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公開番号2024061119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168848
出願日2022-10-21
発明の名称換気装置
出願人株式会社佐原
代理人弁理士法人湧泉特許事務所
主分類E06B 7/084 20060101AFI20240425BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 1つのダンパーを有し、風圧により閉じる機能と手動操作により強制的に閉じる機能を備えた換気装置を提供する。
【解決手段】
サッシ窓5に組み込まれる換気装置1は、換気通路14を有する細長い装置本体10と、換気通路14の長手方向両端の開口を塞ぐ一対の端部キャップ20と、端部キャップ20に回転可能に支持されて換気通路14を開閉するダンパー30と、ダンパー30を開き位置に向けて付勢する付勢部材55と、を備えている。ダンパー30は、室外からの風圧を受けて閉じられる。操作部材70は室外方向に突出する作用部76を有している。操作部材70が第1操作位置にある時には、作用部76がダンパー30の開閉動作を妨げない上方位置にある。操作部材70が第1操作位置から第2操作位置へと操作されると、作用部76がダンパー30の室内側の部分30bを下方に押して、ダンパー30を付勢部材55に抗して強制的に閉じ位置にする。
【選択図】 図3A
特許請求の範囲【請求項1】
サッシ窓に組み込まれる換気装置であって、
換気通路を有する細長い装置本体と、
前記換気通路の長手方向両端の開口を塞ぐ一対の端部キャップと、
前記換気通路内に配置されて前記装置本体の長手方向に延び、前記装置本体または前記端部キャップに開き位置と閉じ位置との間で回転可能に支持されたダンパーと、
前記ダンパーを開き位置に向けて付勢する付勢部材と、
を備え、前記ダンパーが、室外からの風圧を受けることにより前記付勢部材に抗して閉じ位置に向かって回転するように配置され、
さらに、前記装置本体に第1操作位置と第2操作位置との間で操作可能に設けられた操作部材を備え、前記操作部材は室外方向に突出する作用部を有し、前記作用部は、前記操作部材の操作に伴い、前記装置本体の長手方向および室内外方向と交差する方向に移動するようになっており、
前記操作部材が前記第1操作位置にある時には、前記作用部が前記ダンパーの開閉動作を妨げない位置にあり、前記操作部材が前記第1操作位置から前記第2操作位置へと操作されると、前記作用部が前記ダンパーに直接作用して前記ダンパーに前記付勢部材に抗する回転トルクを付与し、これにより前記ダンパーを強制的に閉じ位置にすることを特徴とする換気装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ダンパーは、その幅方向中間部を回転軸線として前記一対の端部キャップに回転可能に支持され、前記回転軸線より室外側に位置する第1部分と室内側に位置する第2部分とを有しており、
前記操作部材の作用部は、前記第2部分に作用して前記ダンパーを強制的に閉じるようになっており、前記ダンパーの閉じ位置では、前記第1部分と前記第2部分が、前記装置本体に前記換気通路を挟んで配置された一対のダンパー受部にそれぞれ当たることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
【請求項3】
前記ダンパーの長手方向両端には、前記ダンパーの一部として提供される一対のダンパーホルダが取り付けられ、前記ダンパーホルダが前記端部キャップに回転可能に支持され、前記ダンパーホルダと前記端部キャップとの間には、前記付勢部材としてのトーションバネが配置され、前記トーションバネが前記ダンパーホルダを付勢しひいては前記ダンパーを付勢することを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
【請求項4】
前記一対のダンパーホルダの一方には、前記回転軸線より室内側に位置し前記ダンパーの前記第2部分の一部として提供される操作受部を有し、強制閉じ操作の際に前記操作部材の前記作用部が前記操作受部に当たることを特徴とする請求項3に記載の換気装置。
【請求項5】
前記装置本体が水平に延び、前記装置本体と前記端部キャップが、サッシ窓から室外に突出した室外突出部を有し、
前記換気通路が前記装置本体の前記室外突出部まで延びており、前記装置本体の前記室外突出部は、前記換気通路の下方に配置され下端が開放された室外側空間部を有し、前記換気通路と前記室外側空間部との間に多数の換気口が形成された水平壁が配置され、
前記ダンパーは、前記室外側空間部からの風圧を受けた時に、前記第1部分が上方に第2部分が下方に向かうように回動して閉じ位置になり、強制閉じ操作時には、前記作用部が下方に移動することを特徴とする請求項2~4のいずれかに記載の換気装置。
【請求項6】
前記操作部材が室内外方向に延びる他の回転軸線を中心に回転可能に支持され、前記作用部が前記他の回転軸線から離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の換気装置。
【請求項7】
前記操作部材が直線的にスライドすることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の換気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サッシ窓に組み込まれ、風が強い時に換気通路を閉じ、手動操作によっても強制的に閉じることができる換気装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された換気装置は、換気口が形成された仕切壁を有する細長い装置本体と、仕切壁の室内側において装置本体にスライド可能に支持され換気口を開閉する第1作動板と、この第1作動板を手動で開閉操作する手動操作機構とを備えている。さらにこの換気装置は、仕切壁の室外側において装置本体に回動可能に支持されたダンパーとしての第2作動板と、この第2作動板を仕切壁から離れた開き位置に保持するスプリングとを備えている。手動操作機構により第1作動板を開き状態にして留守にしている時に、風雨が激しくなった場合には、第2作動板が風圧により押されスプリングの力に抗して仕切壁に接し換気口を塞ぐので、風雨が室内に進入するのを防ぐことができる。
【0003】
特許文献2の換気装置は、細長い装置本体に回動可能に支持されたダンパーとしての作動板は、スプリングの力により装置本体のカムに当たって、開き状態となっており、風圧を受けた時に閉じるようになっている。さらにこの換気装置は、手動操作機構を備えており、作動板を装置本体の長手方向にスライドさせることにより、作動板をカムの作用によって強制的に閉じるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2015/198416号公報
特開2021ー36121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の換気装置では、作動板を風圧により閉じる機能と手動操作により作動板を強制的に閉じる機能を備えているが、2つの作動板を必要とする。
特許文献2の換気装置は、単一の作動板を用いて、風圧により閉じる機能と手動操作により強制的に閉じる機能を発揮することができるが、カム部材を装置本体に設置すること、作動板のスライドを許容しながらバネの力を作動板に作用させる必要があること等のため、構成が複雑でコスト高となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、サッシ窓に組み込まれる換気装置であって、換気通路を有する細長い装置本体と、前記換気通路の長手方向両端の開口を塞ぐ一対の端部キャップと、前記換気通路内に配置されて前記装置本体の長手方向に延び、前記装置本体または前記端部キャップに開き位置と閉じ位置との間で回転可能に支持されたダンパーと、前記ダンパーを開き位置に向けて付勢する付勢部材と、を備え、前記ダンパーが、室外からの風圧を受けることにより前記付勢部材に抗して閉じ位置に向かって回転するように配置され、さらに、前記装置本体に第1操作位置と第2操作位置との間で操作可能に設けられた操作部材を備え、前記操作部材は室外方向に突出する作用部を有し、前記作用部は、前記操作部材の操作に伴い、前記装置本体の長手方向および室内外方向と交差する方向に移動するようになっており、前記操作部材が前記第1操作位置にある時には、前記作用部が前記ダンパーの開閉動作を妨げない位置にあり、前記操作部材が前記第1操作位置から前記第2操作位置へと操作されると、前記作用部が前記ダンパーに直接作用して前記ダンパーに前記付勢部材に抗する回転トルクを付与し、これにより前記ダンパーを強制的に閉じ位置にすることを特徴とする。
【0007】
上述の構成によれば、操作部材が第1操作位置にある時にはダンパーは風圧に応じて開閉可能であり、操作部材を第1操作位置から第2操作位置へと操作した時には、操作部材の作用部が直接ダンパーに作用してダンパーを強制的に閉じる構成であるので、単一のダンパーを有する簡単な構造でありながら、強風時に閉じる機能と手動操作により強制的に閉じる機能とを備えることができる。
【0008】
好ましくは、前記ダンパーは、その幅方向中間部を回転軸線として前記一対の端部キャップに回転可能に支持され、前記回転軸線より室外側に位置する第1部分と室内側に位置する第2部分とを有しており、前記操作部材の作用部は、前記第2部分に作用して前記ダンパーを強制的に閉じるようになっており、前記ダンパーの閉じ位置では、前記第1部分と前記第2部分が、前記装置本体に前記換気通路を挟んで配置された一対のダンパー受部にそれぞれ当たる。
この構成によれば、ダンパーの室内側の第2部分に操作部材の作用部が作用するので、円滑な強制閉じ動作を行うことができる。
【0009】
好ましくは、前記ダンパーの長手方向両端には、前記ダンパーの一部として提供される一対のダンパーホルダが取り付けられ、前記ダンパーホルダが前記端部キャップに回転可能に支持され、前記ダンパーホルダと前記端部キャップとの間には、前記付勢部材としてのトーションバネが配置され、前記トーションバネが前記ダンパーホルダを付勢しひいては前記ダンパーを付勢する。
この構成によれば、付勢部材としてのトーションバネをダンパーホルダと端部キャップとの間に隠すことができる。
【0010】
好ましくは、前記一対のダンパーホルダの一方には、前記回転軸線より室内側に位置し前記ダンパーの前記第2部分の一部として提供される操作受部を有し、強制閉じ操作の際に前記操作部材の前記作用部が前記操作受部に当たる。
この構成によれば、ダンパーの断面形状とは関係なく、操作部材の作用部が当たる部位を最適形状にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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