を有する。溝71は、フック54をコイルバネ50の軸方向に沿って挿入可能な端部開口77が設けられた挿入部76と、フック54を保持する保持部78とを有する。挿入部76と保持部78とは、コイルバネ50の軸方向に沿って互いに離れた位置であってコイル部51の周方向に沿って互いに離れた位置に設けられており、溝71のうち挿入部76と保持部78との間の部分は、フック54が端部開口77から保持部78までスライド可能に連続している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シート状部材と、
前記シート状部材の一端が取付けられた中空状の巻取シャフトと、
前記巻取シャフトの一端を相対回転可能に支持する第1支持部を有する第1回転支持部材と、前記巻取シャフトの他端を相対回転可能に支持する第2支持部を有する第2回転支持部材とを含み、前記シート状部材を収納可能なケースと、
前記巻取シャフトの内部に配置され、前記巻取シャフトと相対回転不能かつ前記巻取シャフトの長手方向に沿ってスライド可能に係合するスライド部材と、
前記巻取シャフトの内部に配置され、前記長手方向に沿って伸縮可能なコイル部と、前記コイル部の一端部に連続し、前記第1支持部に取付けられている第1取付部と、前記コイル部の他端部に連続し、前記スライド部材に形成された支持部に取付けられている第2取付部とを含み、前記巻取シャフトを前記シート状部材の巻取方向へ付勢しているコイルバネと、
を備え、
前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくとも一方は、前記コイル部の軸方向に沿って観察されたときに、前記コイル部よりも内側を前記軸方向と交差する方向に延びるフックを有し、
前記第1支持部及び前記支持部の少なくとも一方は、前記フックを保持する溝が形成されたフック支持部を有し、
前記溝は、前記フックを前記軸方向に沿って挿入可能な挿入部と、前記フックを保持する保持部とを有し、
前記挿入部と前記保持部とは、前記軸方向に沿って互いに離れた位置であって前記コイル部の周方向に沿って互いに離れた位置に設けられており、
前記溝のうち前記挿入部と前記保持部との間の部分は、前記フックが前記挿入部から前記保持部までスライド可能に連続している、シート状部材の巻取装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記コイル部には、前記巻取シャフトを前記シート状部材の巻取方向へ付勢するために前記周方向に沿う復元力が生じており、
前記フックは、前記復元力によって、前記周方向において前記挿入部から前記保持部に向けて付勢されている、シート状部材の巻取装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記保持部は、前記フックと前記周方向に係合して前記フックの保持状態を維持する係合突起を有する、シート状部材の巻取装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記溝は、前記挿入部から前記軸方向に平行に延びる第1溝と、前記第1溝のうち前記挿入部とは反対側の端部から前記保持部まで前記周方向に沿って延びる第2溝とを含む、シート状部材の巻取装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のシート状部材の巻取装置であって、
前記フックは前記コイル部の端部に連続し、
前記フック支持部のうち前記保持部よりも前記挿入部側の部分は前記コイル部の内部に位置する、シート状部材の巻取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、シート状部材の巻取装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シートを巻き取る方向に巻取り軸をコイルスプリングによって回転付勢する車両用シート巻取り装置を開示している。係る車両用シート巻取り装置のコイルスプリングにおいて、コイル部よりも端部の脚部は、コイル部からコイルスプリングの長手方向外側に延び、さらに、コイル部の中心に向けて折り返されて、その先端はコイル部の中心軸あたりにまで延びた形状に形成されている。コイル部に対して両側の脚部は、コイルスプリングの長手方向に沿って延びるように固定軸及び支持部材にそれぞれ設けられたスプリング保持部に組付けられる。この際、固定軸又は支持部材の長手方向に対して垂直な向きに形成されている連結孔に脚部を差し込んで取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-083891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両用シート巻取り装置において、固定軸や支持部材の連結孔はスプリング保持部の長手方向に対して垂直な向きに形成されているため、脚部をスプリング保持部の連結孔に差し込む際は、脚部の先端をスプリング保持部の外周より外側に撓ませなければならないため、組付けが困難である。
【0005】
そこで、本開示は、シート状部材の巻取装置において、コイルバネの端部を簡易に組付けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、シート状部材の巻取装置は、シート状部材と、前記シート状部材の一端が取付けられた中空状の巻取シャフトと、前記巻取シャフトの一端を相対回転可能に支持する第1支持部を有する第1回転支持部材と、前記巻取シャフトの他端を相対回転可能に支持する第2支持部を有する第2回転支持部材とを含み、前記シート状部材を収納可能なケースと、前記巻取シャフトの内部に配置され、前記巻取シャフトと相対回転不能かつ前記巻取シャフトの長手方向に沿ってスライド可能に係合するスライド部材と、前記巻取シャフトの内部に配置され、前記長手方向に沿って伸縮可能なコイル部と、前記コイル部の一端部に連続し、前記第1支持部に取付けられている第1取付部と、前記コイル部の他端部に連続し、前記スライド部材に形成された支持部に取付けられている第2取付部とを含み、前記巻取シャフトを前記シート状部材の巻取方向へ付勢しているコイルバネと、を備え、前記第1取付部及び前記第2取付部の少なくとも一方は、前記コイル部の軸方向に沿って観察されたときに、前記コイル部よりも内側を前記軸方向と交差する方向に延びるフックを有し、前記第1支持部及び前記支持部の少なくとも一方は、前記フックを保持する溝が形成されたフック支持部を有し、前記溝は、前記フックを前記軸方向に沿って挿入可能な挿入部と、前記フックを保持する保持部とを有し、前記挿入部と前記保持部とは、前記軸方向に沿って互いに離れた位置であって前記コイル部の周方向に沿って互いに離れた位置に設けられており、前記溝のうち前記挿入部と前記保持部との間の部分は、前記フックが前記挿入部から前記保持部までスライド可能に連続している、シート状部材の巻取装置である。
【発明の効果】
【0007】
このシート状部材の巻取装置によると、コイルバネの端部を簡易に組付けられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るシート状部材の巻取装置を示す図である。
トノカバー装置を示す斜視図である。
トノカバー装置を示す斜視図である。
トノカバー装置を示す分解斜視図である。
図3のV-V線断面図である。
第1回転支持部材、スライド部材及びコイルバネを示す分解平面図である。
フックがフック支持部に組付けられる様子を示す説明図である。
フックがフック支持部に組付けられる様子を示す説明図である。
フックがフック支持部に組付けられる様子を示す説明図である。
フックがフック支持部に組付けられる様子を示す説明図である。
フック支持部の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係るシート状部材の巻取装置について説明する。巻取装置は、車両におけるシート状部材を巻取る装置である。
【0010】
<適用例>
巻取装置の適用例について説明する。図1は巻取装置が車両10に適用された状態を示す説明図である。本実施形態では、巻取装置が、トノカバー装置20である例が説明される。トノカバー装置20は、後方に荷室11が設けられた車両10に設けられる。荷室11は、シート(seat)16の背もたれ部分17の後方に広がっている。シート16は、例えば、前から2列目又は3列目のリアシートである。荷室11は、フロア12上における背もたれ部分17の後方で、両側壁13間に位置する。側壁13には、ウインドウ13wが設けられる。荷室11の上方にはルーフ14が設けられている。荷室11の後方は開口しており、当該開口はバックドア15によって開閉される。
(【0011】以降は省略されています)

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