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公開番号2024061120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168849
出願日2022-10-21
発明の名称換気装置
出願人株式会社佐原
代理人弁理士法人湧泉特許事務所
主分類E06B 7/084 20060101AFI20240425BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 サッシ窓の劣化を招くことなく換気通路の底部に溜まった水を室外に排出することができる換気装置を提供する。
【解決手段】
サッシ窓5に組み込まれる換気装置1は、換気通路14を有する細長い装置本体10と、換気通路14の長手方向両端の開口を塞ぐ一対の端部キャップ20と、端部キャップ20に回転可能に支持されて換気通路14を開閉する開閉部材30と、を備えている。端部キャップ20には排水経路80が形成されている。排水経路80は、閉塞壁21に形成され換気通路14の室内側の底部に連なる排水口81と、排水口81より室外側かつ下位に配置され室外に臨む出口部80aと、排水口81から室外方向に延び、排水口81からの水を出口部80aに送る排水路83と、を備えている。出口部80aは貯水槽82と開口87と排水弁88を有する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
換気通路を有する細長い装置本体と、閉塞壁を有しこの閉塞壁が前記装置本体の長手方向両端に当たることにより前記換気通路の長手方向両端の開口を塞ぐ一対の端部キャップと、前記換気通路内に配置されて前記装置本体の長手方向に延び、前記換気通路を開閉する開閉部材と、を備え、サッシ窓に水平に組み込まれる換気装置において、
前記一対の端部キャップの少なくとも一方に、前記換気通路の室内側の底部に溜まった水を室外へ排出する排水経路が形成され、前記排水経路は、
前記閉塞壁に形成され、前記換気通路の室内側の底部に連なる排水口と、
前記閉塞壁より前記装置本体の長手方向外側に配置されるとともに、前記排水口より室外側かつ下位に配置され、室外に臨む出口部と、
前記閉塞壁より前記装置本体の長手方向外側に配置され、前記排水口から室外方向に延び、前記排水口からの水を前記出口部に送る排水路と、
を備えたことを特徴とする換気装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記端部キャップが、サッシ窓の縦框に入り込む第1部位と、縦框から突出して室内外に露出した第2部位とを有し、前記第2部位に前記排水路と前記出口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
【請求項3】
前記出口部は、貯水槽と、前記貯水槽に連なり室外に臨む開口と、前記開口に開閉可能に配置され前記貯水槽から室外への流れを許容し逆方向の流れを禁じる排水弁と、を有することを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
【請求項4】
前記端部キャップが窓サッシの縦框より室外方向に突出した室外突出部を有し、この室外突出部に前記貯水槽と前記開口が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の換気装置。
【請求項5】
前記装置本体が前記端部キャップの前記室外突出部に対応する室外突出部を有し、前記換気通路が前記装置本体の前記室外突出部まで延びており、
前記装置本体の前記室外突出部は、前記換気通路の下方に配置され下端が開放された室外側空間部を有し、前記換気通路と前記室外側空間部との間に多数の換気口が形成された水平壁が配置され、
前記端部キャップの前記閉塞壁には、前記換気装置の前記室外側空間部に臨む部位に、前記開口が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の換気装置。
【請求項6】
前記端部キャップは、前記閉塞壁から前記装置本体の長手方向外側に突出する周囲壁および隔壁を有し、これら周囲壁と隔壁により区分けされた複数の小空間のうちの1つをカバーで塞ぐことにより、前記排水路と前記貯水槽が構成されることを特徴とする請求項3に記載の換気装置。
【請求項7】
前記端部キャップには、室外側の風圧の一部を前記貯水槽に導入する圧力導入経路が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の換気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、窓サッシに組み込まれる換気装置に関し、特に排水構造の改良に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
窓サッシに組み込まれる換気装置は、一般的に換気通路を有する細長い装置本体と、装置本体の長手方向両端に固定されて換気通路の長手方向両端を塞ぐ閉塞壁を有する端部キャップと、換気通路内に配置されて換気通路を開閉する開閉部材とを備えている。
【0003】
換気通路の底部には雨水の侵入や結露により水が溜まることがあり、この水を室外に排水する必要がある。
特許文献1には、端部キャップには、換気通路の底部に連なる排水口が形成されており、この排水口からサッシ窓の内部を経て室外に排出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10ー115156号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の換気装置では、排水口から出た水がサッシ窓の内部を通るため、サッシ窓の劣化を招く可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、換気通路を有する細長い装置本体と、閉塞壁を有しこの閉塞壁が前記装置本体の長手方向両端に当たることにより前記換気通路の長手方向両端の開口を塞ぐ一対の端部キャップと、前記換気通路内に配置されて前記装置本体の長手方向に延び、前記換気通路を開閉する開閉部材と、を備え、サッシ窓に水平に組み込まれる換気装置において、前記一対の端部キャップの少なくとも一方に、前記換気通路の室内側の底部に溜まった水を室外へ排出する排水経路が形成され、前記排水経路は、前記閉塞壁に形成され、前記換気通路の室内側の底部に連なる排水口と、前記閉塞壁より前記装置本体の長手方向外側に配置されるとともに、前記排水口より室外側かつ下位に配置され、室外に臨む出口部と、前記閉塞壁より前記装置本体の長手方向外側に配置され、前記排水口から室外方向に延び、前記排水口からの水を前記出口部に送る排水路と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、換気通路の底部に溜まった水を、端部キャップの排水口、排水路、出口部を通って室外に排出することができるため、排水がサッシ窓の内部を通るのを回避することができる。
【0007】
好ましくは、前記端部キャップが、サッシ窓の縦框に入り込む第1部位と、縦框から突出して室内外に露出した第2部位とを有し、前記第2部位に前記排水路と前記出口部が形成されている。
この構成によれば、排水路と出口部を、設計上の困難や製造上の困難を伴うことなく形成することができる。
【0008】
好ましくは、前記出口部は、貯水槽と、前記貯水槽に連なり室外に臨む開口と、前記開口に開閉可能に配置され前記貯水槽から室外への流れを許容し逆方向の流れを禁じる排水弁と、を有する。
この構成によれば、風雨が排水経路を通って室内に入り込むのを、逆止弁機能を有する排水弁により防止することができる。特に、激しい風雨が続く状況では、雨滴混じりの気流が排水弁と開口の隙間から侵入するのを、貯水槽に溜まった水により防ぎ、排水経路を逆流して室内に吹き出すのを防止することができる。
【0009】
好ましくは、前記端部キャップが窓サッシの縦框より室外方向に突出した室外突出部を有し、この室外突出部に前記貯水槽と前記開口が形成されている。
この構成によれば、貯水槽を容易に形成することができる。
【0010】
好ましくは、前記装置本体が前記端部キャップの前記室外突出部に対応する室外突出部を有し、前記換気通路が前記装置本体の前記室外突出部まで延びており、前記装置本体の前記室外突出部は、前記換気通路の下方に配置され下端が開放された室外側空間部を有し、前記換気通路と前記室外側空間部との間に多数の換気口が形成された水平壁が配置され、前記端部キャップの前記閉塞壁には、前記換気装置の前記室外側空間部に臨む部位に、前記開口が形成されている。
この構成によれば、排水弁を室外側空間部内に配置することができ、排水弁の損傷の可能性を減じることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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