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公開番号2024071448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2024043518,2021541121
出願日2024-03-19,2019-09-06
発明の名称偏光子及びその製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240517BHJP(光学)
要約【課題】別途の追加工程なしに、偏光子それ自体のみでブルーライト波長帯の透過率を抑制することによってブルーライトの影響を減少させることができる偏光子及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、直交色相b値が1.200以上であり、波長450nmにおける吸光度(A450)と波長700nmにおける吸光度(A700)との比(A450/A700)が2.5以上であり、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムにヨウ素を吸着配向させたものであることを特徴とすることにより、ブルーライト(青色光源)波長帯(約430nm~480nm)の透過率を減少させることによって、ユーザへのブルーライトの影響が低減されるようにした偏光子、偏光板及び画像表示装置に関するものであり、また、本発明は、前記偏光子の製造方法に対するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直交色相b値が1.200以上であり、
波長450nmにおける吸光度(A
450
)と波長700nmにおける吸光度(A
700
)との比(A
450
/A
700
)が2.5以上であり、
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムにヨウ素を吸着配向させたものであることを特徴とする偏光子。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記偏光子は、波長450nmにおける視感度補正単体透過率(Ty)が41%以上であり、視感度補正偏光度(Py)が99.945%以上であることを特徴とする請求項1に記載の偏光子。
【請求項3】
前記偏光子は、直交色相b値が1.200~8であることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光子。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の偏光子を含むことを特徴とする偏光板。
【請求項5】
請求項4に記載の偏光板を含むことを特徴とする画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[1] 本出願は、2019年01月23日付の韓国特許出願第10-2019-0008906号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は、本明細書の一部として含まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
[2] 本発明は、偏光子及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
[3] ブルーライト(Blue light)は、可視光線の中で380nm~500nmの青色光を意味するものであり、波長が短く、高いエネルギーを有するという特徴がある。
【0004】
[4] このようなブルーライトは、本来、太陽光から出ており、太陽が最も高く昇る真昼に最も多く放出され、日が暮れると完全になくなり、昼間には注意力や反応時間、感情に肯定的な役割をするが、夜には生体リズムを破壊する健康の敵として知られている。
【0005】
[5] このようなブルーライトは、最近急速に広がっているスマートフォンやタブレット、コンピュータモニタ等のような電子機器の液晶画面を通じても発せられており、特に暗い夜にも電子機器を使用するユーザが増えている傾向にある点に鑑みると、暗い夜にもブルーライトにさらされざるを得ないのが実情である。
【0006】
[6] このようにユーザにそのままさらされるブルーライトにより、眼球乾燥症や目の疲労感、視力低下はもちろん、網膜の機能低下等と人体に悪影響を及ぼし、また、人体の生体リズムを攪乱してメラトニンホルモンの攪乱による睡眠障害を引き起こすことでも、人体に悪影響を与えるという問題点がある。
【0007】
[7] したがって、このようなブルーライトの影響を最小化する技術の開発が必要であるのが実情である。
【0008】
[8] これに関し、韓国登録特許第10-1395498号には、電子機器の液晶画面に付着して電子機器の液晶画面を保護し、裏面に接合層が備えられるガラス層と;前記ガラス層の表面に接着されるように、第1接着層が前記ガラス層の表面と対応する位置に備えられ、前記ガラス層の表面に接着されて、接着されたガラス層の表面から剥離されるように設けられた第1離型層と;前記ガラス層の裏面に備えられる接合層に接合され、電子機器の液晶画面から発せられるブルーライトを遮断するブルーライト遮断層と;前記ブルーライト遮断層の裏面に接着されるように、第2接着層が前記ブルーライト遮断層の裏面と対応する位置に備えられ、前記ブルーライト遮断層の裏面に接着されて、接着されたブルーライト遮断層の裏面から剥離されるように設けられた第2離型層とが含まれることで、ブルーライトによる有害性を防止することができる技術が開示されているが、これは別途ブルーライト遮断層が積層される構造で、それに伴う追加工程が必要となり、工程時間が増え、生産性が低下するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
韓国登録特許第10-1395498号(2014.05.14.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
[12] 本発明は、このような問題を解決するためのものであり、別途の追加工程なしに、偏光子それ自体のみでブルーライト波長帯の透過率を抑制することによってブルーライトの影響を減少させることができる偏光子及びその製造方法を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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